こんにちは、KiZUKAI採用担当です。
前回の社員インタビューの続編として、「大手企業からフリーランスを経て、行き着いたスタートアップという選択(後編)」をお届けします。今回は、KiZUKAIデータプラットフォーム開発の仕事内容や面白さ・難しさについてお伝えします。(前回のインタビューはこちら)
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インタビュアー:改めて、KiZUKAIのデータプラットフォームエンジニア(以下、DP)の仕事内容を教えてください。
宇代:KiZUKAIのDPの立ち位置で言うと、新たなデータ分析に関わる機能をプロダクトに落とし込む為の基盤作りをしています。KiZUKAIでは、ツール支援とコンサル支援があり、現状はセットだったり、コンサル寄りの支援ニーズが多い状況です。
コンサルの場合、KiZUKAIのツールは使わずにデータサイエンティスト(以下、DS)がスポットで分析することが多く、それらのコンサル業務で得たデータ分析の知見をプロダクトの機能に落とし込むことをしています。しかし、コンサル業務でDSが分析しているものは、いわゆるクライアントに見せる為のものであり、プロダクトにそのまま入れることは難しいです。コンサルでは数千~数万レコードくらいの分析でもある程度結果を出せますが、ツールだとユーザーデータをデイリーで自動連携しているので数億レコード、データ容量で言うとテラレベルのサイズになります。その為、DSが実際に分析して、これはプロダクトの機能としても使えるのではないか?と思ったものを実際のツールに作り込む為のデータ基盤管理がDPの役割です。
この職種に聞き馴染みがない人も多くいると思いますが、年々DX(デジタルトランスフォーメーション)の文脈で企業やサービスごとに膨大なデータの取得が進んでおり、データ基盤を作るDPは年々需要が高まってる認識ですね。データドリブンビジネスの中心的な役割を担えているのは、純粋に面白いです。
インタビュアー:KiZUKAにおいても大量データをスムーズに扱える基盤設計はソリューションの最もコアな部分であり、そこを担っているのがDPですね。KiZUKAIではオフショアと連携して開発を行っていますが、DPの部分でも連携していますか?
宇代:オフショア開発は主にフロントエンド・バックエンドがメインです。なので、DPにおいては国内開発をしています。とはいえ、連携はもちろんしていて、プロダクト内においてバックエンドからDPの開発側にどうリクエストすべきかという点を常にすり合わせしています。
インタビュアー:業務委託時代からオフショアの開発に同行されていましたけど、珍しいことですよね?
宇代:業務委託がオフショア開発に行くなんて他社では一度も聞いたことがないですね(笑)ここはKiZUKAIならではだと思っています。なんというか、一般的な業務委託の立ち位置に対してKiZUKAIは特殊だなと思うことが多くありました。正社員と業務委託には一定の壁があるのが普通です。飲み会とかも基本的に参加するイメージはありません。
しかし、KiZUKAIに業務委託で参画して1ヶ月経つ頃に、シリーズAの資金調達の記念に写真をみんなで撮ろう!となり、宇代さんもおいでよと。そんなことある?って驚きつつ、参加しました。飲み会も月1ペースでありますし、忘年会にも参加させてもらっていました。
インタビュアー:いい写真だな〜ってよくWantedlyの求人にも使っていますが、参画して1ヶ月だったんですね!宇代さんも写っていて、まるで未来を予想したかのようだ〜って思いながら多用してました(笑)
宇代:そのころから今もアットホームさは変わらないですね。
インタビュアー:業務委託から正社員になって何か環境や気持ちの変化はありましたか?
宇代:仕事内容等で大きく変わることはありませんが、やはり業務委託は専門分野のプロフェッショナルとして参画しているので、限られた時間でそこにコミットすることが求められます。正社員になってもコミットすることに変わりはありませんが、さらに希望があれば自分の専門外にも挑戦できるというのが新鮮ですね。今はより深く事業課題にも触れられて、営業等のビジネス部門のメンバーとディスカッションしたりと関わりも増えました。また、一番は会社の現状を自分ごとのように考えるようになりましたね。例え会社がコケたとしても業務委託ならさよなら〜ってできますけど、正社員だとフルコミットしている訳なので。
インタビュアー:そこは確かに正社員と業務委託の一つ違いかもしれませんね。
改めて、KiZUKAIのDPの難しさや面白さはありますか?
