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【取締役ブログNo.4】社員の働きがい調査の結果分析レポート

この度、アチーブメント株式会社は、世界約160ヵ国に展開している、Great Place to Work® Institute Japan(以下GPTW)が主催する2024年版「働きがいのある会社(従業員100-999人部門)」ランキングにて、2年連続・2位にランクインいたしました。(9年連続ベストカンパニーランクインとなります)

理念に共感し入社してくれ、日々前向きに働いていただいている社員1人ひとりへ深く感謝すると共に、このように社員一人ひとりが働きがいを感じながら、日々職務に邁進できるのも、関係者の皆様のご支援・ご協力の賜物です。改めて御礼申し上げます。

さて、最新の調査の結果ですが「総合2位」という結果もさることながら「調査結果の中身」が大切かと思いますので、こちらの調査結果の特に注目するべきポイントを解説してみたいと思います。


<GPTW2024スコア結果の分析方法>

様々な分析方法がありますが、今回は中規模部門の「働きがいのある会社」認定企業の平均ポイントと自社のポイントの比較を確認してみたいと思います。


<認定企業平均との差が20ポイント以上高く出ている項目>

認定企業平均よりも20ポイント以上高く出ている項目は以下です。
明らかに秀でている項目を公開することで弊社の職場における強みや特徴もご理解いただけると思います。(左から自社のポイント、認定企業平均、ポイント差と並べています)


■項目:信用

経営・管理者層の期待していることが明確である
97%、70%、27

経営・管理者層には、何でも質問ができ、率直な回答が得られる
96%、71%、25

経営・管理者層は、事業を運営する能力が高い
96%、69%、27

経営・管理者層は、会社に合った人を採用している
96%、68%、28

経営・管理者層は、適切に人材配置をしている
91%、57%、34

経営・管理者層は、会社のビジョンと実現プロセスを明確にしている
97%、74%、23

経営・管理者層は、約束したことを果たしている
96%、68%、28

経営・管理者層は、言行一致している
96%、67%、29

経営層は、会社の価値観を示している
98%、72%、26


・分析所感

経営・管理者層に対して、社員一人ひとりがどのように見ているのかは会社全体の士気にも大きく影響をしますが、経営管理者として相応しい実力と人間性を持っている人材を多角的に評価し、基準高く登用しているということは有効に働いていることだと思います。

そういった経営・管理者層だからこそ、社員一人ひとりの特性や状況をきちんと把握し、適宜適切に相談に乗ったり、一人ひとりの才能や能力を活かす配置転換なども実現できていると見ることができるでしょう。

今後、組織もさらに拡大していく中ではそういった経営・管理者層に相応しい人材を育成し続けることが課題になっていきますので、より一層、資質の高い人材の採用や実力のある人材の抜擢や継続的な質の高い人材育成が大切になってきます。

■項目:尊重

この会社では専門性を高める研修や能力開発の機会が与えられている
92%、66%、26

仕事や職場環境に関する意思決定に従業員が参画できている
92%、66%、26

精神的に安心して働くことができる
90%、64%、26

この会社ならではの福利厚生やメリットがある
88%、60%、28


・分析所感

専門性を高める能力開発の機会は、非常に充実しており、入社3年までの若手社員に対する能力開発のための支援金支給、OFFJTによる年間2~3回の各階層別の昇格支援の研修プログラムの実施、また自身で休暇を取れば自社のビジネス能力開発の研修が全て無償で受けることができる制度(キャリアデザイン、セールス、マネジメント、プレゼンテーション、カウンセリングコーチングなど)など、人材教育コンサルティング会社として我々が最も能力を開発していくという姿勢を持つ必要があるという考えに基づき、徹底的に力を入れています。

またプライベートの充実という面でも、月間9日の休みに加えて、有給休暇の消化も奨励しています。昨年2023年8月からは部活動設立・運営資金の提供の制度をつくったことで、ゴルフ、サッカー、バスケットボール、美術、健康麻雀などの部活動が立ち上がるなど、年次や部門を超えたコミュニティが形成されており、活性化しています。日ごろから、お互いの労を労う企画、誕生日のお祝いなど、大変関係性の良い風土ですが、今年3月には昨期の目標達成の労う全社員での沖縄での社員旅行も控えており、有志のプロジェクトメンバーが旅行の企画を行うなど楽しみながら準備をしています。

■項目:公正

昇進すべき人が昇進している
93%、65%、28


・分析所感

弊社は年齢、性別、人種、国籍などで差別することなく、徹底的に実力に対して公平=フェアな仕組みを作ろうと長年取り組み続けてきました。

信用の部分でも記載しましたが、特に自社の昇格基準にはこだわりがあり、基準高く人材登用をしています。実力もさることながら、人がついてくる人間性を持ち合わせているかも含めてトータルの昇格基準を示しているため、短期的に一過性の業績を出すだけでは昇格することはできません。基準を高く掲げるからこそ、人材の採用と育成に徹底的に力を入れて取り組んでいることも、アチーブメントの特徴と言えるでしょう。

また実力に応じて業界最高水準を目指した報酬水準の向上にも取り組んでおり、最近2023年10月からは管理職グレードの報酬も月額10万円UPするという取り組みを実施しました。弊社で管理職グレードになった場合の年収額は基本的には1000万円を超えてきます。(決算賞与含む)

さらに2025年4月からの報酬に関しては新卒初任給は30万円から33万円に改定される予定ですが、社員全体の報酬金額がアップしていく予定のため、会社全体でしっかりと報酬基盤が整備されつつあります。

