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ものづくりの原点と未来

 今日はグループ会社が運営しているEMS事業の職場見学に行ってきました。現在は人事という職務上、あまり取引先や製造現場に赴くことが少なくなってしまっているのですが、元々は現場作業員からこの仕事をスタートしたので、工場独特の雰囲気が結構好きなんです。ワクワクしながら上司と共に出かけました(ちなみに上司もバリバリの元工員)。


現地に到着してまず目に入ってきたのがこれ。



(佐藤)「え~、なにこの工場らしからぬオシャレな入口は。カフェっすか(笑)」

(上司)「イケてるなあ。オレたちが通っていた工場はこんなキレイじゃなかったよね」

 こちらの事業所では、大手メーカーから受注した産業機械の開発・試作・製造を一貫して行っているそうです。外見もきれいでしたが、天井が高く職場も整然としていて、とても働きやすそうな環境でした(とにかく涼しくて最高!)。



 ここで組み立てられた機械の納品先が、誰もが知っているあのビックネーム企業と説明されまたビックリ。魅力的な取引だなあ・・・。




 そしてこの事業所でものづくりをしているのは、日本人スタッフとベトナム人スタッフ。ベトナム人の方々は自国の大学で電気技術を学んできた優秀な方々で、この日はCADを駆使しながら一つ一つ微細に組立作業をされていました。日本語でのコミュニケーションもバッチリで、私たちの質問にも丁寧に日本語で答えてくれました(写真が下手で後ろ姿しかなくてごめんなさい)。

(上司)「しっかりCADを使いこなしていてスゴイよね。日本語も上手いしさ」

(佐藤)「なんたって皆さん理系の大学出てるんですよ。数学オンチの自分から見たら全員天才ですわ」

(上司)「昔の工場でも外国人労働者はいたけど、日本人が嫌がる3K仕事ばかりさせる現場が多かったよ  ね。でも今は出身や国籍関係なく個人の能力を活かしてものづくりをする時代なんだなあ」

(佐藤)「そうですね。もうどの業界見ても国籍を気にする時代や環境じゃないです」



 水平器や工具を使って手作業でコツコツと製品を組み上げて行くベトナム人スタッフの様子に、ものづくりの原点を見たような、少し懐かしい気持ちになりました。そして、日本人と海外人材が対等な立場で協力し合い、より良い生産活動を求めていく姿から、未来の日本のものづくりがあるべき形を垣間見た気がしました。


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