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社内のWiFi機器をGoogle WiFiに置き換えたお話

みなさん、こんにちは。
テックタッチの西村です。

今回はカスタマーサクセスとしてではなく、情シスとしてのお話です。

社内のネットワーク機器をGoogle WiFiにリプレイスしたお話。
なぜ置き換えたのか、置き換えたことでのメリットやデメリットなどをお話できればなと思います。

ちなみに、これを購入したのはヨドバシAkiba。
購入後のオフィス戻りにアイスを食べたのは内緒です。

※今回のお話は、スタートアップにおける "中途半端な時期" を乗り越えるためのソリューションです。
※所々雑になっているところはご愛嬌としてお許しください。


なぜこの記事を作ろうと思ったか

スタートアップの会社にとっての成長痛である、メンバーの増加に伴うネットワーク品質(接続やスピード)はよくある話なんですが、家庭用からオフィス用のネットワーク機器となると、いきなり規模が大きくなるんですよね。(小規模オフィスネットワーク機器がない...もしくは見つけられない)

そして、現状では100人規模などのネットワークを構築するまでもない...こんな中途半端な状況に対するソリューションの記事が少なかったこと。

こういうフェーズにおいて、何を基準に選定をしたのかと、実際に導入した後にどうだったのか、スタートアップで四苦八苦している情シスの方の情報源になればと思い記事にしてみました。

なぜWiFi機器のリプレイスをすることになったのか

理由は単純明快。メンバーが増えてWiFiに繋がらなくなる事態が発生したためです。
いわゆる成長痛で、スタートアップあるある...なのかなと思っています。...ですよね?

弊社のWiFi切れた時のSlackでのやり取りがこれ。

という、数十分のやり取りでリプレイスが決定。
とはいえ、「何に置き換えるか?」が情シスの肩にズシっと重くのしかかってきます。

置き換えたことで状況を悪化させる訳にはいかない。
しかも、オーバースペックなネットワーク機器を購入するほどのものでもない。
社内ネットワークを構築するリソースもない...さて、何に置き換えればいいのやら。

ちなみに、リプレイスにあたって色々な記事を漁りましたが、一番参考にさせてもらったのは こちら の記事です。もう数年前の記事ですが、一番分かりやすくて参考になりました。

Google WiFiを選んだ理由

前職での導入実績があったから

前職でも全く同じ理由で、WiFi機器のリプレイスをする機会があり、実際に導入後もトラブルがなかったことが最大の理由です。(当時は...なので、今の状況は分からないのですが...)
と、前職でもすんなり的な書き方ですが、実は一回リプレイスに失敗しており、「接続できない事件」を引き起こしてしまいました。(あのときは本当に生きた心地がしなかった...)

今回も念の為に、導入にあたってはGoogle WiFiのサポートセンターに問い合わせを行って、平米数やオフィスの間取り、同時接続数なども確認を取り、Google WiFiを2台利用しメッシュネットワークを構築すれば十分であることを確認しました。
(Google WiFiでは公式に同時接続数は公開していないようですが、理論的には100台程度は可能とのことでした)
※ここは自己責任でお願いします...


自宅での導入実績

我が家でもGoogle WiFiを導入していたことも選定の上で重要でした。
実際に導入しているからこそ、導入のためのステップやセットアップ方法が分かっており、より導入のハードルを低くしました。
(ただ単純にメッシュネットワークがどんなものか知りたいがための好奇心でしたが・・)

Google WiFiに置き換えたことでのメリット

インターネット速度の向上

まずは単純にネットのスピードが向上したことですね。
何よりもこれがメリットです。Webサービスに関わる業務をする上では業務環境・生産性に直結する問題なので、これによる恩恵は大きいと思います。

とはいえ、この数字はまだ台数が少ないからこそ出ている速度...って気もします。
(絶対にみんな慣れてきて、感動は最初だけなんですけどね)

Google WiFiに入れ替えた後のインターネットの速度比較
※当社比なのでスピード向上は確約できません


セットアップが簡単

だいたいの方がネット環境を構築した経験があると思います。
それほど大変とは言えませんが、とはいえスムーズにできない場合も含めて大変な部類には入ると思います。

ただ、Google WiFiの場合は全てアプリで設定ができてしまい、そのセットアップも異常なほど簡単です。
オフィスでの作業自体も30分ほどで完了しました。
(弊社代表の井無田も、これを見て早速自宅で導入したみたいです。早すぎだよ...)

最初の関門のルーターにアクセスする方法もアプリから2-3ステップでできます。
実際に接続するまで、待ちの時間を除けば5分程度でできるのも魅力。

Google WiFiに置き換えたことでのデメリット

"Google WiFi デメリット" などで検索をすると、色々な記事が出てきます。
ただ、個人的には環境依存の問題も多く、ここでは明確な機能面や価格について書いておきます。

デメリット...と呼ぶべきかどうかはアレですが、まずは若干の割高感ですね。

家庭用のWiFiルーターであれば、¥5,000〜¥10,000程度で購入できますが、Google WiFiの場合は1台だと¥16,200、3台セットだと若干安くなって¥42,120。
とはいえ、あくまでもオフィスで使う場合にはそれほど割高感は無い...と思います。
個人的には価格に値するだけのメリットがあるんじゃないかなという印象です。
(我が家では、1Kで2個使ってますから、明らかな割高感ですよね)

機能面についてのデメリットは色々とあると思いますが、以下が代表的なものかなと思います。

・VPNが非対応
・ブリッジモードではメッシュネットワークが構築できない
・Google WiFi単体でNASは無理

なんで...というものが多いですが、現在の弊社のサイズでは今すぐ必要ではない機能でしたし、NTTから提供されているモデムにもルーター機能がなかったので問題なしでした。
NASに関しても、弊社ではGoogle Driveを利用しているため、特に必要としないのであまりデメリットにはなりませんでした。

最後に

テックタッチでは、技術的なチャレンジを推奨しています。
それは、このような環境構築においても同じことです。攻めの情シスとして、メンバーの業務環境をより良くするためにも、様々な情報を吸収して様々なことにチャレンジしていきたいと思っています。

そして、今までのテックタッチのネットワークを実現してくれていた、ELECOMくん
本当にありがとう。君のことは忘れないよ。

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