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社員インタビュー#5 ないものを作り出す終わらない挑戦

本日はお時間をありがとうございます!現在の仕事内容について教えてください!

自由曲面レンズの作製に携わっています。

主にレンズの研磨を行っていますが、最後の工程でレンズがちゃんと仕上がっているか確認する作業にも関わっています。

自由曲面のレンズとは、どういったものなのでしょうか?

ひとつひとつ形が違う、本当に自由な曲面のレンズですね。

平面に見えても実は少しだけうねうねしているようなものもあるので…。

そうなると特別な機械を使って、研磨する工具と研磨されるレンズ面のどちらも動かして、動作する位置や角度を細かく調整しなければいけないので、本当に作製が大変なレンズを扱っています。

自由曲面だけあって、レンズの曲面の動きによって機械の動かし方も変わったりするんですよね。

用途としては、わかりやすいところで言うと宇宙関係とか、半導体を作る機械などに使われています。半導体を作るためのレンズ、と言うようなイメージです。

なかなか、普段の作業から実際にそれが日常で使われる場面を想像するのは難しいと思うのですが、イメージしながらお仕事ってできるものなのでしょうか?

難しいですね。たまにお客さんと関わる中で、「あっ、これはここの部分なんだ!」と実感することはあります。

自由曲面のレンズは作るときに加工や計測をするんですけど、新しいレンズを作るとき、「どうやって加工しようかな…」「計測はどうやったらいいのかな」というところを自分たちで考えて作らなければいけなくて、そういった全く新しいことを考えるのが楽しかったり、やりがいがあるなと感じています。

だから新しいことを考えるのが好きな人にとってはたまらない仕事かもしれないですね。



夏目光学を知ったのは、夏目光学が取り上げられた新聞がきっかけとお聞きしたのですが、最初から光学という分野に興味があったのでしょうか?

正直最初はなかったです…

自分は大学で機械工学を専攻していたので、ものづくりに関わりたいとは思っていて、工学関係で地元の会社を探していたところ、すごいことをやっている会社があるな…と思ったことがきっかけですかね。

就職活動の際に工場見学に参加したんですけど、

見学の説明の中で、今世の中にないものを作っているという話をお聞きして…

お客様から、「こういうことができるものがほしい」と言われた際に、

それを作る機械が世の中にまだなかったので、自分たちで機械を作ってしまったと聞いたとき、すごくいいなと思いましたね。

そういった、「ないものを作る」といったことを自分もやってみたいと思ったのが決め手となりました。

業務の中で大変なことはありますか?

常にないものを作っているので、本当にこれであっているのか…?という疑問は常に持っています(笑)

ないものを作っていることに付随しますが、

調整がうまくいかなかった時に、今までのやり方を全て変えて、新しいやり方を試さなくてはいけなくなるので、

これだけ頑張ったのに…とかなり悔しさを感じるところはありますね。

これが、ないものを作る上で大変なことだと思います。

ただこの悔しさを次への糧にすることはできるので、そこは頑張りどころだとも思っています。

日々挑戦していることや、これから挑戦していきたいことはありますか?

これから入ってくる後輩に夏目の技術を隈なく教えるという部分はやっていきたいと思っています。

今まで受け継いできた夏目光学を後輩に受け継ぎたいという思いがあります。

あとは、自由曲面のレンズを扱っているからこそ、逆に今まではなかった技術もたくさん生まれていて、それも自分にしかできない技術としてではなく、夏目光学の技術として展開させていきたいです。

自分がつまずいた時には、そこで止まってしまうのではなくどうすればいいか考える、というのが夏目光学で教わった大切なことなので、

これを大切だと思ってもらえるように後輩を育てていきたいですね。

少しお話は変わりますが、夏目光学での教育体制について何かあればぜひ教えてください!

「ブラザーシスター制度」という、同じ部署内で1人に対して1人の先輩がつくという制度があります。

特に年齢などは関係なく色々なペアがいて、自分は一回り以上、年上の先輩についてもらってます。

プライベートでも仲良くさせてもらっています(笑)

制度はありつつも、自分の部署に新人が来た際は全員で関わっていくのが夏目光学なので、自分は現在1年ほどお世話になっていますが、特にこの制度は「何年やらなくてはいけない、何年までしかできない」などの制限がなく、とにかく入口を広げやすくするという意味で取り入れています。


他にも何か特徴的な教育制度はあるのでしょうか?

「改善提案」という、日々の業務の中で自身が改善した箇所を文字に起こして提出する制度があります。これは自分の上司を通して、最終的には社長まで届くというのが特徴ですね。とてもいい制度だと思います。

強制ではないので、基本は自発的に書くスタイルを取り入れています。

これを提出することで、実績を上司にアピールすることもできるし、

評価されれば報償が出たりと見合った評価をもらえたりもするので、

社員のモチベーションにもつながる制度だと思いますね。

どれも素敵な制度ですね。これまではご自身が教育を受ける立場にあったと思いますが、今後一緒に働きたい人の特徴があれば教えてください!

やはり自由曲面のレンズを作るときって最初はみんなつまずくんですよね。

この時に、「なんで今こういった現象が起きてるんだ?」と考えられる人がいいですね。

そしてそれを自分の中で、こうしたら次はうまくいくのではないか、と自身にフィードバックして考えられる人が合っているのかなと思います。

自分はこういうの得意ではないんですけどね(笑)

でも自分の中で解決できないから向いていない、みたいなことはなくて、

夏目光学は、特にうちの部署では、社員間のコミュニケーションも活発なので、

自分の工程でつまずいてしまったときは前後の工程の人と話し合いの場を設けたりもしています。業務的にも連携が取れないと難しいところもありますし、

コミュニケーションが活発なところは夏目光学の良さのひとつでもあると思います。みんなフレンドリーで話しやすい環境が整っています。

最後に夏目光学の魅力を一言で教えてください!

挑戦することですかね。

ないものを作ることや、お客さんの難しいニーズに応えられるまでやる、というところが挑戦かなと思っています。

常に挑戦し続ける夏目光学で、みなさんをお待ちしております。

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