はじめまして、ナカガワFMTの中川です。
「なぜこの業界で働くのか」と題しましたが、初回は「なぜ私がナカガワFMTで働くのか」をお話します。※次回以降、この業界の状況や展望について詳しく書いていきますね。
なぜ私はここで働いているのでしょう?一番の理由は簡単で「祖父が起こし、父が継いでいる会社だから」です。しかし、この簡単な理由を受け入れる為に、自分にとっては「興味や面白み」がどうしても必要でした。大事ですよね。
幸いな事に、前職時に様々な食品工場と仕事をする機会が有り、工場内の生産設備に魅了されました。ドデカい機械も有れば、食品をつぶさない様繊細な動きをする機械も有り、ロボットも有りで遊園地みたいでした。きっかけさえあれば人って簡単に視野が変わるんですね。
機械メーカーの規模には大小有りますが、ある工程の機械で業界最大手という企業でも売上は意外と少なかったりします。社員数名なんて規模もザラです。食品会社は多種多様であり、同じような製品を作っていても規模や工程が違えば当然機械も異なります。大手企業や規格機械だけでは成立不可能な世界、市場という所も大事な魅力の一つです。
また、食品工場の機械化、FA化は非常に難しいミッションです。理由は「食品」だから。工業製品の生産設備と違い、完璧な設備というものが完成されない(=需要が尽きない)業界です。(※食品工場の機械化、FA化に今何が求められているかは、次回以降書ければと。)
ナカガワFMTは元々は主に水産加工品分野の機械製造を行って来ました。この分野の食品生産の工業化に貢献してきた事は会社の誇りです。現在はそんなナカガワが培ってきた技術を他分野へ転用する事と適応させる事に取り組んでいます。困難も多々有りますが、機械の相談や引合を通して多くの人や新しい機械との出会いがあります。私たちの「人や企業の困難、課題に対して機械で応える」という仕事は、ロマンとやりがいに満ちていて、何より好奇心を駆り立てます。これが私が今この仕事をしている最大の理由です。
私個人の主観的な内容となりましたが、次回以降は具体的な機械の話や、この業界を取り巻く状況など書いていく予定です。少しでも興味を持って頂けたらお気軽にメッセージ下さい。スキルや経験はもちろん大事ですが、モノづくりで最も大事なことは興味や好奇心です。
有難う御座いました。