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料理コンテスト実施レポート✍️

先日の全社総会にて、GREENINGとしては初の試み、「U-40 料理コンテスト」を開催いたしました!
この日に向けて準備を進めてきた出場者はもちろん、熱い声援をおくるメンバーたちの姿を見て、店舗の枠を超えたこういったイベントによる文化づくりの重要性を改めて感じたとともに、会社としても、さらなる成長・飛躍を続けていける確信を持てた1日となりました。

目次

  1. 実施の目的
  2. テーマ
  3. 審査項目
  4. 出場者
  5. 出品料理
  6. 優勝者インタビュー
  7. 審査委員長 総評

実施の目的

料理コンテストを開催した目的としては、4つあります。

① 普段とは異なる環境、プレッシャーの中で料理をすることで経験値を上げる

いつもいるキッチンではない環境で料理をすると、塩の粒の大きさがいつもと違って塩のキメがずれたり、オーブンのクセがあって火入れの時間がずれたり、いつもと同じ調理道具がなく仕上げに時間がかかったり、プレッシャーと慣れてないキッチンでいつもの動きができなくなったりなど、普段慣れて気にしていないところを意識する必要が出てきます。これをたくさん経験すると、どんな場所でも誰に出しても美味しいものを作れるようになるための経験になればと考えました。

② 相手の要望、意図に沿った料理開発スキルの向上

こちらは、僕も含め会社で働いていると自分の好きな料理だけやることはほとんどありません。必ずブランドコンセプトに合わせた料理、会社からの要望、クライアントからの要望など相手の意図を汲み取り料理開発ができるスキルが求められます。
これを自分はイタリアンしかやらない、できないとなると自分の可能性を狭めることになるかなと思います。せっかくなら会社を使って様々なことにチャレンジしてスキルを高めてほしいし、相手の意図を汲み開発できるようになることは必須スキルです。それを経験してほしいと考え、具体的なテーマを設定して開発してもらいました。

③ 自分のスキルやポジションに対する他者からの評価を受け自己認識を促す

これは自分のスキルや作ったものが具体的にどう評価されるか、自分の実力や料理開発の考え方・深度など他のメンバーとも比べることで自分の力を認識することが大切と考えました。
お店に長くいると、その中ではできるようになったり、ポジションが上がったりすると思いますが、ポンと外に放り出された時に自分のスキルがどうなのか感じることで、自店舗に戻った時により意識が変わると思っています。

④ スピードや量などオペレーションを考えた料理開発スキルの向上

好きなだけ時間とお金と手間をかければ誰でも美味しいものは作れるかもしれません。
ただ、お店では自分以外の人も作れるもの、時間通りに出せるかどうか、100人分作ることもあるかもしれません。そんな状況でも美味しく出せることを考えての開発ができないと話にならないので、これも考えて欲しく設定しました。

こういった機会に参加することは、上記だけでなく、他にもたくさんの経験値になると思います。確実にスキルアップになります。

そういった成長の機会をたくさん作っていきたいというのが、今回、料理コンテストをやろう!と決めた理由でもあります。


テーマ

GREENINGの代表的なブランド、「GARDEN HOUSE」の春の前菜というテーマで行いました


審査項目

審査員は、役員、統括シェフ、店長、購買責任者、一般代表スタッフなどが務めました


出場者

今回は在籍ブランドに関わらず、40歳以下の期待の料理人に呼びかけを行いました


出品料理

審査委員による料理審査と合わせて、全社員も試食を行いました

コンセプトや原価率などについてのプレゼンテーションも審査対象となります


優勝者インタビュー

> 全社総会で「料理コンテストやるから、参加して」と連絡があった時、どんなことを思いましたか?

「やりたい!」と思ったので、その場で勢いで返事をしました。出場すると決めた後、時間が経つにつれ、「大丈夫かな?」とだんだん不安になってきたのですが、料理を仕事として始めてからこういった実力を競ったり、評価が出る機会がなかったので、今の自分の実力を試したいという思いが大きかったです。

> メニュー開発の際に意識したことや、優勝を狙う為の施策や苦戦したことなどはありますか?

コンテストの中でも話したのですが、先ずテーマがとても難しいと感じていて、GARDEN HOUSEの前菜と言っても、鎌倉と新宿でもメニューは違っているし、全店に共通してハマるものというと、推したいポイントがブレてしまうので、自分の中で1本「広島に向けて」という軸に決めてメニュー開発をすると決めました。
当時、ニセコで勤務をしていたので、ニセコのシェフやスーシュフにも相談をさせていただき、アドバイスをもらいながら、広島ならではの食材を選んだり、メニュー内容を考えていきました。

「優勝したい」という気持ちはもちろんあったのですが、参加を決めた1番の理由は、「自分のレベルを知りたい」というところだったので、緊張感が味わえるこの機会を楽しもうと思って取り組んでいました。

> プレゼンをしている時や、試食をしている時はどんな気持ちでいた?

話すのがあまり得意ではないので、事前に話す順番はポイントを整理して組み立てていたのですが、全社総会が始まってからや、舞台に立つまでは、すごく緊張していました。
自分が作った料理も美味しい自信があったし、他の参加者の料理も食べて美味しいと思っていたので、皆さんに美味しい料理を食べてもらえる機会になって、素直に嬉しいなという思いでした。

> 当日のキッチンの様子はどうな雰囲気でしたか?

