なにをやっているのか
観光施設集積地として人気のリゾートエリア「上天草前島港」
マリーナ事業の拠点「シークルーズマリーナ」
当社は海や川などウォーターフロントの付加価値を高めることで地域を活性化する「水辺のまちづくり」会社です。海に関連する観光やレジャーに関して日本一幅広い事業領域と言っても過言ではありません。
日本は海洋国家。古くから海に親しみ、海の恵みで生計を立て、海の交易で発展してきました。
当社がある天草は東シナ海・有明海・八代海の3つの海に囲まれ生活と海は密接に関わっています。その海の楽しみ方を提供することで天草の活性化に貢献してきました。
代表例の一つとしてJR九州との連携で鉄路の無い天草に九州新幹線のお客様を呼び込んだことです。工業デザイナー水戸岡鋭治氏の監修により、世界的にも珍しい列車と駅舎と船のデザインを統一して一体化して運行。特急「A列車で行こう」×定期航路「天草宝島ライン」は鉄旅と船旅が同時に楽しめる観光路線として脚光を浴び、九州新幹線全線開業の代表的な成功事例として評価を得ています。
また、同路線やイルカウォッチングを軸とした乗船客の増加を受け、地元上天草市や地元企業と連携して母港である松島(前島)港の再開発を行い、10数年前までは草むらと廃墟の国民宿舎しかなかった前島エリアが今では九州でも人気のリゾートベイエリアとしてたくさんの観光客が訪れるようになりました。
近年はまちづくりに力を入れており、2019年に空きビルをリノベーションしてキッチン付きのアパートメントホテルとしてSEACRUISE HOUSE NAVIO」を開業。更に遊休の公有地・民有地を活用した再開発を進めており、2021年度8月には休眠中だったキャンプ場を再開発してシークルーズグランピング熊本天草を開業。
また、これまでの地域活性化の手腕を買われ、2019年1月より経営難で苦しむ人吉市の第3セクター「球磨川くだり」の経営再建を手掛けています。約40%の出資を行い通常のコンサルティングではなく、グループ会社と同等の位置付けで様々な改革を実施中。そんな中、2020年7月に熊本豪雨で被災し壊滅的な被害を受けてしまいました。しかし、諦めることなく再建を進め2021年7月4日に球磨川のリバーサイド初の観光複合施設「HASSENBA」を開業し、地域の復興のシンボルとして大きな期待を受けています。HASSENBAの再建手法はリノベーションイヤー2021最優秀グランプリをはじめ、第3回復興設計賞など数々のアワードを受賞や世界銀行イベントへの登壇や海外大学からのヒアリングなど国内外からも高い評価を受けています。
【観光事業】
●クルージング船の運航(イルカウォッチングなど)
●定期航路「天草宝島ライン」の運航
●観光拠点施設「mio camino AMAKUSA」の運営
●アパートメントホテル「SEACRUISE HOUSE NAVIO」
●グランピング施設「シークルーズグランピング熊本天草」
【マリーナ事業】
●マリーナ運営(シークルーズマリーナ)
●ボート免許教室
●ボートの販売・修理
【まちづくり事業】
●遊休不動産の再開発
●観光系企業の経営支援
●第3セクター「球磨川くだり」の経営支援
●観光複合施設「HASSENBA」の運営
●コーポレートサイト: https://www.seacruise.jp
●シークルーズハウスナビオ: https://www.seacruise-house.com
●シークルーズグランピング熊本天草:https://kumamoto-glamping.com/
●球磨川くだり: https://www.kumagawa.co.jp
●HASSENBA:https://hassenba.jp/
なぜやるのか
元スナックの空きビルをリノベーションしてアパートメントホテルとして開業した「SEACRUISE HOUSE NAVIO」
2021年7月開業した球磨川くだりの観光拠点施設「HASSENBA」。人吉の復興のシンボルとして高い評価を得ている。
地方は過疎化・高齢化により衰退の一途を辿っています。
また、日本は周囲を海に囲まれ、たくさんの河川が流れ、多くの湖があるにも関わらず、自然災害が多いこともあり水辺の活用が進んでいません。
当社ではウォーターフロントの活用を行うことで、その地域・水辺の持つ魅力を最大限に発揮することを目指しています。交流人口、関係人口を増やすことで地域に経済効果をもたらし、雇用の創出や若年人口の増加にチャレンジをしているところです。
実際に社員の出身地は地元熊本だけでなく、東京・名古屋・大阪の三大都市圏や海外など多岐にわたっていて、職場環境や地域の魅力があれば人が集まることを実践しています。そして各地から集まったメンバーが外からの目線で地域の魅力を引き出し、地元出身の社員が地域の風土や文化を伝えることでお客様が満足する質の高いサービスを提供することへ繋がっています。
まだまだ未開発の場所が多い日本のウォーターフロント。
ここに地方活性化の可能性が眠っていると当社は考えています。
どうやっているのか
2021年8月開業のグランピング施設。コロナ禍でも守りではなく攻めの経営を貫いています
安全研修の様子。事故を防ぐために安全を何よりも優先します。
当社が最も大切にしているもの。それはお客様ではなく同僚や取引先です。
お客様に質の高いサービスを提供するには、まず社内外のチームワークが重要と考えます。
人間は個人では何も出来ません。会社も自社だけでは何も出来ません。
多くの方々の支えがあって個人も会社も成り立つと考えます。
また、もう一つ大切にしているものは「安全」
クルージング事業やマリーナ事業を始め当社の業務は危険も隣り合わせ。お客様の命をお預かりする企業として何よりも安全対策を徹底しています。
社員教育はOJT重視
基礎的な研修を行った後は基本的に現場での実務を中心とした研修を行います。当社の業務は机上の空論では質の高いサービスと安全は担保出来ません。先輩社員がサポートしながら徹底的に現場で学んで頂いています。