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世界での経験を経て、戻ってきたまち広島。育児と仕事の両立について聞きました。- Member Interview 治田 美樹(経営企画・マーケティング事業部)

何度も訪れたくなるリピータブルな観光地、広島をつくる。

そんなミッションを掲げるHIT広島観光連盟(以下HIT)の経営企画・マーケティング事業部で活躍する治田さんに、インタビューを行いました。

オマーン、ノルウェーなど世界各地での経験を経て、Uターンで広島に戻った治田さん。育休・産休を経験し、子育てをしながら活躍する治田さんに、経営企画・マーケティング事業部の仕事や、HITでの働き方について伺いました。



▍Profile 治田 美樹(経営企画マーケティング事業部)

広島県出身。大学卒業後、在外公館派遣制度でオマーンの日本大使館に3年間勤務。その後、東京のコンサルティング会社を経て、ノルウェーの大学院で公共政策を学ぶ。広島に戻り、UNITAR(国連訓練調査研究所)での勤務後、HITに入社。
広電に揺られながら、窓からゆったりと日常の景色を眺めるのが好き。


「広島に新しい価値を作っていきたい」という熱意に惹かれ、HITへ。


▼まずは簡単に、自己紹介をお願いいたします!

経営企画・マーケティング事業部の治田です。私は広島の出身で、大学進学のために上京しました。卒業後は、在外公館派遣員制度でオマーンの日本大使館に3年間勤務し、日本に戻ってからは、東京の総合コンサルティング会社で2年間働きました。それから、公共政策を学ぶためにノルウェーの大学院に留学し、帰国後に広島に戻りました。UNITAR(国連訓練調査研究所)の広島事務所でインターン及び職員として働き、2021年にHITに入社して、現在に至ります。

▼オマーンの日本大使館からコンサルティング会社に。全く異なる環境ですね。

そうですね。当時は国連職員になりたいと考えていて、その前にロジカルシンキングやプロジェクトマネジメントを学びたいと思い、総合コンサルティング会社に入社しました。それと、東京に住んでみたいという気持ちもありましたね。コンサルタントとして、IT系のプロジェクトや社会課題を解決するようなプロジェクトに携わりました。

▼その後大学院へ進学したのも、国連職員を目指すためでしょうか。

はい、国連職員を目指すにあたって修士号が必要だったんです。ノルウェーの大学院は外国人でも学費が無料なので、こちらに進学することを決めました。大学では、人口問題などに関わる公共政策について学びました。2年間だったのですが、ちょうど新型コロナウイルスの流行と重なってしまい… 。1年半はノルウェーで、残りの半年は日本で論文を執筆することになりました。

▼UNITARではどのようなことをしていたのですか?

UNITARは、途上国の人材開発を目的とした組織です。私は途上国人材向けの研修プログラムの企画・実施を担当していました。目指していた環境でもあったので、やりがいがあってすごく楽しかったです。いろんな国の方と話しながら、企画を作っていくのは刺激的でした。特に印象に残っているのは、コロナ禍での平和研修です。それまでは対面で行っていた被爆者の方のお話を、オンラインでどう伝えるか。チームで本当に悩みました。




▼転職を考えるきっかけは何でしたか?

UNITARでは貴重な経験ができましたが、コロナ禍ということもあり、短期契約を更新する雇用形態に不安がありました。長期的に働くことを考えると、もう少し腰を据えられる環境が良いのかなと思うようになり、緩やかに就職活動をしていました。

▼HITを選んだ決め手を教えてください。

UNITARと同じビル(当時)にオフィスがあったので、元々HITのことは知っていたんです。面談をして決め手になったのは、チーフプロデューサー山邊の人柄でしたね。まだ組織としては1年目でしたが、広島に新しい価値を作っていきたいという熱意や、未来にかける想いが魅力的でした。一般社団法人という行政的な組織なのに、とてもフランクで。自分自身の経歴的にも、ガチガチに堅い会社だと合わないだろうなと思っていたのですが、ここなら大丈夫かもと感じました。また海外という視点でも、インバウンド事業で繋がりが持てるチャンスがある環境ではないかと思いました。


経営企画・マーケティング事業部で行っているのは、HITの未来を考える仕事。



▼HITではどのような業務に携わってきたのですか?