始めは、「お互い頑張ろうね!」「楽しんでいこうよ!」とみんなで話していましたが、コンテストの時間が近づくに連れて口数が減り、緊張感はありました。

> 優勝者として名前を呼ばれた時はどんな気持ちでしたか?

純粋に「嬉しい!」という気持ち。
美味しいものを作った自信もあったし、優勝したい気持ちもあった。
それでも、提供から結果発表まで時間があいていた中で、他の参加者の料理の出来や、ビジュアルの良さに「うわ..ダメかも..」と不安が押し寄せてきて、発表の瞬間はその場に突っ立ってる感じになってしまった。
なので、自分の名前を呼ばれた瞬間は、「まじか..!」と。

勝因としては、皆さんが総評であげてくださっていた「コンセプトを軸に置いてメニューを作れたこと」と、後藤さんがおっしゃってくださっていた「店舗での紹介しやすさ」という現場で実際に提供する時の目線に対するポイントが高かったのかなと感じています。

> 優勝して何か意識的に変わったことはありますか?

今までは、決まったレシピの範囲で調理を行うことが多く、自分で構築するということができていなかったので、そういったところを意識するようになった。
料理コンテストで優勝したからには、料理のクオリティを高めていかなくてはいけないと思うので、より一層、一皿一皿への意識が強くなった。

今まで面識のなかった社員の方々から声をかけてもらうようになったり、個人を知ってもらうきっかけになったので嬉しく思っています。

> 今後挑戦したいことや、目標など何か考えていることはありますか?(将来的なことでも、2連覇を目指すでも)

いずれはPEZやCHOWCHOWのような、お客さまや周りのお店と距離の近いお店をいつか作りたいと考えていますが、今はPEZに異動したばかりなので、お客さまとの会話やサービスレベルを上げることに注力していきたいです。

もう一つやりたいこととして、ニセコの研修では恵美さんとずっと一緒にいたこともあり、今回Hendrsonの立ち上げに恵美さんが携わっていて、近くにいた人がこうやって活躍している姿を見て、「面白そうだな!」「やってみたいな!」という気持ちが湧いてきました。すぐすぐは自分の実力的に難しいと思うので、2年後など、タイミングがあったら、手を挙げたいと考えています。

料理コンテストについては、PEZの石浜さんとも話していて、「チーム対抗になったら楽しそう!」「出たいな!」という気持ちです。

今回、こういった経験を与えてもらって、いろんな面での緊張感や人前で料理をプレゼンするなどの特別な体験となったので、とてもありがたかったです。今後も新卒や若手のスタッフがこういう挑戦をできる機会があると良いなと思いました。

応援してくださった皆さまもありがとうございました!

大盛り上がりの料理コンテストとなりました!


審査員長 総評

> 審査員の中で井沼さんが優勝となった評価ポイントはどんなところですか?

評価のポイントは「バランス」です。僕がいつも一番気にしているポイントです。
⚫︎ 味
⚫︎ ビジュアル
⚫︎ コンセプト
⚫︎(実際の店舗であれば価格)
このバランスがとても良かったと思います。味のキレもあり、見た目の綺麗さやデザイン、コンセプトの設定の仕方、この辺りが今回のテーマに一番沿っており、審査員からの総評で優勝に決まりました。

> 今回、初の料理コンテストとなりましたが、企画段階から実際に開催してみて、総評としていかがでしたか?

最高でした。本当にやって良かったなと感じてます。それは、今回急遽決めて出場メンバーに連絡した時に、全員即答で「やります!」と答えてくれたこと。
あと、当日のコンテストの時にみんながそれぞれのメンバーを応援しながら盛り上げてくれたこと、これが一番主催者側も出場者たちも本当に嬉しかったです!あれがなかったら、あんなに良い企画にならなかったです。

今回、そんなに時間がない中で開催を決めたのにも関わらず、みんな忙しい中、良い会にするために動いてくれた主催者本部メンバー、即答で参加を決めてくれて、現場の合間を縫って商品開発したり、仕込みをしたりと大変だったと思うけど、楽しそうに参加してくれたメンバー、当日、みんなシラけてたらどうしようーと心配してましたが、盛り上げてくれた皆さん、これが見れただけでも本当に嬉しかったし、GREENINGまだまだいけるなと感じれたことが一番の収穫だったと思います。

今後も僕たちみんなの成長につながるような楽しい企画や機会を作っていきたいと思いますので、皆さんよろしくお願いします!

> すでに次回開催を楽しみにされている声が沢山あがっているのですが、次回はこんなテーマでやりたいなどの構想や、次回に向けて参加者希望者へメッセージがあればお願いします!

。。。
まだ全然考えていませんが、みんなからの声が多かったのは、
⚫︎ 料理長クラス ガチンコ対決「天下一”食”武闘会」
⚫︎ 店舗対抗ガチンコ対決 「GREENINGチームNO,1決定戦」
この辺りが楽しそうだなと思っています。
上記だけでなく、今後はドリンクやデザート、サービスなども検討していきたいですね。

一番大切なことは、自分から声を上げること、アウトプットすること、これがとても大事だと思います。必ずいい経験になるし、やって良かったなと思ってもらえると思います!全ては自分で一歩を踏み出すこと!

皆さんの今後のさらなる活躍に期待です👏

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