matsuさんの経歴を教えてください
ディーメイクが3社目になります。
1社目は新卒で、400名程の中規模IT企業に就職し、5年程、金融系を中心に流通・小売系などのシステム開発に携わり、リーダー経験もしました。
2社目は、元上司の独立した会社に誘われました。最初は経験のある金融系や保険関係の案件を担当していたのですが、しばらくして大手サービス会社の飲食関連システムの開発案件に参画しました。そこでは、改善提案を歓迎してくれたり、臨機応変にやり方を変更したりと、今までウォーターフォールでの開発が多かったので、すごく面白さややりがいを感じました。段々と、リーダーやマネージャーを任されるようになり、ずっと続けていたら一つのプロダクトに10年以上携わってましたね。在籍していた最後の方では100名程を管理していて、そこまで大きくなると、話したことがないメンバーもでてきました。
3社目で、ディーメイクに入社しました。
ディーメイクへ入社した理由を教えてください
前職で長年ひとつのプロダクトに携わり、やりきったのもありますが、将来を考え、50代になった時の自分を想像し、このまま進むのか不安を感じてもいました。
ディーメイクは組織づくりに力を入れており、SESの仕事だけでなく、受託開発や社内プロダクトも手掛けています。プロダクトの成長フェーズや、今まで関われなかった組織やチームづくりにも挑戦したいと考えました。ただ一番の決め手は「誰と働きたいか」が大きいです。大切にしている考え方ややりたいこと、方向性などがディーメイクの経営陣と共通するものがあって、一緒に組織を成長させたいと感じたからです。
ちなみに取締役の中村からはディーメイクが創業する時から、一緒に仕事しないかと誘われていました。その時が来たって感じですね。
現在、担当されている業務、業務のやりがいや難しさを教えてください
役割としては、プロジェクトマネージャー兼リーダーといったところかと思います。ただ、役割で厳密に線を引いてはいなくて、マネージャーだから「管理」だけをしていればいいとは思わないです。システムの仕様や何をつくりたいのかを的確に把握し、メンバーのスキルや特性など詳細まで理解した上で全体をマネージメントしています。見積りや要員アサインは特に難しさがあると思っていて、スキルセットも踏まえて本当にメンバーを理解しないと、いい結果につながらないんです。
マネージャーの役割として、「人」をみていないとダメなんだろうなと思います。例えば、進捗報告ひとつとってもメンバーそれぞれで感覚が違う。体系化された参考書通りの管理方法はあるけど、現場やメンバーに合わせてやり方を変えていかないとプロジェクトの成功につながらないです。PMOが入るとまた適切な方法が変わったり、やり方に正解がないから難しいし、面白いですね。
プロジェクトマネージャー、リーダーとして大切にしていることは何ですか?
メンバーを信頼し、任せて、足りないところをフォローするということを大切にしています。前職では、自分が率先して先回りし過ぎて、後任を育ててきていなかった反省もあります。後に続くリーダー候補を育てて、組織を強くしていくことが、僕の新たな挑戦だと思っています。 あとは、最終的に「責任を取るのは自分」だと思っています。だから何が起きているのかを正しく理解したいですし、問題があればリカバリー案を出します。メンバー個人のせいにすることはないですね。普段から気軽に質問や相談しやすい関係づくりも意識しています。
今後の目標やチャレンジしたいことについて教えてください
管理系の資格でPMPやPMSを取りたいと思い、勉強をしています。資格取得のためだけでなく、今後こうした資格取得を目指すメンバーがいた時に、コツややり方などをまとめておけたらいいなと思っています。
自分は最初からマネージャーになりたいと思っていた訳ではないのですが、結果、合っていたのか、面白い仕事だと思っています。だから、マネージャーやリーダーの漠然としたイメージ像だけでなく、具体的にどんな業務なのか、やりがい、メリット、将来像などもきちんと伝えていけたらと思っています。それでエンジニア自身が興味を持って、経験してもらって、マネージメントの道に進んでも、プロフェッショナルの道に進んでもいい。エンジニアの可能性や選択肢を増やしていけたらと考えています。
プライベートはどう過ごしているんですか?
2歳半の娘につきっきりです。妻と分担して、料理も掃除も寝かしつけも全部やっていますが、めっちゃ大変です。いつもは家事なども計画を立ててルーティン化してやっているのですが、子どもは思い通りにいかなくって、計画を全部こわして真反対をいく(笑)。自分の思い通りにすべていかないこと、それが面白いのかなと。娘が大きくなっても好きでいてくれるようにちゃんと、めっちゃお父さんしています。1番可愛いですね (笑)。
最後に、ディーメイクの魅力を教えてください
エンジニア・クリエイターの将来やキャリアを真剣に考え、世の中の動向も見据え、アクションを起こしている会社だということです。急速な技術の進化もあり、今までのエンジニアのあり方では通用しない部分も出てくるのだろうと思います。まだ、完全に形になっていない部分もありますが、将来的なエンジニア・クリエイターの可能性を真剣に考え、価値を高めるための取り組みを進めています。
短期的な会社の利益だけでなく、中長期にわたって、エンジニア・クリエイターが活躍できる体制・環境づくりを真剣に考えている会社だと体感しています。