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株式会社Antway HR部の森田です。
「 つくりおき.jp 」の生産現場ってどんな感じですか?
HR部では、面接でよく質問を受けることがあります。現在、採用強化中のロジスティクス部について、皆さんにご紹介したく、ロジスティクス部 部長の百中さんにお話しを聞いてきました!
百中さおりさん(所属:ロジスティクス部)
前職は旅行代理店の法人営業・事業推進。
2021年1月にAntway入社。
ロジスティクス部で、資材改善、キッチンのミッションバリュー策定、人事制度構築などを担当。長男小学4年生、次男小学1年生。
「 つくりおき.jp 」の生産現場
ー「 つくりおき.jp 」の生産現場や生産環境を、ひとことで表すとどのようなイメージでしょうか?
ひとことでいうと、「チャレンジングな環境」でしょうか。
理由は2つあります。1つ目は多品目、大量生産で、なおかつメニューが毎週変わること。しかも、それを冷凍ではなくチルドで配送していることです。
この仕組みは、まだ他社にはほとんどありません。毎週違うメニューを作るということは、毎週使用する食材も調理工程も異なり、自動化が非常に難しいというところがあります。チルドという点もポイントです。つまり、つくりおいて保管しておくということができないので、「その場でいかに効率的に作る」というのが大切になってきます。
2つ目は、なかなか標準化できない、という点です。「こう作る」というマニュアル・ルールがあれば、それをブラッシュアップしていけるのですが、毎週レシピが変わるため、標準化ができません。社員の方が、調理のサポートをするパートさんへ上手く伝えるのも難しい、という課題もあります。
ー時間通りに配送しなければいけないのも大変ではないでしょうか。
そうですね。常に時間との勝負です。
出荷時間が決まっているので、それまでに完成しなければなりません。基本的には、作ったものを当日中に配送しています。朝、調理したものを15時までに出荷し、当日の20時や21時にお届けすることもあります。
今まで取り組んできたこと・今後やるべきこと
ーそんなチャレンジングなAntwayロジスティクス部かと思いますが、これまでどんなことに注力し、今後どんなことをやっていきたいですか?
ここ1年は、とにかく「データに落とし込む」ということに注力してきたと思っています。11品目を出荷時間に間に合わせるうえで、今までは「これなら間に合いそう」という、ざっくりとした感覚で取り組んできました。
それを確実に間に合わせるために、データに落とし込んでいったんです。どこの数字を測れば間に合うのか、何を測ればキッチン負荷の大きさが分かるのかなど。
たとえば提供容器が2つだったところを1つにすれば、盛り付けの工程は少なくなります。(1パックに入り切るようなレシピに書き換えてもらうよう、他部門への依頼が発生しますのでその点も考慮し、やるべきかを判断します)ハンバーグを作るときに、チーズを入れこむ必要があるなら、成形のところに時間がかかりますが、チーズ入りではない通常のハンバーグとどのくらい違うのか、など。
このようなことを、すべて定性ではなく定量で置き換えていき、11品目の最適な組み合わせを計算しました。
ーこれから着手しなければならないことはありますか?
さらに生産性を上げて効率化するために、今のデータ化状況では不十分です。まだ測りきれていないところがあるので、どの数字を測るべきかを検討しなければなりません。
生産工程に限らず、顧客満足度や原価などさまざまな変数があります。お客さまにご満足いただけるためへの近道、最適解は何かを探しながら、オペレーションを構築していきたいと考えています。
ー具体的にどんな数字を取っていくのでしょうか?
調理工程上でかかる時間です。たとえば、冷却に20分かかるメニューもあれば、水分が多いメニューはなかなか冷めないため、1〜2時間冷まさないといけないものもあります。野菜のカットなども多いため、やはり固い野菜は、柔からく切りやすい形状のものよりも時間がかかります。メニューによって異なるためそこをしっかりと測ってデータ化していくという点です。
生産管理担当者にここをお願いしたい!
ー「生産管理担当者」の守備範囲はどの辺をイメージされていますか?
上記数値化に関することはもちろん、その方の得意分野にもよりますが、たとえば新しくキッチンを設立するときの設計など主要メンバーの一員となって推進していただきたいと思っています。
検討している物件は、現状稼働しているキッチンと坪数は同じでも形が違うことがあるので、どのようなレイアウトにしたら最適なオペレーションを実現できるかなどを私たちと一緒に設計してほしいと思っています。
もし機材周りが得意なら、今の機材をそのまま使い続けるのか、もしくは良い機材があるならそちらに交換すべきなのかなど。保守点検を容易にするには何をすればいいのかなど、本当に考えることはたくさんあります。先ほどお話しした効率化観点で、オペレーション管理だけではなく、機材の導入で改善できることがあれば積極的にご提案いただき、改善の推進をお願いしたいと思います。
ーお任せしたいことは、とても幅広い感じですね。
そうですね。もちろん、すべてをカバーしていただかなくても大丈夫です。ロジ部皆で進めていきますので、その中でも、過去のキャリアでのご経験があったり、得意分野があればぜひそこを重点的にお願いしたいと思っています。
ー過去入社された方ではどのような業務をお任せしたのでしょうか?
正直、結構大きなテーマをお任せすることが多かったです。
今まで入社された方の例で言うと、「ここのキッチンの製造食数を週に何食アップさせて欲しい」といった形でお任せしました。
そのために必要なことは全てやっていましたね。拠点メンバーとの交渉や、お料理を早く冷ますための方法を考えたり、縦の製造ラインを横の製造ラインに変えてみたり。
生産性を上げるために、そのような大きなテーマでどこかの拠点をお任せすることや、「機材投入を検討してください」「設計お願いします」という感じでテーマをお渡ししています。
生産管理という職種のやりがい
ー生産管理として働くうえで、どのようなやりがいがありますか?
生産が効率化することで、調理できる食数が増えます。つまり、Antwayの事業成長にも大きく影響するところなので、とてもやりがいがあると思います。
また、数値的な改善だけではなく、キッチンの皆さんにとっても働きやすい環境になります。調理の負荷がさがり、オペレーションが安定すると、皆さんから「やりやすくなった」などと感謝されることもあるので、その点もやりがいに感じると思います。
ロジスティクス部にはこんな人が集まっている
ーAntwayにいるメンバーは、どんな人が多いですか?また、ロジスティクス部にはどんな人が集まっていますか?
Antwayは食品を扱っていますが、実は食品業界出身の方は少なく、皆さんバックグラウンドは様々ですね。そんな中でも、ロジはわりと食品出身の方が多く、7人いるうち3人が食品関係の出身者です。品管、生産管理、生産技術の方です。それ以外の4人は食品ではない業界の出身です。配送、拠点運営、組織開発、SVなどを経験しているメンバーです。
また、皆さんが持っている価値観も多様だなと思っています。似ている人が多いというわけではなく、異なる価値観を持っているからこそ、お互いに刺激しあって、成長している感じがします。
一緒に働きたいのは改善策を出せる人
ー多様な方がいるロジスティクス部ですが、今後どんな方と一緒に働きたいですか?
環境が常に変わるので、こうだと決めつけて現場に入るのではなく、目の前にあるデータや状況を常に見て、改善策を出していただける方がいいなと思っています。
きれいにフローを作ったら、その通りにいくと思っている方が多いと思います。ただ、キッチンは約300人で動いているので、いくら「このフローに沿って動いたらうまくいくよ」と言っても、実際の現場では動けないことが多いですね。
現場に寄り添って「ここをこんなふうに変えたらやりやすくなる」と提案していただき、改善できる方、ぜひお待ちしています。
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