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【代表インタビュー】これまでにない人材業界の画期的なサービスを生み出した代表が、「学歴や職歴が無くても正当に勝負ができる世の中にしたい」理由

株式会社Remindは、代表取締役である廣田のこれまでの経験から、「大切な人を大切にできる想いを社会にリマインドする」という想いのもと、人材会社としても画期的で新しいビジネスモデルを生み出し、理念を体現していく事業展開をしています。

廣田社長がRemindを設立するまでに至るストーリーや「人」へのまっすぐな想いについてお話を伺いました。



廣田 剛志 / 代表取締役

2019年株式会社Remind設立。人材ベンチャーでの経験を積み、人材会社の課題となる再現性やキャッシュフロー問題を解決し、人材紹介事業のフランチャイズ化を実現する新しいビジネスモデルを展開。人を心から大切にできる人間を生み出す「場」として、HR領域に軸を置きながら、人材教育など多様な事業展開を推進する。

学費、生活費を自分で稼いだ学生時代。誰よりも自律心が強くなったバックグラウンドとは

ーーどのような学生時代を過ごされましたか?

私の地元は香川県で、大学進学をする際にどうしても大阪の学校に通いたかったのですが、母子家庭ということもあり、進学の条件は「自分でお金をやりくりする」ということでした。そんな背景もあり、物心ついた頃から「稼がないと生きていけない」という自律思考が身についていたと思います。

学生時代は居酒屋でアルバイトをしていましたが、なかなか十分な報酬が期待できず半年で辞めて、成果報酬型のキャッチの仕事に切り替えました。そこでは月に70~100万円ほどをコンスタントに稼ぎ、社内では西日本エリアの1位を獲得するほどの実績を上げ、学費や生活費は親に頼らずにすべて自分で賄いました。キャッチの成果を上げるコツとしては、わずか数秒ほどでお客様に良い印象を与えられるようにアピアランスに気を遣い、第一印象をいかに良く魅せるかということとリピーターをつくることを意識していました。また、お客様だけでなく、店舗スタッフとも日頃からコミュニケーションを通して関係性づくりを行いました。すると出勤日数が少ない中でも店舗内のスタッフが単価を引き伸ばしてくれることが多くなり、売り上げが伸びていきました。今考えると、学生時代から「お客様」、「ライバル」、「自分自身」という観点から、企業のマーケティングに用いられる3C分析の視点を自然と取り入れていたのかもしれません。

就職活動では、初めは給与にフォーカスをあてて行い、大手証券会社から内定をいただいていました。でも、私自身がコツコツと分析や経験を重ねて成果を上げてきたアルバイトの経験から、既にできあがったものよりも、自分でPDCAを回して試行錯誤して生み出していくことへの興味や関心が高く、証券会社を辞退しました。

そんなとき、知人から人材会社を経営している代表を紹介してもらいました。人のためになる仕事に就きたいとも考えていた私は強い興味を抱き、さっそく代表の方とお会いすることに。代表と話し、この人のもとでビジネスを学びたいと思いました。純粋に、働くことがかっこいいと思わせてくれるような人だったんです。

ーーでは、前職の仕事について教えてください!

入社した会社は、新規事業として人材領域に参入するものでした。私は事業の立ち上げメンバーとして参加し、代表を含めた計4名のチームからスタートしました。当初は紹介先企業はわずか1社、求職者は0名から始まりました。私は主に、新規企業の開拓と求職者開拓として面談業務を担当しており、企業開拓はいろいろな会社が集まる交流会に参加、週に4~5日は参加していたと思います。ただひたすらに行動する日々が続き、求職者は毎月80〜120名ほどを獲得し、毎日3~4名の面談を約3年間続けてきました。その結果、2期目には年商3億円を達成。その後、会社はM&A(売却)をすることになり、代表が変わるということで私も退職を選択をしました。これまで代表の背中を追いかけ、付いてきたこともあり、代表が変わるなら会社にいる意味がないと思ったんです。

前職で学んだことは、「止まる恐さ」。走り続けることでやった分だけ成果が上がることの反対の意味として、動かなければ一切売上が上がらないことを再確認できました。あとは、人材紹介業が急速に増えたこともあり、淘汰されることのないように何か真新しいことを取り入れるなど、柔軟に変化や進化をしていく必要があるとも感じました。「人材業界」に携わる者として、もっといろいろなサポートやできることがあると思っていました。

「人」に寄り添い尽くす。人材会社のあるべき姿を求めて

ーーそうしてRemindの設立を考え始めたのですね?