宇代:まず難しさでいうと、大量のデータを迅速に処理し、必要に応じてシステムをスケールアップ・ダウンすることが求められる点です。プロダクトに適した形で、データの質を担保することがとにかく難しいです。プロダクトに直接見える部分ではないのでまさに縁の下の力持ちを担っています。一方、開発側で見るとそもそもデータがないと何も始まらないので、一番ボトルネックになることが多く、DPができてないから開発が進まないということになりかねません。その為、他のチームに影響が出ないように常に連携をとり、最低限必要な部分を先に用意して開発やテスト業務が止まらないように他エンジニアの作業の解像度をあげることを心がけています。
楽しいところは、まずKiZUKAIならではでいうと、様々なビジネス領域のクライアントデータを扱えることは、純粋にワクワクします。そして、それぞれのクライアントごとに持つデータ内容やデータの幅も異なるので、常にプロダクトにおいても改善が求められ、ルーティンワークにならないことも楽しいです。
また、規則やルールが決まっているわけではなく、手探り状態で進めている部分も多いので、ある程度自分で決められる裁量もあります。そこの余白がある分、アウトプットも出しやすいと感じます。もちろん決まりがない分、失敗も多いです。ただ誰かが決めた正しいルールに則って仕事を進めるより、自分で決めたやり方で失敗しながら前に進んでいける方が自分は楽しいと思っています。その点は、自発的にやれる人だとやりやすい環境だと思いますが、受け身だと難しいかもしれませんね。
次に、最新技術を扱えていることも魅力ですね。モダンデータスタック(=最新のデータ分析基盤)を使うことで今までややこしかった大量データの扱いがより簡単に、よりスケーラブルにできたり、可読性も改善されています。
こういった技術はまだほとんどが国外でしか扱われておらず、国内ではまだ普及していません。その為、社内でもDP以外には浸透しておらず、調査・構想を行いながら共有し、プロダクトへの反映を進めている段階です。この技術を扱うことでプロダクトの価値も飛躍するような話に繋がることも多くあります。今後、この技術を活用していくことでKiZUKAIで表現できる幅が格段に広がっていきます。
インタビュアー:DPではよく勉強会をしていると聞きましたが、まさにモダンデータスタックについてチームで調査していたのですね!先日この内容について開発ブログでも発信したので、ぜひご覧いただきたいですね(記事はこちら)。最後に、KiZUKAIでこれから成し遂げたいことはありますか?
宇代:やはりスタートアップなので、よくある機能やサービスを作っていくのではなく、感動するサービスを作っていきたいです。そのためには、まずビジネス側と開発側のギャップを埋める必要があると思っています。ビジネス側と話をしていると、構想がすごい!と思うこともあれば、開発目線をもう少しいれてもいいなと思うこともあるので、ビジネス側にもがんがん入っていって、密に連携をしていきたいですね。今後、開発領域に限らず、ビジネス側での仕事をしていく中でも、正攻法ばかり淡々とこなすのではなく、自分で決めたやり方で失敗経験を積んでいきたいです。仕事をする中でも様々な価値観を持つ人がいると思っていて、例えば”90%のクオリティでないと進みたくない人、30%のクオリティでもまず出してみる人”、”とにかくまず行動できる人、まずは立ち止まって考えられる人”等、それぞれ長所も短所もあると思っています。自分はどっちも突出はしていませんが、どっちもできなくはないと思っています。そういう人間だからこそできる、ビジネス側と開発側の連携があると思うので、そこに挑戦していきたいと思います。
インタビュアー:DSもよくビジネス側と開発側のハブになるということを言っていますが、開発側にもビジネス側との連携を強く意識したメンバーがいることはこれからのサービス拡大に向けてもとても心強いです!改めて、これからもよろしくお願いします!
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本日は、データプラットフォーム開発のマネージャー宇代のインタビューをお届けしました。現在KiZUKAIでは開発含む多職種で絶賛採用中です!少しでもご興味をお持ちの方は、ぜひお気軽に「話を聞きに行きたい」ボタンよりエントリーください。ご応募お待ちしております!