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「育休取ってどうだった?」Wewill初の男性育休、社員の本音をインタビュー

Wewillでは「一人ひとりの幸せ、組織の意味」をスローガンに、独立自尊のカルチャーとチームの連携により個々のライフ・ワーク・インテグレーションを支援しています。

このたび、男性メンバーではじめて育児休暇を取得、復職したメンバーが誕生しました。エンジニアの中村啓吾さんに、育休を取得した経緯や育休中の過ごし方、復職の実際など本音を聞きました。

プロフィール|新卒で関西のプラント建設企業に入社、プラントエンジニアとして市町村をまたぎ活躍する。2022年に約8カ月、プログラミングスクールに通いながら転職活動。2023年2月にWewillへジョイン。

最低限1カ月は家庭に専念したい一方、申請には申し訳なさも

――育休はいつから、どのくらい取りましたか?

中村:2024年6月下旬から7月末までの6週間です。育休としては1カ月間だったんですが、結婚の特別休暇とあわせて1カ月半ほど取らせてもらいました。

――ちなみに1カ月半に設定したのは、どんな考えで?

中村:妻と相談して「体調が落ちつくまで、最低限この期間は休んでほしい」と言われていた期間でした。私も妻も実家が遠方にあるので、自分が育児や家事を手伝おうと思いました。

一方で、スタートアップということもありWewillは成長スピードが速いので、仕事を休んで業務に遅れを取らないかな……と不安でした。一刻を争う開発業務の中で、休むことへの申し訳なさがずっとありましたね。

――では、育休の申請は勇気が必要でしたか?

中村:そうですね、言い出すまで時間がかかりました。そもそも法律が定める限り誰でも育休が取れるということを知らなくて、スタートアップの会社で男性社員が育休を取れるとは思ってもいませんでした。

そのうち、子どもが生まれるかもしれないと社内で話すようになってから、メンバーや人事が「よかったら、育休取りますか?」「育休、取っても大丈夫だよ」と声をかけてくれました。それで少しずつ「育休を取っていいのかもしれない」という気持ちになっていったんですよね。会社の雰囲気は育休推奨でした。

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赤ちゃんの気持ちが掴めた3週目、かけがえない時期に

――メンバーの後押しもあり、育休を取ろうと決められたのですね。実際に育休中はどのように過ごしていましたか?

中村:家事全般を担当しながら、ずっと子どもの面倒を見ていたかなと思います。おむつ替えや寝かしつけをしていると、あっという間に夜になりますよね。夜もやっぱり子どもが起きて泣くので、まとまった睡眠が取れなくて。育児が大変とは聞いていたけれど「あぁ、こんな感じなんだ」と思いました。

妻も「あなたがいてくれてよかった」と言ってくれました。実際に妻はあまり動けない状態が続いたので、力になれてうれしかったです。

――なんとも素敵なエピソードです。中村さんの中でも心境の変化はありましたか?

中村:はい、すごく!集中して子どもと向き合えたことが、育休中も今も私にとってかなりプラスになっています。

そもそも第一子なので赤ちゃんとの接し方が分からない中で、子どもは本当に泣いてばっかりで(涙)。あたふたする日が続いていたんですが、それでも3週間くらい経つと、なんとなく赤ちゃんのリズムが分かるようになったんですよ。

自分の対応があっているかは、分からないんですけれどね(笑)。でも、そのころから穏やかに過ごせるようになったので、赤ちゃんの気持ちを理解できる一定の時間は過ごせたんだと思います。

もしこの時期がなかったら、今ごろ子育てに苦手意識を持っていたかもしれませんし、育児を妻に任せきりにしていたかもしれません。それだけ貴重な時期を過ごせました。

残業は月10時間以内、メンバーのフォローで復職も円滑に

――かけがえない時期を過ごせてよかったです。その後、復職するときはどうでしたか?

中村:仕事についていけなかったらどうしよう、とドキドキしながら復職の日を迎えました。でも勤務の初日に、メンバーが「子ども、どう?かわいいでしょ?」「育児って、思いのほか大変ですよね!」と声をかけてくれて。業務うんぬんより前に子育てについて聞いてもらえたことが励みになり、ずっと抱えていた申し訳なさもこのとき一気に払拭されました。

業務の方も、思っていたよりスムーズに戻れました。というのも、軽めの作業から割り当ててもらい、徐々に開発に慣れていったからです。家事や育児は続けているので、復帰直後は残業もあまりできませんでしたが、自分のペースを取り戻しながら復帰させてもらえて本当に感謝しています。

――ちなみに、今現在の働き方はどんな感じですか?

中村:今は、出社とリモートが半々くらいです。そして、5:00~22:00を基本就労時間とするコアタイムのないフルフレックス制をフル活用して、育児や家事と仕事を両立しています。

子どもの体調が急に悪くなったときは病院に連れていけますし、道路や店が混まない平日のうちに買い物を済ませておくといった対応もしやすく、すごく助かっています。そうした働き方のおかげで今も残業はほとんどなく、月平均10時間ぐらいで収まっています。

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――思ったより残業が少なく驚きました。もしかすると、復帰後もメンバーからフォローがあるのでしょうか?

中村:そうですね。子育て中のメンバーが多いので、子どもや育児に関する話題が自然と出ますし、よき先輩としてアドバイスをもらっています。おそらくメンバーのみんなも自分の生きたい生き方を実現しているからこそ、仲間にもそうなってほしいと応援してくれる人が多いのではないか、と思います。

まとめ:育休は生き方のアップグレードにつながる!

――育休を振りかえって、改めて今思うことがあったら教えてください。

中村:転職前は、会社から与えられた仕事をこなして給料をもらって……と受動的な生き方でした。けれど、Wewillに入って「自分自身の自由や幸せに関わる権利は、ちゃんと主張していいものなんだ」ということに気づかされました。

私は、それまでの仕事中心の人生やプライベートの幸せを見直し、Wewillに転職しました。Wewillの「独立自尊」のカルチャーに触れ、自分と家族のために育休も取得してみて、メンバーの理解もあり描いていた人生が叶っています。

そして、会社に貢献したい気持ちが大きくなりました。チームや仲間のためを考え能動的に行動するようになったのは、とくに育休を経て自分の中で大きく変わったことです。

――環境が変わると、マインドや行動も変わりますね。さいごに、メッセージをお願いします!

中村:最近、男性の育休取得に関するニュースを見るようになりましたが、実際に取得した期間は数日や数週間という場合が多いようですね。育休が取りづらい、申請に勇気がいるという意見には私も共感します。

それでもやはり、自分や家族の幸せのために育休が必要なことだとしたら行動しよう、と伝えたいですね。そのことは、自分の尊厳や生き方に責任を持つことにもつながり、きっと素敵な経験になりますから。

(ライター:菅原岬

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