Remindの設立は、ずっと温めていたわけでなく、かといってどこかの会社に就職するつもりもなくて、もはややるしかない状況にいたんです。起業にあたっては、あらためて人材紹介業界の課題について考えました。

ーー課題と捉えていたことといいますと?

第一に、再現性の重要性です。これは「人」というリソースに携わるうえで、避けられない問題だと思いますが、「人」の気持ちの流動性に対応できる力が必要だと感じていました。売上を上げる人材とそうでない人の差が激しいことも課題に挙げられます。こういった問題は、キャッシュフローの不安定さに繋がり、投資できるタイミングも失いやすくなってしまいます。ですから私が人材領域でビジネスをする際は、これらの課題を払拭するようなビジネスモデルを構築しなければならないと考えていました。

ーーRemindの事業ドメインについて教えてください!

人材紹介事業を誰でも気軽に立ち上げることができるフランチャイズ展開を提供する事業を行っています。昨今トレンドであるクラウド型求人データベースサービスは、求人票のみを誰もが使用できるようなスキームですが、もちろん転職検討者は各々の人材紹介会社が集客をする必要があります。ただ、弊社が展開しているこのビジネスモデルは、当社が抱える求人票だけではなく、独自の集客ノウハウを活かし転職検討者の提供も実施し、マッチングのみに集中ができるプラットフォームを提供しています。いちフランチャイジーへの候補者提供数は毎月300を超えるため、事業計画を立てやすく、キャッシュフローの安定に繋がっています。人材業界経験者ならわかると思うのですが、このスキームはどこの会社も作れていませんし本当に良いものだなと自負しています。

また、さまざまな顧客企業から業務委託を受けて、代理店営業を行っています。これによって、社内人材がセールスノウハウを高め、顧客企業の売上に貢献していくこともできます。また、何より私が叶えたい「学歴や職歴が無くても正当に勝負ができる世の中にする」を実現する手段でもあります。

ーー「学歴や職歴が無くても正当に勝負ができる世の中にする」について詳しく伺いたいです!

多種多様な商材を扱うため、圧倒的な営業経験を積むことができます。そうすることによって、まず社内で営業力やコミュニケーション能力を実践で磨くことができ、従事者は社会人としての経験や実績を着実に積むことができる仕組みです。これは、個々の能力や価値向上に繋がるものです。いわば社内での活動を教育の場として活用し、学歴や職歴問題にも屈しない、多彩な人材の活躍に繋げていきたいと考えています。

「大事」は利害関係、「大切」はそれを超越する深い思いやりの精神

ーーRemindの理念にある、人を大切にすることについての想いをお聞かせください

Remindの企業理念は、"大切な人を大切にできる想いを社会にリマインドする"。この「大切」という言葉にとくに深いこだわりがあるんです。理念に「大切」という言葉を選んだのは、「大事」だと利害関係があることを想起すると思ったからです。一方で「大切」という言葉には、利害を超えた思いやりという意味が含まれています。Remindはお客様、社員、仲間、家族まで幸せにするというのがゴール地点。

また、ハーバード大学のある研究にもありますが、人はお金の幸福度以上に、同じ志を持ったコミュニティや組織で生きている人の方が幸福度が高いそうです。私はこの会社を通して、人にどれだけ尽くせるか、を自分にコミットしています。人は人に頼ったり、頼られたりして生きているということを忘れず、人を大切にしていきたいです。また、誰かを大切にするためにはまずは自身が成長し、色んな意味で「強くなる」必要があります。この考え方に共感し、いろいろなことに挑戦し、共有できる人が集まる組織にしていければと考えています。

ーー今後のRemindの展望は??

今後の展開としては、新規事業を会社が後押しするような体制を創っていきたいと考えています。Remindの根本的な考えとして、学歴や職歴は関係なく、誰もがチャレンジして成功させていくことが一つの大きなテーマとしてあります。うまくいった事業に関しては法人化、ホールディングス化していくのがビジョンです。

私自身は従業員を増やし続けてとびきり大きな会社にしていきたいという思いは特段ありません。ですが、なかには従業員を増やしていきたいメンバーも出てくると思います。そんなとき、Remindという親会社から出資して法人を立ち上げて、その事業に携わっていた人が代表に就任するということも可能性としてはあると思います。もちろんそれは強制ではないので、法人にしたくない場合はいち事業として事業責任者でやるなどの柔軟性を持って、その人に合った形作りというか、キャリアプランを社内で創っていきたいです。Remindは人材会社だからこそ、どこまでも人に寄り添い、それぞれの目標や想いを形にできるような会社にしていきます。

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