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【社員インタビュー】外資の保険営業でも得られなかった"サバイブする力"を得られる毎日

お客さまチームの一員としてバックオフィスの業務改善に取り組む

黒野 浩大|1990年、静岡県生まれ。静岡大学を卒業後、磐田信用金庫(現:浜松いわた信用金庫)に入庫。2016年、ジブラルタ生命保険株式会社へ転職。静岡県西部エリアにおける代理店マーケティング業務に従事する。2020年1月、業務改善コンサルタントとしてWe Will AAにジョイン。プライベートでは、2児の子育てに奮闘中。

株式会社Wewill(以下、Wewill)は、2017年10月に静岡県浜松市で創業したスタートアップです。経理や事務などのバックオフィス業務を代行するサービスを展開しています。

ただし、僕たちは、バックオフィス業務をただ代行しているだけではありません。業務代行を通じて、バックオフィスを高機能なインフラへと整備しなおすところまで担っているんです。

その中で、僕は、お客さまのフロントに立ち、課題をヒアリングして業務全体の設計をしています。請け負った業務は細分化して、社内のスタッフに割り振るなどしています。

Wewillのサービスが単なるバックオフィスの代行業と異なるのは、お客さまチームの一員であるかのような近い距離感で仕事をしていることです。

僕たちもお客さまの現場に入ることで、ベストな方法を見出し、業務改善の提案まで行っています。お客さまからすれば、「周りを巻き込みながら自ら変革を起こしていく経理/事務員」が、社外に1人いるような感覚でしょうか(笑)

いま僕は、業界もオペレーションも異なる6社を担当していますが、それぞれに最適なソリューションがあり、とてもやりがいがあります。

・工数や手間が大幅に減ること
・バックオフィスが変化に柔軟になること
・企業の成長を支えるバックオフィスになること
・バックオフィスが作業ではなく本業に集中できること

このように、「価値あることを提供する」をモットーに、日々の業務に向き合っています。

じつは、担当社員が急に辞めてしまい業務が止まってしまうとか、担当している社員が1人しかいないために重要な業務がブラックボックス化してしまうといったことが、地方の中小企業では本当によく起きるんです。

とくに企業の売り上げが伸びているときに、そうしたことが起きてしまうと悲惨です。企業が速度をゆるめず成長してけるように、僕たちは、バックオフィス業務をあらかじめ整理し、コンパクトにしておく役割も担っています。

つまり、僕たちの仕事は、経理や事務の代行をしながら企業の成長を支えることだとも言えます。浜松が企業の成長しやすい街になるよう貢献できたら嬉しいです。

自分で稼ぐ力を身に付けたい。転職は、そんな向上心から

▲名刺には「Arrange(整える)」の文字。

新卒で磐田信用金庫(現:浜松いわた信用金庫)に入庫し、26歳のとき外資系の生命保険会社であるジブラルタ生命に転職をしました。新卒から営業畑にいたのですが、せっかくならもっと厳しい世界に身をおいてみたいと思ったことがきっかけでした。

自分の力を試してたかったのもありますし、もっと稼ぎたいとも思っていました。自分のやったことが、正当に評価され給与に反映されるような働き方に魅力を感じていたんです。

正直なところ、1回目の転職は大成功だったと思います。生命保険の営業といっても代理店のサポートと新規開拓の仕事で、給料も待遇も格段に上がったからです。

営業成績もいいほうでしたが、営業スキルが高かったのかどうかは疑問です。会社から与えられたノルマをこなしているだけで、自分で稼ぐスキルとは違うと感じていました。

もし、自分でサバイブできる力を身につけようと思ったら、次のフィールドはスタートアップ企業かなと、少しずつ思い始めていましたね。

そんな中、保険の代理店開拓をしているときにWewill代表の杉浦さんと出会いました。代理店契約をもらえることになり、Wewillのオフィスに行きました。

契約後に雑談をしていたら、僕が内心でモヤモヤしていたのを察知したらしいんですね。杉浦さんは、それとなく「スタートアップ・ウィークエンド」というイベントを紹介してくれました。

「スタートアップ・ウィークエンド」は、起業を体験できる3日間のイベントです。チームになって事業プランを練り上げていき、そのプランをもとに起業する人もいます。

「なんだかおもしろそうだな」と思ったので、とりあえず軽い気持ちで参加してみました。ところが、チームで考えたプランが最優秀賞に選ばれたんです。そのことがとても嬉しかったですね。


▲「スタートアップ・ウィークエンド」の様子

「スタートアップ・ウィークエンド」をきっかけに、浜松で起業している社長さんたちとのつながりもできました。チャレンジを続けるみなさんの生き方に、僕も勇気づけられていたと思います。

一方で、ジブラルタ生命では全国転勤の可能性もありました。チャレンジングな環境を地元でせっかく見つけられたのに、このままでは浜松を離れる可能性もあったんです。

そんな中、地元スタートアップの支援をしているWewillの仕事もいいなと、ぼんやり思うようになりました。Wewillなら、金融業界で培った自分のスキルを活かせます。税理士法人の関連会社なので、スタートアップでありながら地盤がしっかりしている印象もありました。

杉浦さんもWewillへのジョインをずっと勧めてくれていて。僕もだんだんと気持ちがのって、転職を決めました。はじめて杉浦さんと出会ってから9カ月後のことです。

普通のサラリーマンだった僕ですが、この短期間でずいぶん世界が広がったなと思います。

この先も浜松で、家族と幸せに暮らせるように

僕たちが企業のバックオフィスを支えることで、浜松は企業が思いきり成長していける街になると思っています。そんな街で家族と幸せに暮らしていくのが、いまの僕の目標でしょうか。

価値を生み続けるのは大変ですが、それを楽しくしていくのも「自分で稼ぐスキル」のひとつだと思います。周りのスタートアップ経営者を見ていると、難しい仕事にチャレンジしていても本当に楽しそうに仕事をしています。数年後には、僕もそんな風になりたいですね。

今では僕も2人の子をもつ父になりました。前職の生命保険会社では全国転勤の可能性がありましたが、今後は浜松で家族との時間も大切にしていきたいと思います。効率的に仕事をして、しっかり稼ぐ。そんな大人になっていきたいです。

経営者と同じ目線に立ち、自走したい人に向いている会社

Wewillが運営するスタートアップ向けのコワーキングスペースにて。地域のリーダーが集う、第三のコミュニティとなっている。

Wewillでは、「独立自尊」をとくに大切にしています。自ら考え、自分の行動に責任を持てる人と一緒に仕事をできたら嬉しいです。また、簿記の知識は必須です。簿記2級を持っている方が理想です。

性格の面では、細かいところまで気を配れる人が向いていると思います。成果物には一定のクオリティが求められるからです。

書類を取りまとめるのはスタッフですが、納品前のチェックは僕たちマネージャーが必ず行います。時間をかけて細かいところまで見ていますね。

Wewillの仕事では、経営者と真剣に向き合い、やるべきことを見極める力が鍛えられます。組織の中にいて、このままでいいのかと悩んでいる人がいたら、一度ランチやお茶などをしながらお話しましょう。

自分が本当にやりたいことのためにキャリアを積む方法があることを、知ってもらえるのではないかと思います。

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