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リアル×テックで業界に革命を。履行件数4,000件の原動力は「美学」

――伊藤さんの業務内容を教えてください。

専務執行役員として、会社全体の統括を行っています。
採用面では面接官を担当したり、Conract Management DivのGeneral Managerとして契約業務を管理していたり…業務の幅は多岐に渡ります。

メインで行っているのは業務にDXを加えることによる、業務改善です。
アナログが当たり前だった不動産業界では、大きな資産を扱う重要な契約書なども紙やペン、印鑑を使用し、細かな手続きをマンパワーで管理してきました。
我々パートナーズのバックオフィスは、創業以来「履行後のトラブル0」を成し遂げてきましたが、管理者が「人」である以上万が一のことが起こる可能性はどうしても拭いきれません。

部署間で行われる業務の引き継ぎをシームレスにし、細かな期日や内容にアラームを出すなどのシステム作りができれば、ヒアリハットすらも起こらない、安定した契約を行うことができます。


――伊藤さんはパートナーズを初期から支えていたと聞いています。吉村社長との出会いはいつだったのですか?

吉村とは前職で出会いました。
同じ会社で、私は契約管理本部の課長。吉村は営業部のトップを走っていました。

前職の会社も今のパートナーズと同じように、営業部は営業を行い、成約後の契約業務からは契約管理本部が案件を引き継いでいました。
吉村は当初から営業として圧倒的に数字を上げていて、何よりもお客様想いでした。だからこそ妥協は絶対に許さなかったのです。

「自分の大切なお客様は、信用している人に任せたい!」という想いがあり、契約担当に私を指名してくれていました。そしていつの間にか「吉村の案件=伊藤が担当」という式が成り立つようになり、共に案件を担当することが多くなりました。


――なるほど。だからこそパートナーズを設立して伊藤さんにジョインを依頼したのでしょうか。

いえ、実は吉村から直接的に「一緒にやろう」と誘われたことはないんです。
吉村が退社し、パートナーズを設立してから約半年間は、たまに電話がかかってきて、仕事での契約業務の相談を受ける程度でした。直接会ったり、食事に行ったりすることはなかったですね。
しばらくしてから、ある時「会おう」と言われました。ですが、やっぱりそこでも誘われたわけではありません。
ただずっと、「一緒にやれたら楽しそうだよね」「こんなことができるよね」と未来の話をしていました。それを聞いて、私はすごくわくわくしたのです。

吉村はビジネスにおいてずっと先を見据えている。語っている未来はとても楽しそうでした。
同時に吉村の人柄や性格、男気は同じ男としてもとても格好良かった。この人ならその未来をきっと実現させるだろう。そう思い、「一緒にやらせてください」と私からお願いをしました。

私はバックオフィスの業務をすべて担う約束で入社することになりましたが、当時のパートナーズはまだまだ駆け出し中。売上をつくらないバックオフィスの私を雇うことは、新しい試みだったと思います。
当たり前ですが売上がないと会社は潰れます。だからこそ、「私も自分の業務の手が空いた時は一緒に営業します!」と伝えました。
その時吉村は「手が空くなんてあり得ない。伊藤さん1人分の給料ぐらい稼いでくる」と言ってくれました。この人についていけば間違いない。と改めて思いましたね。


――伊藤さんといえば資産運用関連問わず、たくさんの資格をお持ちですよね。

そうですね。ですが実は、パートナーズに入った時は宅地建物取引士(以下宅建)の資格しか持っていなかったんです。
多くの資格を取得しようと思った大きな理由は、部下の教育のためでした。
契約管理本部の長を担っていて、かつ教育も行う私が、資格を持っていないなんて不動産のプロとして説得力がない。

医師免許を持っていない人に「あなたは病気です」と診断されたところで、信用しないですよね。それと同じで、教育する立場としても、資格を取得しようと決めました。
特に契約管理本部は宅建必須の部署なので、その上を行く宅建マイスターの資格を取得しました。
また、他にもエレメンタルパラリーガルや不動産紛争の調停人、競売不動産取扱主任者など、法律の分野にも視野を広げて資格を取得しています。訴訟前、調停、競売、一気通貫で対応できます。