賞与は業績連動型の決算賞与システムのため、年間の貢献度に応じて、税引き後利益の30%を賞与原資として社員に分配するという仕組みです。昨期36期も無事、賞与原資を確保して、社員に分配することができました。

■項目:誇り

私の仕事には特別な意味がある
93%、64%、29

会社の事業を誇りに思う
99%、76%、23

仕事を達成するための努力を惜しまない
100%、78%、22

仕事に行くことが楽しみである
93%、54%、39

この会社は地域・社会に貢献している
99%、72%、27

私は、友人や家族に「私の会社は働きがいがある」と言える
96%、69%、27

商品・サービスは顧客から評価されている
99%、73%、26


・分析所感

私たちは「教育の力で世界を変える」というコーポレートスローガンを掲げ、お客様と共に社会を変革する事業を展開しています。その事業や商品サービスに対する、社員の誇りがよく数値に表れていると思います。

長年「理念共感型採用」を実践しており、企業理念への共感ができる人材だけを採用し続けてきました。事業の目的に共感をしている社員の集合体だからこそ、毎日ポジティブに働くことができ、自分たちの取り組みに誇りや自信を持つことができているということです。

そして最も注目するべきは「仕事を達成するための努力を惜しまない」が100%YESの回答だったということです。本当に素晴らしいことだと思います。

これからも社会のニーズや組織の変化に適切に対応しながら、社員一人ひとりの働きがいの向上を実現できる組織づくりに邁進していきます。

■項目:連帯感

何か特別なことがあれば、皆で祝っている
98%、75%、23

仕事や部門が変わっても、誰でもなじめる雰囲気がある
96%、67%、29


・分析所感

社員の誕生日や社員の家族の誕生日にはグループCEO自らがレコーダーに吹き込んだメッセージをカードに添えて、お花やプレゼントを渡すという文化にも長年取り組んでいます。だんだんと社員数が増えてきましたので、最近では毎日のように人事部は社員のお花を用意しています。また対話や分かち合うことを重視する風土で、会議や朝礼や社内SNSなどでも、社員同士が盛んに対話したり取り組みを承認しあう機会が設けられています。そういった結果もあり、年次や部門を超えた人間関係が自然と出来上がっている環境です。

利他的で支援的な人間が多く、お互いが助け合って協力し合うチームワークの風土がしっかりと出来上がっていると思います。


<認定企業平均との差が5ポイント以内に収まっている項目>

認定企業平均よりも5ポイント以内に収まっている項目は以下です。
比較的、認定企業と差がない項目を公開することで弊社の職場における課題や特徴もご理解いただけると思います。
(左から自社のポイント、認定企業平均、ポイント差と並べています)


■項目:尊重

必要なときに休暇がとれる
85%、82%、3

仕事と生活のバランスをとるように奨励されている
70%、69%、1

※認定企業平均のポイントを下回る回答はありませんでした。


・分析所感

アチーブメントの人材教育コンサルティング事業のサービスは、顧客が参加する講座の提供やコンサルティングを納品する上での事前準備や事後のフォローアップなど、クオリティを徹底して追求するため、お客様主体のスケジュールになることは覚悟が必要です。決して、好きな時に好きなタイミングで休暇が取れるような職場環境ではありません。お客様から求められる一流の基準での仕事をできるようになっていく上で一定の業務負荷は覚悟をした方が良いでしょう。

もちろん労務管理、残業管理は、深夜残業を原則禁止(オフィス消灯、パソコンの自動シャットダウン)とするなど、徹底して行っています。※管理職は除く

また月間45時間の見込み残業を含む報酬体系となっており、月間で一定レベルの残業は覚悟しなければなりません。

ただ、昨今は月間9日の休み(1か月に最低でも2回は連休、3か月に1回は3連休、年に2回は大型連休)も徹底されており、加えて法的な対応として年間5日間の有給休暇取得は義務づけていますし、年間で計画をしっかりと立てて有給を消化をしている社員も多くいるため、全く休めず、寝ずに働くというようなことが奨励される環境ではありません。

また家族ができて、子育てや介護に重きをおいて働く社員などには、時短、時差、リモート、勤務エリア限定社員など勤務コースを選択できるような制度も用意し、本日時点でも全社員の約10%が活用しているなど、柔軟な選択肢も設けています。


【総じての所感】

この調査は社員一人ひとりのあくまで主観を基にした働きがい調査です。調査前にはグループCEOの青木が必ず「社員のみんなの正直な声を聞かせてほしい。あくまでこの調査は、会社としてもっとどうしたら社員を幸せに導けるかを知りたいためだから。都合の良い回答をつける必要はない。本音本心で」と全社員に発信した上で、実施されているものだからこそ、社員の心の声から来ているものだと思います。

今回も素晴らしい社員のお陰で前向きな結果を得ることはできましたが、もちろん全てがプラスの声であるわけではありません。社員一人ひとりの声に耳を傾け、悩みや課題や要望に真摯に向き合い続け、より良い組織を目指し続けることが大切だと考えています。

「現状維持は衰退である」という言葉にある通り、より良い組織を創り出すためには何ができるかを常に考え続けていく所存です。

「上質の追求」というアチーブメントグループの基本理念にある通り、これからもアチーブメントグループは、社員一人ひとりにとって「より働きがいのある会社づくり」に邁進してまいります。


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