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神馬建設の仲間たち⑩土井 昌人さん【軽作業員】

定年退職後、浦河に戻ってきて求人を見て入社。建設業は初めてで、材料の名前を知るところからスタート。軽作業員がいるからこそ、大工が大工の仕事に専念できる。

1963年生まれです。浦河町出身で、高校を卒業して町を出て、JTグループの運送の仕事についていました。室蘭をはじめ、苫小牧、北広島、帯広と転勤し、札幌に戻ってきて定年まで過ごしました。2023年3月に退職後、地元に戻ってきました。父はもともと漁師でしたが早くに亡くなり、母も亡くなって、浦河の実家がそのままになっていたんです。家が朽ちないうちにと、浦河に戻ってきました。


浦河に戻ってきてしばらく過ごしているうちに、何か仕事をしたほうがいいなと思い、ハローワークに行ったところ神馬建設の求人を見つけました。今までやってきた仕事とはまったく違う業種でしたが、モノを作る仕事もいいなと思って応募したんです。

いざ入って仕事をしてみたら、思っていた以上にわからないことばかりでした。専門用語も多くて、言われたものが何を指しているのかもわからない。だから、どういう仕事があるのかがわかるようになるのが、まず当面の目標ですね。

今は資材置き場から軽トラで材料を運んだり、外壁リフォームの現場で、外壁をはがしてボードを貼る手伝いなどをしています。入った当初、ヘルメットをかぶって足場に上ってみると、思ったより狭いし、中腰で気をつけて歩いていても上の足場に頭をガンガンぶつけてしまいました。ケガだけはしないようにと思って現場で働いています。


浦河に戻ってきて感じたのは、隣近所のつき合いがまだ残っていることです。札幌に住んでいたときは、隣に誰が住んでいるのかもわからず隣近所のお付き合いはほぼありませんでした。


でも浦河では私が帰ってきたことを知って、隣のおばさんが「魚を煮たよ」と持ってきてくれたりします。そういうところは浦河の良さだなと思います。

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