【5分で事業解説③】日本のブランド価値を高めるためにマークアイがしていること

こんにちは。株式会社マークアイの此川(このかわ)です。

株式会社マークアイ(以下、当社)は「ブランドを創る、守る、育てる」をモットーに、商標に関して多様なサービスを提供しています。

皆さんにマークアイについて知っていただくため、３回に分けて、当社が事業の核としている「商標」とは何か、実は身近にあふれているということ、日本企業の商標やブランドを支える当社のサービスや強みについて、お話しします。

今回は、「ブランド価値を高めるためにマークアイがしていること」と銘打って、当社が行っている商標登録後のサポート業務についてご紹介します。

■前回までのおさらい

前回は商標の事前調査と出願～登録の流れを説明しました。

●ポイント
・事前調査：登録したい商標(ロゴやマーク)が、既に登録されているか確認するとともに、類似している商標の確認や対象国や地域にてブランド価値を損なう可能性がないかネガティブチェックを行う。
・出願～登録：自社のロゴ・マークなどを権利侵害などから守り、ブランド価値を高めるために商標登録を行う。国ごとに必要な書類など相違点もあるため、マークアイが現地代理人(弁護士・弁理士)の間に立ってサポートする。

商標登録後も、企業は下記のようなリスクを抱えており、当社がその対応をサポートしています。
今回は下記のようなリスクにどう対応しているのか、また、商標登録後にマークアイが行っているサポートをご紹介します。

●商標登録後にも、潜んでいるリスク

・商標権の期限をうっかり切らしててしまう
→模倣品が作られてしまうことでブランド価値が低下

・模倣品が出回り、その対策が遅れることで状況がさらに悪化する
→偽ブランドはすぐに発見し対策しないと、ブランド価値の低下を招く

■商標登録後に、マークアイがサポートしていること

①商標権の更新

同じ知的財産権である特許権は、日本においては期限が20年と決まっていますが、商標権については10年ごとに権利の更新手続きをすることで、半永久的に権利を持つことができます。

更新手続きを忘れてしまうと権利が消滅してしまいます。皆さんの生活にどんな影響があるかというと、ブランドのロゴを誰でも使用することができるようになりますので、作られる製品の品質がバラバラになったり、それに伴いブランド価値が低くなることで高価なものが安価になったりするため、企業だけでなく、私たち消費者目線でもデメリットが大きいです。

当社は、ブランド戦略に大切な商標の更新や、その期限管理を担うことで、日本企業を縁の下で支えています。

流れとしては、「期限管理→手続き→更新」となります。数万にも及ぶ登録商標を有している企業もありますので、各企業が自社だけで管理することは難しい場合もあります。手続きに際しても、国によって提出する書類が違ったり、国ごとに更新の期間が異なったりしています。そのため当社は、各商標・各企業に応じた更新サポートを行っています。

②登録情報の変更手続き

毎年、社名や住所変更を行う日本企業が存在します。上場企業(またその子会社)に限った話にはなりますが、2024年の1月1日～10月1日の間に68件の商号変更が行われています。その際に会社名(商号)や住所(本店)といった登録情報の変更手続きが必要になってきます。

こういった会社情報の変更(設定登録変更)が起きた際は、各国に登録されている商標の情報を変更します。こちらも登録商標の保有件数が多いほど、内製化をするとコスト増・担当者の負担増に繋がります。そのため当社が変更手続きのサポートも行っています。また、社名の変更に伴うロゴの変更を行う際は、当社がロゴ作成から携わることができます。

③権利侵害対応

世に出回る模倣品や侵害品、偽ブランド品に対して商標権の権利行使を行います。ブランド品と言っても高価な物だけではなく、「安くて丈夫な製品」、「安全で美味しい食品」、そのほかにも消費者に与えるイメージが個々の商品・サービスにあります。広くブランドイメージを守るために、当社のHPでは、下記のようなフローで一般的な対応を紹介しています。

模倣品の被害が拡大する中で、特に侵害品・模倣品の流通が多い地域（中近東、中南米、東南アジア、中国）では、案件の性質に応じて、現地代理人を使い分けて、最善のアクションポリシーの立案～実行をしています。

■まとめ

今回は権利登録した後にマークアイがどのようなサポートをしているか解説しました！

忘れてしまうと権利が消滅してしまう「商標の更新」、ブランドの維持に欠かせない「権利侵害対応」を中心にお伝えし、商標について様々な場面でマークアイが活躍しているということが伝わったのではないのかと思います。

更新・模倣品対策の業務も、現地代理人とのコミュニケーションは英語で行っています。どちらも日本のブランドを影で支える仕事になりますので、少しでも気になったらカジュアル面談をしてみませんか？

ご覧いただきありがとうございました！