【CEOが語る】飲食業界がヤバい!想いから始まった創業の決意
◆DishupX(デシャップス)が目指す飲食業界と創業ストーリー◆
飲食店の閉店率は1年目で約30%。2年目になると約50%が閉店し、3年目では70%にも達します。
参入ハードルが低いと言われる飲食業界ですが、上記の閉店率は決して素人が参入した結果だけとは言い切れず、むしろ厳しい修行を乗り越え、経験を積んだ想いある料理人の方たちが失敗している例が大半である。
安月給、長時間労働、など様々な闇を抱えているのが、私たちが普段利用する飲食業界の裏側でもあります。その様な問題を解決すべく創業したのが株式会社DishupX。現在は、自社プロダクト開発をスタートしながら都内の飲食店を中心に、飲食店向けのWEB、デリバリーコンサルティングをしています。
DishupXの特長は「元飲食店員による飲食店員の為のDX」である。様々なIT業界出身者がフードテックに参入しておりますが、小林は飲食歴15年の飲食人間であり、その豊富な現場経験が飲食店に寄り添ったサービス提供を可能にする。
そんな飲食業界時代に経験し、感じてきた葛藤から「想い溢れる飲食店従業員が報われる世の中に」と強く願い、思い描いた未来が、小林のDishupX創業ストーリーへと繋がっていく。
プロフィール
代表取締役 小林和樹
1992年1月 神奈川県生まれ。バーや居酒屋にホテルなど様々な飲食企業で経験を積み、2015年に株式会社Globridge入社。一般店員から店長、エリアマネージャーを経て27歳で事業部長に昇進。人時生産性を軸とした小林独自の日次数値マネジメントを考案し、売り上げ規模15億の直営店のコスト管理、WEBマーケティング、CS分析を担当。2021年には株式会社DishupX設立し、代表取締役に就任。
飲食店が、飲食店従業員の想いが、、報われる世の中をつくりたい!
◆前職ではどんな仕事をしていましたか?◆
学生時代から飲食店で働き、18歳からはバーテンダーとして生きていました。煌びやかな夜の世界に憧れ、一生夜で生きて行くんだ!と、本気で思っていました。しかし、一日18時間働いても給料は上がらず徐々に昼職への転職を意識するようになったんです。ただ自分にできる昼の仕事なんてあるのか?と考え思いついたのは飲食企業の本部職まで昇進。だったんです。そんな23歳当時に出逢えたのが、破竹の勢いで業態変更していたGlobridgeでした。入社して店舗配属が決まると、THE野心の塊で昇進だけを考えて働いていました。見様見真似で商圏マーケティングから、店舗のコンセプト練り直し、業態から内装、グルメメディア販路を作り込み、僅か2ヵ月で平均の月売り上げを200万上げました。それが評価されて入社9か月でマネージャーに昇進して自信をつけました。「あれ、俺って天才?」なんて勘違いしてましたね。
その後、数字で見る飲食店経営がいかに大切か気付き、人時生産性や需要予測を軸に、原価や人件費のコントロールとCS分析、グルメメディアを活用した席効率の最大化など、飲食経営をあらゆる角度から管理する楽しさにハマっていました。元々は現場出身だったので現場の負担や実現性と、経営数値の理想とのバランスも絶妙に取ることが出来たので天職だと思いました。
◆DishupX創業のキッカケを教えてください◆
転職して順調な毎日を送っていたのですが、そこにコロナウィルスがやってきました。
飲食店員のキャリアには選択肢がないんですよね。多くの飲食店員は調理師学校が出て、飲食企業に入社し、一般社員から始まって店長や料理長になるまでにも何年も掛かってしまいます。しかも役職が就いても給料は安く、更に拘束時間が長くなる。労働環境が良くないケースが多いです。その結果は給料が上がらない店舗で働き続けるか、苦労して自分のお店を持つしかない。それがリアルなのだと思っています。
これは飲食の経営構造や利益体質が原因だ、と事業部長をしながら感じていました。飲食店経営者は店舗の家賃や、グルメメディアに多くのお金を払い、高騰する仕入れや人件費に多くのコストが掛かる。その営業利益率は5%~8%と言われています。結果的に現場で働く従業員には利益がほとんど還元されない仕組みになってしまっているので、大卒の宿泊業、飲食サービス業は「3年以内に50.2%」といわれる高い離職率を改善するためには「業務の効率化・環境の改善・将来性や評価の仕組み化」が必要だと思う。