これはある種、ディフェンスの資格だと思っています。
例えば宅建や住宅ローンアドバイザー、相続診断士などの資格は、お客様に商品やサービスを提案するために取得する方が多いでしょう。それなら私は、業務に直結するわけではないものの、他の社員が持っていない資格。かつ「この資格を持っている人がバックについているなら安心だ」と感じていただける資格を増やしていこうと考えました。
すべてはお客様、私の部下、そして、パートナーズ全体のために、多数の資格を取得しています。



――資格の数、種類もさることながら、契約履行件数が4,000件という素晴らしい経歴もお持ちです。

契約履行件数は、前職から積み重ねてきた数字ですね。
昔から、あまり仕事を仕事と思ったことがないんです。多くの方が持つ「仕事」の感覚と、私自身が抱く「仕事」の感覚は少し異なっているのだろうと思います。

吉村の仕事の流儀は「楽しむ」なのですが、私も同じような考え方です。
仕事をしていると、時に試練や壁が立ちはだかりますが、私はそれをいくつも乗り越えてきましたし、乗り越えた時の嬉しさ、楽しさを知っています。

だからこそ、壁が目の前に表れた時に、当然「キツイな、辛いな」という想いもありますが、同時に「突破したい、攻略してやる」というわくわくする気持ちもあるんです。
専務執行役員に就任してから、より業務の幅が広がりましたが、自分のタスクを管理し、考え、働き、タスクが終わった時はなんとも言えない喜びを感じます。

また、自分を見つめ直した時、何よりもかっこよくありたいという想いもあります。いわゆる、ナルシストというやつですね。
出来ないより出来る方がかっこいい。高い壁を乗り越えられた方がかっこいい。他の人が出来ない程の、幅広い業務をこなせる方がかっこいい。そんな考え方なんです。
例えば前職で、「この半年間で一番契約件数をこなした人を課長にします」と宣言されたことがありました。

当時の私は次期課長というわけではなかったので、課長昇格は大きな飛び級でした。飛び級は一般的にはあまり例のない、難しいことです。
ですが、ここで課長を狙って役職を得ることと、狙わずに今のポジションにいることだったら、狙って課長になった方がかっこいい。選択肢は1つしかなかったですし、無事課長になることが出来ました。当時入社から1~2年目の、28歳くらいの時の出来事です。


――若くして仕事で活躍してきた伊藤さんの、仕事をするうえで大切にしていることはなんですか?

美学です。
お客様がお金を支払う際、どう感じるかがとても大切だと思っています。
資産運用・投資用不動産は、多額のお金が動く、お客様にとって大きな選択です。

パートナーズにお金を支払っていただく際、「何だよ。こんなに高いのかよ」と思われるか、「本当にありがとう。どうぞ受け取って。」と支払っていただけるか。この大きな違いを生み出すのは担当する社員自身の力が大きいです。
お客様にご満足いただけないことも問題ですが、業務がうまくいかないことが続くと自己否定に繋がり、「自分は向いていないのではないか」と意識がマイナスの方へと向かってしまいます。

だからこそ仕事は美学。自分自身が「ここまでやったのだから」と、満足できるまで突き詰めれば、それがお客様の満足度にも繋がります。その方が両者にとってプラスに作用します。

また、先ほども少し触れましたが、私はナルシストなので、自分がかっこいいと思うこと、第三者が見てかっこいいと思うことをとことん突き詰めていきたいと思っています。
「これくらいでいいや」ではなく、一つ一つに意味があり、想いがあるべきです。
書類1つを作るにしても、「もっとこうした方がいいんじゃないか」と考え、マニュアルに沿いつつも、相手のことを想って作り上げる。
そうすると、1つの業務が終わった時に、「これすごくない?」と誰かに自慢をしたくなるようなものが出来上がっています。
自分の仕事を行うのは自分です。どうせやるのであれば、自分にしかできない、他の人と差別化できるものを。そして、どうせやるのであれば「伊藤がいいな」と思って貰えるように意識しています。


