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ダメダメだった20代を振り返る

F&Pジャパン(株) 代表による社内報を公開する「オープン朝礼」記事です。
この記事は、2021年10月にF&Pジャパン社内向けに発信された内容をもとに編集を加えて公開しています。


情報化が生んだ、老若コントラスト


今日は、40代男性のつぶやき、という全く視聴率が取れなそうな内容でお送りします。

これは本音なのですが、
「今の若い人たちは優秀だな」と感じます。

学校教育では、小学3年生までに習うもの、中学3年生までに習うもの、というふうに閾値が決まってしまっているので、
順当に行くと小学3年生が中学3年生を学力で追い抜いてしまうジャイアントキリングはほとんどありません。


ビジネスの世界になるといつでも「飛び級」ができるので、
優秀な20代が40代を脅かすことも今や日常茶飯事です。

今スタートアップで主に活躍しているのはミレニアルズだし、
Z世代起業家のニュースを聞くといよいよ敵わないと脅かされることもしばしばです。


インターネットの情報検索が高度に大衆化した現代では、先輩たちから対面で教わることは少なくなっていて、
この「飛び級」傾向はさらにさらに加速していくでしょう。

だから、情報検索が得意な若い世代にチャンスが回ってきていて、情報検索が苦手な先輩たちはいよいよ置いていかれます。


僕が20代だったときの話をします。

インターネットが普及したのは1990年代の終わり、僕が初めて自宅でパソコンを触ったのが2000年の大学3年生で、この頃は就職率が最底辺の就職氷河期です。


勉強もして、入社試験を潜り抜けましたが、それなりに狭い門だったみたいです。

入社して直属の先輩たち(30後半~40代)はいわゆるバブル世代ですから、
その世代の入社試験と言えば、面接で「お酒は飲めますか?」とだけ聞かれ、あとは内定者旅行で接待を受ける側です。

このコントラストは非常に強くて、バブル崩壊後の退廃的な職場において少数派の僕たち氷河期入社世代は、内心ではバブリーな先輩方を心からは尊敬することができなかったのですが、、、

いかんせんまだまだ情報検索が容易ではない時代でしたので、
多数派の先輩たちに着いていきながら仕事を教わるしかありません。


20代の僕はとてもアガリ症で、 若干コミュ障気味でした。

打ち合わせで発言することもできず、
いつも冷や汗でびっしょりになりながら客先に行き、
膝をガクブルさせながら職場からの圧に押されて過ごしていました。

これを完全に克服できるまでに、実は会社勤めを辞めたくらいまでの時間かかりました。


サラリーマン時代の僕は、オモテの職業上の「サラリーマン」である自分と、内面的な自我が一致していなかったので、
心からの気持ちを表現できなかったり、自信を持って人前で喋ることができなかったんです。

そんなこともあって、
全力で仕事して、全力で勉強して、全力で遊んだつもりでいた20代の僕なんて、
今振り返ったら全然ダメダメだったな、と思います。


比較すると、今の若い人たちは本当に優秀です。

昔と違って、若い人たちはどんどん優秀になり、老いた人たちはどんどん衰えます。
この傾向はきっとこれからもっと加速します。

だから僕は、いつ誰に負けるやもしれぬ危機感を常に感じながら、
依然研鑽の努力を惜しまず日々仕事をしていますし、

若い人たちから手合わせを願い出られたとき、お手並みを伺われたときには、全力でもって迎え撃って出ているわけです。


今、自分自身に蓄積してきた知見やスキルは、少しでもこれからを担う若い人たちに還元していきたいと思っていて、そんなわけで日々そういった場を設けております。


(この記事は、2021年10月にF&Pジャパン社内向けに発信された内容をもとに編集を加えて公開しています。)

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