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創業に賭けた思いとIPO

二人目の子供が産まれ、この子たちの未来を想像したとき「いまよりもっといい世界だったらいいな」と思った時から創業がスタートしました。

それまで経営していた会社ではできない何か、全く新しいことをやろう!身近なことから未来をもっと良く出来ることを実現してみよう。

最初に取り掛かったのは、自分自身の経験からでした。

通勤の満員電車に乗る時、痴漢冤罪を恐れて片手を吊革に、もう片方の手はスマホを握る体制。常に両手が自分の胸よりも高い位置にある姿勢で電車に乗っている事に気づきました。

そして何気なく周囲を見回すと、みんな同じ格好で電車に揺られています。少しの違和感も感じていない、不便さに慣れきってしまっているこの状態こそが一つの社会課題ではないか?と考えました。

その時ふと見上げた先に蛍光灯。

「これにカメラが付いてたら少し痴漢や冤罪を減らせれるのかな??」とぼんやり考えた時から私の頭の中で新しいプロダクト、新しい事業の開発が始まりました。

まず特許を調べ始めました。

いくつか似た特許はあったものの、蛍光灯+防犯カメラ(MOYAIの場合はIoTセンシングデバイス)+通信+スマホで製品化された特許が存在しなかったため、弁理士に相談して特許申請をすることになりました。

それから1年半が経過し・・・無事特許化に成功しました!

当時は特許にはなったものの、ビジネスとして成り立つのか?製品開発のノウハウも資金もない状態でした。

そんな中、通信キャリアに勤める友人の助けを借りて、ある鉄道事業会社を訪れる機会を得ました。

その鉄道事業会社では、東京オリンピック開催までに全車両に防犯カメラを導入する!と決定したものの、通常の工事だと実際には膨大な時間と費用がかかり東京オリンピックには到底間に合わないという事が発覚した。というタイミングでした。

MOYAIの製品なら、工事の必要もなく全車両にカメラを設置する事が可能となるため、「本当にこんなものが作れるなら買うよ!」と言って頂けた事でビジネス面の課題をクリアする事ができました。

しかし、問題は製品開発でした・・・

当時、複数の大手電機メーカーに掛け合い、開発と製造を相談しましたがどこも門前払い。理由は「残念ながら灯具、カメラ、通信の要素技術は全て持ってるが、それぞれ別会社なので協力して新しいものを作る事ができない」でした。

そんな時、たまたま次女の保育園のパパ会で飲みながら開発難航の話をしたところ、パパの中の一人が、「ウチの会社で作れるかも!」と。偶然にも彼は某PCメーカーの執行役員でした。

その1年後、無事MOYAIを代表するプロダクト第1号が完成し、冒頭の鉄道会社様に納入する事が出来ました。

そして、窮地を救ってくれた友人はいまMOYAIのCOOとして一緒に日々奮闘してくれており、開発と製造を引き受けてくれたパパ友はMOYAIの株主として、更なる事業の発展と成長に期待を寄せてくれています。

鉄道車両に弊社プロダクトを納入した翌月。鉄道会社から一本の電話が入りました。

「ウチの電車だけ先月痴漢がゼロだったよ!」

これは、首都圏で電車の相互乗り入れを行なっている関係上、各社間で毎月車内トラブルの共有を行なっているとの事で、「導入翌月に痴漢がゼロになった事が嬉しくて連絡した」との事でした。

それを聞いた瞬間「こんなに喜んでもらえるなら、IPOの力を借りてもっと早くもっと多くMOYAIの取り組みを世界中に広めたい!」という思いに取り憑かれるようになりました。

そして、今まさにN-3期です。

多くの人に支えられ、期待されながら一気に上場まで駆け上っていく「仲間」を絶賛募集中です。

我こそは!と思う方は、ぜひ「MOYAI人」に参加してくださいww
お待ちしています!

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