本当に必要とされるサービスを創り出す楽しさ

「強みは弱みでもあり、弱みは強みでもある。」

「安定は不安定で、不安定は安定である。」

大企業ではなくスタートアップに入社を決めた、個人的な理由をお話しします。

私含めて、大企業で働いていた人間も当社には複数いますが、大企業なりの良さとして安定、仕組み、リソース、知名度、取引実績、社会的信用など、たくさんの良いところがありました。

それはそれで、とても強い部分だと思っているのですが、私はその大企業に在籍していた時、「だからこその難しさ」も感じていました。もっとこうしたい、と思っても立場や組織の壁があり、階層が多い分時間もかかり、私個人としては、自分の貢献が強く感じられない時もしばしばありました。もちろん、そんな中でも、なんとか走り回り、人を巻き込み、いろんな方の力を借りて、新規事業やプロジェクトをいくつか成功させたこともあるのですが、その度に、達成感と共に、もっと早くできたら、もっと多く経験できたら、失敗含めてもっと成長できたら、、、という思いも感じました。

MOYAIは、まだ、とても小さな会社です。社会的に見れば、知名度も低く、仕組みづくりもまだまだこれからです。ですが、冒頭に書いたこと、いわゆる「比較優位」のような考え方ですが、大企業にないものは、すなわちMOYAIの強みでもあります。

営業やマーケティングに関わったことのある方なら「市場やお客様の声を聞き、ご要望に応える製品・サービスを提供する」ことがいかに大切かご存知かと思います。ただ、本当に必要なものは、「課題ドリブン」では、遅いのです。言われてから作る、ではなく、「こういうものがあったら欲しい」ということを先回りしてアクションすることが必要です。

通販番組を見ていると、全然買う気がなかったのに、ふと、買ってみたくなったりしませんか？それが実際使ってみたユーザーの反響が大きいと、ヒット商品になり、当たり前になります。

多くの方が「こういうものが欲しい」と言われてから作るのではなくて、「こういうのがあったらどう思いますか？」と、聞く前に、もう作ってしまうのです。もちろん、無駄はできませんから、リサーチや研究はします。でも、本当に必要とされるサービスを創り出そうと思ったら、先に動かないといけません。

それができるのが、MOYAIです。早く、挑戦し、変化に対応し、不安定なことすら強みにして楽しんで成長できる良さがあります。これは、安定している中ではなかなかできないことです。

実際、MOYAIの製品やサービスは、電鉄はじめ一流企業に採用いただき、今までの常識を変え、市場を獲得しています。ただのホラ吹きでも理想論でもなく、本当にそれを実践しています。

成長は、経験なくしてはあり得ません。完璧なマニュアルを読めば乗ったこともないのに自転車を乗りこなせる、わけがないのです。そして、時間は有限です。

誰もやったことがないことを、早く、多く、楽しく、経験できる仲間を増やしていけたらと思っています。