失敗したときこそ「考える」ことが、成長につながっている。
ー入社のきっかけは何ですか?
大学時代は塾講師のアルバイトと、株式投資をひたすらずっとやっていました。高校生のときから株には興味があって、大学生になって自分の銀行口座を持てるようになったので、すぐにやってみることにしました。
はじめは買ってはみるものの市場の変化が読めなくて、損することばかりでしたが、持ち前の好奇心で決算書やチャートを見て、どういう時に上がって、どういう時に下がるのか自分で傾向を掴んで行きました。うまくいったときもお金に直結するので嬉しいですが、失敗したときになんで駄目だったのか考えて、次に活かすことも面白くて、結果がすぐ見えるからこそ、そのPDCAサイクルを回すことに夢中になっていたように思います。
就職活動は株式投資の経験から、投資銀行やM&Aの会社に興味をもって、内定もいただきました。でも当時、長期インターンシップでお世話になっていたGROOVEで仕事をするうちにECの力で事業再生をしていくことに可能性を感じ、もっと実業に近い範囲でクライアントさんの事業や、地域のモノづくりを支えてみたいと思い、GROOVEへの入社を決意しました。
ーインターンシップではどんな仕事を経験したのですか?
インターンシップでは、代表の田中直下の部署に配属となり、これまで経験したことのないプロジェクトばかり担当しました。例えば、ECとSNSを掛け合わせて何ができるか可能性を模索するために、インスタアカウントを立ち上げ、運用しました。とにかくアイデアを出してポストして良いところ悪いところを仮説検証しフォロワーを1万人程獲得したうえで、そこからクライアントにご提案できるようなサービスを設計し提案することまで行いました。
また関連会社の事業売却を模索するための資料を作成し、自ら売却先との交渉を担当したこともあります。ECの可能性を模索する実験のようなことを、ひたすら実務を通じて経験させていただいたような感覚です。
代表直下で、実験的な意味も含めて色々挑戦させてもらえることは期待していましたが、正直、期待以上でしたね(笑)。
お客様に信頼していただけるパートナーになるために。
ー入社後はどんな仕事に携わってきましたか?
入社後配属になったのは、GROOVEの基幹事業であるコンサルティング事業部です。GROOVEでは商品企画から販売戦略の策定、またEC運用を代行し、EC事業部の組織構築、内製化の為の社内研修も含め、日本のモノづくり企業のEC事業を幅広く支援しています。クライアントの状況やニーズに合わせて、ご提案内容やゴールが変わってくるので、案件ごとに試行錯誤しながら成長が実感できるのはいい環境でした。
成果を上げることにコミットすること自体が好きなタイプなので、苦戦したこともありますが、これまで担当させていただいたクライアントさんの売上を全て上げることができたことは僕の自慢です。
仕事の中で一番苦労したのは、お客様とのコミュニケーションでした。コンサルタントとしてお客様のEC事業に対してご提案していく中では、施策内容はもちろんですが、パートナーとして信頼していただけるかどうかが、重要になります。
自分の考えていることを、相手に分かりやすく伝えるにはどうすればいいか、若さから経験が浅いという印象を持たれて、信頼してもらい辛い中でどうカバーするのか。得意のPDCAサイクルを回しまくって、自分なりのパートナー像を作り上げ、信頼を獲得していきました。
例えば、クライアントの売上を上げるための施策を試す数を圧倒的に上げること、そしてその結果については、良かったことも悪かったことも含めて、クライアントに正直に数字を交えてご報告することを実践しました。気持ちだけではなく、施策の数という事実でクライアントの売上をどうにかして上げたいということを、伝えていくというということです。結果についても、良かったことだけではなく、悪かったことからも学ぶことができますので、どうすればもっと良くなるのか、なぜ悪かったのかをクライアントと議論する中でも、得るものは多かったように思います。
挑戦の数だけ見える景色が広がっていくのが面白い。
ー今はどんな挑戦をしているのですか?
入社二年目から新規事業部に配属になり、新規事業立ち上げに挑戦しています。今担当しているのは、自社商品の開発です。
入社一年目のとき、会社の研修で全社員で商品企画をするチャレンジをしました。僕のチームは優勝して商品化に漕ぎつけたのですが、その経験が今のプロジェクトに生きていると感じます。
新規事業部で担当した商品は、アサインされて2ヶ月後には商品化する必要がありました。短時間で、市場理解や情報収集、やるべきタスクの整理と、商品化から逆算したスケジュールの作成、まさに試行錯誤の連続でしたが、とにかくタスクを前に進めることだけをやり続けました。
はじめは、点のようなタスクをひたすらやり続ける毎日でしたが、やっていく中で、仕入先を見つけることや、ブランドコンセプトの意味や、発注してから生産までのリードタイムなど、商品化する中での大切な要点や点と点の関係性を通じた全体像が見えてくるようになりました。
商品は無事販売され、ありがたいことに売上も順調に伸びています。このプロジェクトを通じて、メーカーとしてのクライアントの気持ちがより分かるようになりました。ECコンサルタントとして仕事をしていたときは、商品ができた後の販売フェーズやいかにして「売り上げを伸ばすか」に注力して仕事をしていましたが、商品開発を経験したことで、商品を作るフェーズや商品販売全体の利益構造が見えてきました。営業利益やキャッシュフローを改善していくために、原価の交渉や物流オペレーションの改善、キャッシュの確保など、ECを通じた商品販売はまさに「経営」だと感じています。
あと、個人的なことになりますが、僕は自分の人生において計画性をもって動くことが苦手なタイプでしたが、商品開発では「やるしかない」というある種の責任感から、2ヶ月で驚くほど計画性をもって動き切ることができました。これはちょっと自信につながった気がしています(笑)。
ー最後に、インターンシップへの参加を検討している方にメッセージをお願いします。
僕はやりたいことがやれる会社に入社したことで、めまぐるしくはあるものの、入社してから充実した時間を過ごせています。大学の友人は大手に入社した人が多かったですが、やりたいことをやるために2年程度で転職したケースもありました。
僕は仕事に没頭して取り組むのも好きな一方で、やりたいことが思いついたらすぐにやってしまうような癖があります。例えば、去年はAIで画像生成を極めて、ちょっとしたスモールビジネスに仕上げましたし、今年は料理のYouTubeとTikTokを始めてみようと思って準備しています。
考えているだけだと意味がなくて、やってみて違うと感じたらやめたらいいし、まずは「やってみる」がいつも僕のスタンスです。うまくいくか、いかないかは結果論でどちらにしてもそこから得るものがあります。心のままに選ぶこと、思う通りに生きてみることが結局いいのかなと思っています。
代表や周りのメンバーも、仕事でのパフォーマンスが出ている前提ですが、こういった取り組みを応援してくれるカルチャーがあるのは有難いな、と感じています。
GROOVEは、コミュニケーションが上下関係なく円滑で、誰にでも相談できます。代表やマーケティングなどの専門的な職種の人からも気軽に意見がもらえますし、社員同士で楽しく競い合うみたいなこともできるので、伸び伸び仕事ができる環境だと思います。
インターンシップは、色々な会社を知るいい機会だと思うので、積極的に挑戦してみていただきたいと思います。お会いできることを楽しみにしています!