――伊藤さんが思う、パートナーズで働くメリットとはなんでしょうか。

ものすごい勢いで成長できるところです。
元々吉村が教育に力を入れたいという考えが強く、教育はパートナーズのカルチャーにもなっています。
私自身もそうですが、教育を担当する社員は全員「愛」を持って部下に接しています。部下の成長に繋がり、部下のためになるのなら嫌われたっていい。「部下の仕事は上司の時間を奪うこと」という共通認識を持っています。

同時に、教えてもらう立場の人に忘れてほしくないのは「恩」です。
皆さんが通っていた学校もそうですが、何か習いごとをする際、お金を支払って教えてもらいます。ですが上司は、無償で、上司自身の仕事の時間を費やして教育をしてくれます。
だからこそ、それに感謝をして、是非「恩返し」をしてください。
上司の教えを吸収し、身に付け、業務をこなし、昇格することが何よりの恩返しです。
そして自身が教育する立場になった時、自分がしてもらったことを部下にしてあげてください。
そうしてパートナーズの類を見ない教育制度が出来上がっているのです。


――パートナーズを今後どんな組織にしていきたいですか?

リアル×テックを使用し、唯一無二の資産運用総合アドバイジングカンパニーになります。
今まで、パートナーズは主に「人」の力で成長してきました。
パートナーズの強みは、手紙を書いたり、「想い」を大切にしたり、人の温かみが溢れるアナログな要素。ですが同時に、悪い部分もアナログな要素でした。

DXを推進できれば社員の時間確保、そしてお客様への充実したサービスに繋がります。
バックオフィスでは緻密な契約を行う責任ある業務が多いため、絶対に越えることを許されない「期日」が存在します。
同時に、業務の属人化もアナログによる弊害です。「Aさんに与えられた業務はAさんしかわからない」という状況が起こり得てしまうことも少なくありません。
そのため、帰宅後や休日も頭のどこかで仕事のことを考えていなければならない状況もあると思います。
DXが介入することで業務内容がクリアになり、社員一丸となって支え合える環境を作り上げていくことができれば、そうした漠然とした不安を拭うこともできます。

次にお客様へのサービスについてです。
パートナーズは「人」の力でお客様に選ばれ続け、創業以来ずっと増収増益を続けてきました。
DXに頼るべき部分は遠慮なく頼って改善できた時間を利用すれば、「人」にしかできない仕事に今よりもさらに注力できるようになります。
結果としてお客様の安心や顧客体験の向上に繋がり、「パートナーズに頼んでよかった」と想って頂けるサービスを提供していきます。


――伊藤さんが一緒に働きたいと思う人はどのような人でしょうか?

人としてちゃんとしている人です。
当たり前のことを、当たり前にできるかどうかが重要です。
特別難しいことではありません。挨拶ができる、身だしなみがちゃんとしている、感謝できる、仕事をやり遂げられるなど、至極当然のことです。
能力があることももちろん大事です。スキルがあるということは、ご自身が今まで行ってきた努力の賜物でしょう。ですが、それよりも「人」の部分を大切にしたいと考えています。

なぜなら、仕事は教えることができますが、その人のひととなりを変えることは一朝一夕にはできないからです。
同時に、多くの人の協力があってこそ、仕事が生まれ、業務を遂行することができます。
特にパートナーズは、「愛」や「恩」など、人との関わりをとても大切にしているので、そういった部分を理解できない人はきっとパートナーズに入ったとしてもだんだんと孤立していくでしょう。
仕事は1人で行うものではないからこそ、「人としてちゃんとしているか」を重要視しています。



――最後に求職者にメッセージをお願いします!

バックオフィスは花形部署ではない一方で、私たちが強いと会社全体の土台が整います。
まさに「縁の下の力持ち」だと思っていて、私たちの業務安定や労働環境は全社員に関係するのです。
社員全員が安心して働ければ、最高のパフォーマンス発揮につながります。
だからこそ私たちの力で、会社全体を盛り上げていく必要があるのです。
一緒に世の中を変えていきたい方、ぜひ一緒に頑張りましょう。

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