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【社員インタビュー】楽しい方へ一歩踏み出そう。エンジニアとして自分の価値を高められる環境とは

野平幸佑さん/技術開発部 副部長

― まず初めに所属されている部署や、主な業務も含めて自己紹介をお願いします。

所属している部署は技術開発部になります。その下部組織にハードウェアユニットがありまして、そこで主にメカ設計を担当しています。ただ、もともと創業メンバーであることもあって、ドローンを用いた設備点検業務などより現場に近い部分に早くから関わっています。そのため、メカのことばかりをやっているかというとそうではなく、開発するドローンがどのようにあるべきかという仕様作りを担当する仕事の割合も大きいですね。

あとは、技術開発部の所属ではありますが、以前からお客様寄りの仕事も多いです。会社の設立当初は5人位の人数だったので、専属の営業担当がおらず、対外的な仕事は閔さんと私でやることが多かったです。そういった経緯から、古くからお付き合いのあるお客様とのやりとりは、私が担当させていただくことがあったりします。

― 創業メンバーというお話がありましたが、どのような経緯でLiberawareで一緒にお仕事することになったのですか?

6、7年前の話になりますが、前職は造船会社に勤めていました。この会社は、事業所が全国にあって、私は九州の事業所に配属されました。当時国内の造船業界は不況が続いていて、船以外の事業も拡大しなくてはならないという会社の意向がありました。そこで、船から荷物を積み下ろすクレーンを自動化する新事業を始めるため3、4人のチームで働いていました。なので、ドローンとは全然関係のない仕事をしていました。ただ、九州は自然が豊かで、土地も広くて、ここじゃないとできない面白いことをやってみたいと思っていた最中に、YouTubeなどで海外の人がドローンを自作して飛ばしているのを見て、自分もやってみたいと思いました。部品などを取り寄せて作って、その様子をFacebookで上げていたら、Liberawareの小川さんが声を掛けてくれました。それがきっかけで閔さんともお話して、新しい会社を始めるというお話を聞き面白そうと感じたので、加わりました。元々は趣味だったんですね。

― 大企業からベンチャー企業への転職に関して、会社の規模感の違いもあって、急にベンチャー企業で0から作っていくことをリスクに感じる人もいるかと思いますが、一歩を踏み出す時の心情やそのきっかけはどのようなものでしたか?

元々、大企業に勤めるのは社会人経験を積むのが主な目的でした。ある程度自信がついたら区切りの良いタイミングで起業して、自分のやりたいことに注力する方に向かっていきたいと考えていました。というのも、私の父も似たような経歴があって、そういうのを見ていく中で、大企業からベンチャー企業に移って挑戦することはやりたいことを実現していくための手段だと感じていたので、そこに対して抵抗感は無かったです。計画通りとまではいかないですが、普通に取りうる選択肢と捉えていました。私は独身なので守るものもないですし、仕事は人生のうちで割く時間が大きいものですから、せっかくならやっていて楽しいことを仕事にしたいなと思い、より楽しそうな方を選びました。

― 楽しい方に一歩踏み出すというのは、とても素敵ですね。人によっては簡単なことではないと思うので、その一歩は大きな一歩ですね。

そうですね。今お話したのは、ポジティブな理由なのですが、ネガティブな理由もあります(笑)。前の会社は比較的安定している会社ではありましたが、九州の事業所は自分より少し上の先輩、中堅がいない部署だったんですね。なので、一緒に働いていたのはかなり年上の人ばかりで、年の近い技術者がいませんでした。配属された時は若い技術者が入ったことで重宝はされましたが、私の視点からすると、先輩から学んで知識を習得することができず、ほぼ独学だったり外部のセミナーに行ったりでしか知識を得る方法がありませんでした。もう少し、同年代の人と働いて色々身に着けたいなという理由もありました。



― そうだったんですね。現在Liberawareで働かれていて、同年代の方も多いと思いますが、実際にLiberawareに入ってみて、いかがでしたか?

