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自分の心配ばかりだった入社当時。周囲の大切な人たちの支えに気づき、行動が変わった|【連載】オンテックスのFor you ストーリー~あなたは誰のために働く?

「日本一、誰かのために頑張れる会社」を目指している株式会社オンテックスでは、連載企画「オンテックスの For you ストーリー~あなたは誰のために働く?~」を通じて、オンテックス社員が「誰かのために頑張ったこと」についてお伝えしています。

今回ご紹介するのは、姫路支店 課長代理の濱田裕大さん。中途入社から未経験で営業職に挑戦し、自分自身のキャリアを追い求める中で出会った「誰かのために頑張る」瞬間とは?恋人とのエピソードや、上司や後輩との関係から得た気づきを深掘りし、濱田さんが見つけた「働く意味」に迫ります。

姫路支店 支店長代理 / 濱田 雄大

高校卒業後、大手重工メーカーへ新卒入社。エンジン製造に携わっていたが「実力を評価してもらえる環境でチャレンジしたい」と考えて転職。2021年、株式会社オンテックスに入社し、播州支店で営業経験を積んだ。現在は姫路支店 支店長代理としてチームのマネジメントにも挑戦中。

未経験からの挑戦と「自分のため」のスタート

ーー濱田さんは、オンテックスに中途入社されていますね。これまでのご経歴について教えていただけますか?

高校卒業後、大手重工メーカーの工場で航空機エンジンの製造に携わっていました。約4年半、昼夜交代制のシフトで働いていましたが、「このままの環境では自分の可能性を試せない」と思うようになったんです。年功序列が色濃い職場で、自分の努力や実力が評価される実感がなかったことが大きかったですね。それで、自分の力を試せる新しい環境を探すようになりました。

ーー転職を考える中で、営業職を選ばれたのにはどんな理由があったのでしょうか?

どんな環境でも通用するスキルを身につけたいという思いがありました。特に営業職は、成果が目に見える形で評価される仕事だと考えましたし、次のキャリアに活かせる経験が得られると思ったんです。その中でオンテックスを選んだのは、体験入社で感じた「体育会系」の雰囲気が自分に合っていると感じたからです。学生時代に野球を続けていたこともあって、「ここなら頑張れそうだ」と思いました。それと、営業の中でも一番難しいとされる訪問販売に挑戦することで、自分を成長させたいという気持ちもありましたね。

ーー入社後の経験について教えてください。最初は苦労されたと伺いました。

最初の配属先は播州支店でしたが、10ヶ月間、なかなか結果が出せませんでした。営業職に挑戦する覚悟はあったものの、現実は厳しく、自分が思うような成果に繋がらない日々が続いていました。結果が出ないことで焦りもあり、「本当に自分に向いているのか」と悩むことも多かったですね。それでも、努力を積み重ねることで10ヶ月目に初めて大きな成果を上げ、主任に昇格することができました。

ーー主任に昇格されたことで、心境にどのような変化がありましたか?

「努力は裏切らないんだ」ということを実感しましたし、自分の力を信じて進むべきだと思えるようになりました。ただ、振り返ってみると、その時の自分はまだ「自分のため」という気持ちが強かったと思います。仕事を通じてもっと多くの人に関わり、影響を与えられるようになりたいという気持ちは、まだ芽生えていませんでしたね。

恋人の存在が「誰かのために」の気づきを与えた

ーー濱田さんは、「誰かのために頑張る」という考え方を意識し始めたのは、恋人との関係がきっかけだったとお話しされていましたね。どのような出来事があったのでしょうか?

正直、最初は自分のキャリアや結果を出すことだけに集中していました。それ以外に目が向けられる余裕なんてなかったんです。でも、そんな自分をずっと支えてくれたのが恋人でした。特に、成果がなかなか出せず、収入も思うように得られなかった時期が大きかったですね。お金がないことで、恋人に対しても十分な選択肢を与えられていないと気づいた時、なんとも言えない焦りと申し訳なさを感じました。

ーー「選択肢を与えられていない」と気づいた瞬間は、どんな場面だったのですか?

日常の何気ない出来事の中でしたね。例えば、旅行の話をしても、自分が費用を出せる範囲が限られていることに気づいたり、プレゼントを選ぶ時も「この範囲なら買えるけど、もっと良いものをあげたいのに」と感じたり。彼女は何も文句を言わないどころか、そうした話題にも触れないように気を使ってくれていたんです。それが、逆に胸に刺さりました。自分のことしか考えずに頑張っていたけれど、それが誰かに支えられていたんだと初めて実感しました。

ーーそうした気づきが、濱田さんにとってどのような変化をもたらしたのでしょうか?

それまでは、自分のために頑張るというのが唯一のモチベーションでした。でも、そこからは「誰かのために」という視点が生まれました。恋人のために、もっと結果を出して、選択肢を“与える側”になろうと決めたんです。彼女だけじゃなく、自分に関わるすべての人をもっと笑顔にできるようになりたいと強く思いました。

ーーその想いから、どのような行動を取るようになりましたか?