そんな毎日に追い打ちを掛けるように、コロナ禍では店舗は休業となり、働きたくても働けない不安な日々を店舗配属の同僚達は過ごす事となりました。会社は対応に追われながらも生き残りを賭け、デリバリーFC開発を本格的に開始。私も社長室に移りデリバリーマーケティング業務が中心となる。しかし、その間にも店舗の休業や閉店により、店舗配属の同僚達は半数以上が会社を去る事になってしまいました。
こんなにも仲間の苦悩や葛藤を目の当たりにしたのは人生で初めてでした。
地域に愛される店!日本で一番の繁盛店!を目指して全力で挑んできた環境は大きく変わってしまったのです。そんな苦い体験から2021年、株式会社DishupXを創業しました。
◆業界を救うプランはあったのですか?◆
まずは直近の成功体験でもあったデリバリー領域に目を付けました。得意の経営マネジメントや、分析をしたくても店舗が休業状態では何の役にも立ちませんからね。そんな中で飲食店へアプローチとしてデリバリーへの参入は、低コストで売上を立て、従業員を守る為の環境を作るのにも適していたのです。
既にデリバリーを開始している経営者や店長からは、注文が入らない。タブレットの管理が大変。何を指標に設定したら良いのか判らない。そんな声が聴けたのでコレだ!と思い立ち、VCに話に行きました。それから上記の問題を解決するべく創業したのです。
DishupXの事業構想では、デリバリーは入り口でしかありません。全ては「想い溢れる飲食店従業員が報われる世の中に」を目指して、集客から予約管理に顧客管理、人件費に在庫、EC領域なども網羅する必要があります。そしてココが重要ですが、それらのサービスを「飲食店従業員が使いこなせない」と意味がありません。なのでDishupXは、「おじいちゃんでも使い倒せる【飲食業界のDX】」を目指す必要があります。これは、多くの飲食店従業員と一緒に汗を流してきた、私にしかできない使命だと考えております。
そして「元飲食店員による飲食店員の為のDX」はスタートしました。
「DX」「IT」という未知のビジネス
◆創業から今日までどんな日々を過ごしてますか?◆
頂上だけを見て走っている気分です(笑)。それはそうですよね。飲食業界への想いは日に日に大きくなる一方ですが、システム開発と言ってもプログラミングのプの字も解らない状態でしたから。
でも、飲食出身者だからこそ、他社の競合サービスとは違ったサービスを創り出せると直感していました。現在は、副業や業務委託で5名の仲間が支えてくれていますが、事業としても会社としても、まだまだDishupXはこれからが始まりです。なので、創業期を私と歩んでくれるパートナーを探しているのです。
創業メンバーの募集
今後、どういった人材に来て欲しいですか?
現在は、会社の事業成長を後押しするCTO候補や、開発協力してくれるエンジニアを探しています。私と同じ飲食業界出身者のコンサルタント職、営業職も積極的に採用していきます。
現在は実質、私一人の会社なので、幅広い柔軟性を持って仕事に取り組んでくれる方に入社して欲しいですね。また、飲食業界への想いが、心の奥底に落ちてくれる方が入社して頂けると嬉しいです。とにかく溢れる想いでスタートした会社なので、胸に熱いモノがある人が合っているかな?と。
◆最後に◆
私達が何気なく使っている飲食店
その裏側にはお客様への想いで溢れていることを体感してきました。
想いを届けるため一皿に全てを込め、汗を流し続けていることを。
しかし
その想いが報われずに涙を流すことになり、想いある飲食店従業員が今日もまた飲食業界を離れます。
そんな想い溢れる人たちの力になりたいと思い立ち上がりました。
そんなDishupXに少しでも共感して頂けたら、是非一度お話しだけでもさせて下さい。
株式会社DishupXでは一緒に働く仲間を募集しています
【事業内容】
飲食店向けサービス「Dishup Manager」の提供、飲食経営コンサルティング
■デリバリー競合の調査■顧客満足度の見える化■データの集計・分析■タブレット一元管理
DXが切り開く飲食店の未来!スタートアップでエンジニア募集!!
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