なぜLiberawareに入るという話に乗ったかというと、誘ってくれた皆も含めて、自分から見て彼らがすごい技術者だと思える人達だったからです。難しいことに取り組んでいるので技術的に悩んだりすることは多々ありますが、社内に気軽に聞くことができる人がいるのは良いですね。前は、社内に相談できる人がいなくて、逆に上手くいったときでも、それがいかにすごいかを理解してくれる人もいなくて張り合いがなかったです。同じ分野に詳しい人がいれば、より高めあえますし、自分にとってはかなりプラスかなと思います。

― そういった社内の環境という面も、やりがいの1つとして大きいのでしょうか。

私だけに限らず技術者にとっては、自分の興味のある分野に関して、ネットに載っているものだけではなくて、より鮮度の高い情報が入ってくる環境であったり、それと同時に、自分のやっていることを理解のある人に認めてもらえる環境があることが重要なんじゃないでしょうか。

― 分かっている人達と話しあったり、相談しあえたり、分かちあって共感しあえる環境があることは働く上で、とても大切ですよね。

そうですね。非常に重要なことだと思います。特に20代のうちは、何でも吸収できると思うので、給料がどうというよりも、いかに自分の価値を高められるかという視点の方が将来的に技術者にとっては大切だと思います。そこに価値を見出せる人だったら、Liberawareは向いていると思います。

― そういった環境を求めている方にぜひ来てほしいですね。では、Liberawareに入って1番記憶に残っているエピソードはありますか?

1番という順番を付けるのは難しいですけど…。小型のドローンを使って、設備の中を点検していくというサービスを始めた当初、そもそも需要があるのか、どうやって本当に必要な人に知ってもらうのか分かりませんでした。全く世の中になかったものなので、手探りの中で、確固たる自信が無い状況で進めていました。現場でドローンを飛ばして、会社に戻ってドローンを作ってというのを繰り返して、徐々にお客様のお話も聞きながら、現場を重ねていくうちに、確かにこれはいけそうだなという確信に変わっていった過程は、自分にとっては良い経験でした。机上でここにニーズがあるんじゃないかと企画していくこともできると思いますが、現場に出て状況を見て、お客様の話を聞く中で、徐々にストーリーが固まっていくことがいかに重要か、またそれによって得られた情報を社内でどう伝えていくか。大企業だと細分化されたうちの一つの業務に携わりますが、こういった会社を作って、ビジネスモデルを作って、それを新しく入ってきた人たちに伝えていくといった過程はここでしか経験できないことだと思いました。こういう過程は、仕事をしていて面白いし、今後もとても役に立ちそうな経験だと感じています。

― エンジニアの方から、仕事の過程のお話を聞けるのは、想いに触れた感じがしてとても興味深いです。会社として、成長の段階に入ってきた中で感じていることはありますか?

特に去年から人が増えて、会社組織をどうしたら良いかという悩みもあります。ドローンの技術は高まってきていますが、それをどのように使って利益に繋げていくかという点がまだ固まっていない状況で、なかなか次の一歩を踏み出せていないことに責任を感じています。今やっていることの規模を大きくするだけだと、ビジネスはそこまで伸びないと思うので、何か足すというより、もう一つ掛け合わせなきゃいけないかなと感じています。



― その中でどういった人と一緒に働きたいですか?

「アイデアをどんどん出してくれる人」だと嬉しいですね。皆さん優秀なので、こういうものを作ろうと決めたら、瞬く間に作ってくださるんですけど、それに加えて現場の状況も踏まえた提案など、開発の種になるようなアイデアが湧き出てくる人、もしくはそれを促してくれる人だったら良いですね。その人自身がアイデアを出すわけじゃなくても、今いる技術者さん達からそういったアイデアを引き出してくれるような。やはりベンチャー企業なので、他の企業がまだやっていないことや新しい考え方に敏感である必要があって、それが説得力のあるものであれば、人もお金も付いてくると思います。そこを手助けしてくれるような人がより増えていくと、より会社の色が濃くなってLiberawareのイメージも固まってくるんじゃないかなと思います。

― 最後に仕事以外のプライベートの部分もお聞きかせください。

私は結構多趣味でして、アウトドア系だと、車とかバイクとか、ジェットスキーとか、森の中を走るバギーだったりエンジンが付いたものは大体乗りますね(笑)。

― お休みの日はとてもアクティブで、外出していることが多いのですか?

家にはほとんどいないですね。いる時は、何かを作っている時ですね。家に工作室があるのですが、そこで色々機械の部品を作ったりしています。

― 仕事でもプライベートでも物を作っていて、ある意味一体化して重なっている部分が多いのでしょうか。

そうですね。元々ドローンも趣味で作っていたものですし、頼まれたからやるのではなくて、放っておいても常に手を動かして何か作ってる人がエンジニアには多い気がします。

― そういうのを楽しめる人が合うかもしれないですね。確かに、Liberawareにはそういったプライベートも楽しみつつ、プライベートの趣味と仕事と重なっている部分が多い方がいらっしゃるイメージがありますね。

そうですね。ものづくりを常にしている方と話していると楽しいですね。

― 類は友を呼ぶといったように近い考えの人が集まってくださると素敵ですね。貴重なお話をしていただき、ありがとうございました!

次回の記事もぜひ楽しみにお待ちください!

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