具体的には、仕事への取り組み方が大きく変わりましたね。「どうやったら成果を出せるか」をより真剣に考え、行動するようになりました。例えば、営業の効率を上げるために自分のトークスクリプトを改善したり、結果を出している先輩のやり方を盗んだり。とにかく成果を出して、自分を支えてくれている恋人に恩返しをしたいという気持ちが行動の原動力になりました。

上司との出会いで学んだ「支える力」

ーー濱田さんが「周囲を引き上げる」考え方に変わったのは、上司の影響が大きかったとお聞きしました。どのような方だったのですか?

私が出会った2人の上司はどちらも若く、20代後半から30代前半という年齢で、既に支店長やそれに近い役職についている方々でした。年功序列のないオンテックスだからこそ、年齢ではなく行動や成果で評価されるんだと実感しましたね。特に驚いたのは、年齢に関係なく部下一人ひとりに真摯に向き合う姿勢です。

ーーその上司たちから、どんなことを学びましたか?

一番大きかったのは、部下への細やかなケアです。上司たちは、年上の部下も含めて全員に気を配りながら、その人たちが成果を出せるようにサポートしていました。視野が広く、ただ数字だけを見るのではなく、部下の感情や状況まで理解しようとしていたんです。これが本当に衝撃的で、私にとって大きな学びでした。

ーー上司の振る舞いを見て、濱田さん自身も変化はありましたか?

変わりましたね。最初はどうしても自分の成果ばかりを考えがちでしたが、その上司を見ていると、自分一人が結果を出すだけではなく、周囲を引き上げることの大切さを意識するようになりました。「自分が成果を出すだけでは足りない」という考え方です。部下や周囲の人が成果を出せるようにサポートすることが、長い目で見れば自分自身の成長にもつながると気づかされました。上司たちはまさにそれを実践していて、結果としてチーム全体が成果を上げているんです。この経験は、僕のリーダーシップの土台になっていると思います

ーーその気づきが、濱田さんの現在の働き方にどのように影響していますか?

上司たちが見せてくれた「支える力」は、今の私の行動指針になっています。営業だけでなく、工事管理や事務の方たちにも迷惑をかけないよう配慮し、チーム全体のパフォーマンスを上げるために何ができるかを常に考えるようになりました。自分の成果に固執するのではなく、周りと一緒に成長していくことの大切さを教えてくれた上司には、本当に感謝しています。

後輩と向き合う現在、そして未来への決意

ーー濱田さんは、現在課長代理として後輩を率いていますが、どのようなアプローチを心掛けているのですか?

後輩たちには、自分が理想とする「こういう上司でありたい」という姿を見せるようにしています。その一環として、彼らが大切にしている人や物を私自身も大切にしたいと思っています。例えば、彼らの家族や恋人を応援してあげられるような環境を作るのも、私の役割だと感じています。仕事だけでなくプライベートの話も積極的に聞きますし、彼らの状況を理解しながら関わるようにしています。

ーー後輩との関わり方で特に印象に残っているエピソードはありますか?

特に印象的なのは、もともとプライベートで仲が良かった後輩が私の部下になった時のことです。そのタイミングで、今後のキャリアや成長について真剣に話し合い、私が「自分の下でやってみないか」と伝えたんです。その結果、彼もやる気を出してくれて、より良いパフォーマンスを発揮してくれるようになりました。プライベートで築いた信頼関係が仕事にも良い影響を与えたのだと思います。

ーーリーダーとして、支店全体を見渡すことも重要だと思いますが、その点での変化はありましたか?

以前は「自分の売り上げで支店を勝たせる」という意識が強かったのですが、今は「自分の売り上げに加えて、部下たちの成果をどう引き出すか」を最優先に考えています。そのために、後輩たちと密に関わりながら、支店全体で成果を上げられる仕組みづくりを意識しています。これは、自分が上司たちから学んだ「支える力」を実践している形ですね。

ーー濱田さんは、「支店を持つ」「20代で年収1500万円を達成する」という目標を掲げていますね。それにはどのような想いがあるのでしょうか?

支店を持つという目標は、単に自分のキャリアのためではなく、自分に関わってくれている人たちのために環境を整えたいという想いが根底にあります。例えば、部下が「ここで頑張りたい」と思えるような支店にしたいですし、彼らの家族が応援してくれるような雰囲気も作りたいです。また、年収1500万円という目標も、自分自身や周囲の選択肢を広げるためです。支店長としての収入が高ければ、部下に夢を持たせることもできますから。

ーー最後に、これから濱田さんが目指す未来について教えてください。

まずは支店を持ち、そこで多くの後輩を育てたいと思っています。そして、自分の働き方を通じて、後輩たちが「濱田さんみたいになりたい」と思えるような存在になりたいですね。誰かのために頑張ることで、自分自身も成長できる。この考えを、これからも大切にしていきたいです。

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