入社後1年間はプロダクト開発事業部で、県内各地の観光コンテンツ開発に携わりました。その後、カスタマーコミュニケーション事業部で、HIT広島観光大使や観光コンテンツのデータベース整備などを担当して、経営企画・マーケティング事業部に異動しました。私の場合は、異動を希望していたわけではないのですが、HITでは年に1度希望調査があって、そこで異動の希望を伝えることが可能です。

▼経営企画・マーケティング事業部の業務内容を教えてください。

HITの事業を外部に説明するために、資料作成などを行っています。理事会や総会で山邊が使用する資料や1年間の報告書作成を、各事業部のプロデューサーやチーフと調整しながら作っています。HITのことを経営者レベルで理解したり、幹部メンバーと一緒に組織の未来を考えていけるというのは、他事業部にいた時にはない視点で面白いと感じています。

▼入社前と入社後で、感じているギャップなどはありますか?

良い意味でギャップは感じていませんね。制度的な部分ではやはり行政的な部分もあるのですが、会社の雰囲気は良いと思います。私はHITのことをホワイト企業だと思っていて。労働環境もそうですし、自分で考えたことを発言できるような裁量権の大きさという点においても、働きやすいです。


働きやすい環境を、もっともっと良くしていきたい。
働きやすい社会を、牽引していきたい。



▼治田さんは現在お子さんが2歳なんですよね。子育てと仕事の両立についても、お伺いしたいです。

入社後1年ほど経って出産・育児休業を取得し、1年弱の育休を経て復職しました。組織のことがいろいろと分かってきて、これからやってみたいことも出てきたタイミングだったので、休みに入ることに正直悔しい気持ちもありましたね。また初めてのことだったので、「子育てしながら働けるのかな」という不安は大きかったです。1日のスケジュールをイメージしてみても、本当にできる?という感じで。

▼育休から復帰して、実際どうでしたか?

1年目は本当に大変でした。子どもは想像以上に熱を出すし、それをもらって自分も39度の熱を出してしまうし…。でも2年目に入ると、子ども自身も強くなってきましたし、私自身も「辛かったら休めばいいや」と割り切れるようになりました。1年目は戻ってきたばかりだったので、「頑張って働かなきゃ」という気持ちも強かったんだと思います。

▼自分に合う働き方を見つけていったんですね。よく利用している制度はありますか?

テレワークは本当に助かります。通勤時間がないだけで、家のいろいろなことが少し余裕を持って回せるんです。また子どもが体調を崩した時は、看護休暇(年間5日間、1時間単位で取得可能(その他諸条件あり))を使うようにしています。妊娠中も妊婦検診休暇(妊娠中又は出産後1年以内の女子職員の受ける保健指導又は健康診査で必要と認める日又は時間(諸条件あり))がありました。年次有給休暇とは別に休暇が付与されているので、そういった仕組みはとてもありがたいですね。夏には夏季休暇もあるので、休みは結構多いと思います。

▼治田さんが、今後チャレンジしてみたいことは何ですか?

HITの中では、いつかインバウンド事業に関われたら良いなと思っています。またHITに限らず言うと、いろんな人にとってもっと働きやすい環境づくりにも関わりたいです。働く時間をフレキシブルに調整できたり、労働時間自体を減らしたり。HITがそんな環境づくりを牽引する存在になればと思いますね。


▼HITに向いているのはどのような人ですか?

行政、事業者、県民の皆さんなど、いろんな人と関わることが多い仕事なので、コミュニケーションは大事です。あとは、ITリテラシーが高い方も重宝されるのではないでしょうか。働く環境としては結構デジタル化が進んでいて、いろんなツールを使うことが多いので、うまく使いこなせることはアドバンテージになると思います。

▼最後に、求職者の方へのメッセージをお願いします。

「自分の経験が何に活きるのかわからない」と不安に思う必要は、全くありません。私自身、新卒で一般企業に入社して数年勤めて転職というオーソドックスなキャリアではなかったので、最初は不安でした。ですが、HITは事業内容も幅広いので、必ずどこかで自分の経験が活きるはずです。

自分たちだけが楽しいわけではなく、県内にお住まいの方や観光事業者さんも一緒に楽しんで、広島を盛り上げたいと感じてくれることを目指しています。新しいことや外に出ることが好きな、前向きな人と一緒に働きたいです!



ありがとうございました!
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