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変わっていく時代と変わらない気持ち

 昨年に続き、今年のお正月も秩父宮ラグビー場に行きました。この日は運良く暖かい日で快適に試合を観ることができました。応援していた友人の会社のチームは残念ながら負けてしまったのですが、途中まで一進一退の好ゲームでとても見ごたえがありました。

 ラグビーに詳しい方はご存じだと思いますが、今のトップリーグ(リーグワン)の各チームは、メンバーの大半が外国籍のプロ選手です。企業チームでありながら以前のような日本人の社員選手は数えるほどしかいません。もっとも日本代表チームですら、半分以上が外国籍または帰化した選手です(キャプテンのリーチマイケル選手は有名ですよね)。国籍に関するレギュレーションが変わったことで、日本のラグビー界は大きく変貌を遂げました。

 このような現象はラグビーに限らず、他のスポーツでも増え続けています。陸上競技やバスケットなどでも同じような状況がうかがえます。昭和や平成の前半くらいまでは純国産チームにこだわる競技団体も少なくなかったですが、身体能力に優れた外国人やその子供たちが様々な競技で活躍するようになりました。サニブラウン選手や八村塁選手はその象徴的な存在です。

 確かに以前は「ラグビー日本代表なのに半分以上日本人じゃないなんてなぁ」と私自身も違和感を感じることもありましたが、国籍という障壁が崩れたことによって生み出されたレベルアップやゲームの面白さに「今も日本人だけでやっていたらきっとこんなに人気も実力も上がらなかっただろうな」と思うようになりました。ニュージーランド出身のリーチ選手の献身的なプレーは日本人より日本の魂を感じます。

 私の仕事においても、面接や採用などで外国籍の人たちと触れ合う機会が近年急激に増えました(友人もできました笑)。いま日本で働く彼らは向上心と能力が高い人が多く、日本人以上に誠実で礼儀正しいことに感心することも多いです。ラグビーやスポーツの世界と同じように、これからは優秀な外国人に触発されて日本人の働き手が能力やモチベーションを上げて行くことも多くなるのではないでしょうか。 以前は「外国人は使いづらいからウチはNGだよ」とお客様から言われることもありましたが、今は国籍を云々する時代ではないと感じますし、私自身、価値観を変え視野を拡げる必要があると思っています。

 ただ、試合後半の選手交代で数少ない日本人選手の一人がピッチに入ってきた時の歓声と拍手はすごかったんですよ。外国人選手を受け入れつつも、やっぱり心のどこかでは日本人の活躍を願っているのかもしれませんね。その気持ちもなんとなく理解できる、、、、そんなお正月の一日でした。

 

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