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【Aburi Global通信③】生産者とともに! - Aburi Sustainable Project -

今回は、「Aburi Groupリクルート通信①」で投稿しました、私たちの経営方針の一つである「サステナブルプロジェクト」において、非常に素晴らしい経験をしたのでご紹介します。

FISHERMAN JAPAN(一般社団法人フィッシャーマン・ジャパン)

Fisherman japan|フィッシャーマン・ジャパン 公式サイト
漁業をカッコよく をコンセプトに集まった東北の若手漁師集団。A group of fisherman that have come together based on a concept of "fishing with style"
https://fishermanjapan.com/

FISHERMAN JAPANに訪問

先週、「水産業の仕組みを変える」というビジョンを掲げ、三陸の地域や業種の枠を超えて集まった若く情熱的な有志が、革新的な取り組みで水産業界に新風を巻き起こしている「本拠地・宮城県石巻」に視察に行きました。                                                                                                                                     

 元来、閉鎖的で隣同士で争うことが多い漁業の世界において、それぞれ異なる魚種を専門とするプロフェッショナルな生産者たちが、FISHERMAN JAPANのビジョンのもと団結し、業界の課題に果敢に挑戦している姿に大きな感銘を受けました。それはまさに、私たちが目指す組織の理想形でもあります。

それぞれの産地を訪問し、商品とそのストーリーに触れることでその分散型組織が見事なまでに機能し、それぞれが独自の商品とストーリーを有しながらも、団体のビジョンとコネクトしていて、本当に感動しましたし、それは彼らのこだわりぬいた商品のクオリティに確実に反映されていました。

震災から13年半が経過し、今では何事もなかったかのように復旧し、新しい建物が立ち並ぶ石巻。平穏な秋の日差しの中での訪問でしたが、それぞれの人生に突然訪れた悲劇を胸に秘めた人々の生き方や考え方に触れ、私たちも心が熱くなりました。

震災を契機に、古い設備や体制が一新され、若いFishermanたちは旧来の枠にとらわれない先進的な姿勢を持っています。

「震災で亡くなった何万人という人たちをただ『犠牲者』とされるのではなく、あなた方のお陰で今の自分達は存在するという意味をとしての『英霊』にしたかった。そう考えることで前に向ける真摯に取り組むことができる。」

という言葉には、簡単には処理できない、複雑な感情も飲み込んだ上で前進してく覚悟のようなものを感じましたし、そんな彼らのそれぞれの商品に対する熱い想いと理にかなった管理は素晴らしい商品クオリティを実現していました。

FISHERMANJAPAN と Aburi TORAの想い

「その商品の価値は正当に評価され、市場に伝わっているのか?」

 現状の漁業の課題や取り組みは、私たちが想定していた業界の課題通りでした。

旧態依然の商習慣が30~40年前の高度成長期のモデルのまま続き、成熟から衰退へと移行している現代において、業界の持続性へのリスクを醸成していました。更に、資源保護が求められる現代においては、このままでは持続不可能な業界となってしまいます。

Aburi Groupのミッションである「新しいサプライチェーンを最先端の技術で実現する」というビジョンは、未来を憂い、環境を変えようと努力する彼らの活動と一致しています。私たちは、彼らの努力をB to Cマーケットに正しく伝え、正当に評価されることであって、食材の価値をさらに高めて提供していくことが使命だと改めて強く感じました。

そんな熱い想いを共有し、若いFishermanたちと語り合い、飲み明かした夜は最高でした!宮城のFishermanたちは、「仕事について語るとき本当にいい表情をしていて、情熱に満ち溢れ、何より幸せそうでした。」                            

競争社会では、論理性や合理性が重要視されますが、AIの台頭によりそれらは簡単に代替される反面、課題感や問題意識から生まれる創造力と行動力が人間の価値として重宝される時代がすぐにやってきます。労働を奪われるのではなく、技術革新による様々なサービスを活用し、人間の価値を集約し、更には繋がっていくことに未来がある。

それはまさに、Aburi Groupの行動指針の一つである”Connecting the Dots(点と点をつなぐ)”であり、そこに豊かな人間社会を育む本質的価値が存在すると確信しています。

「入口で課題を創出し、出口に向けて理想を描くこと」

この戦略と確実な実行こそが人間の価値であり、私たちが未来を考える際の本質だと改めて感じました。同じ思いを抱き努力しているFishermanの姿に大いに共感しました。

コラボイベント企画中!

まずは、この壮大なビジョンに向けての第一歩を踏み出します。この冬、宮城石巻のFISHERMAN JAPANとAburi TORAのコラボイベントを12月5日(木)から開催予定です。

生産者とマーケットをB to Cのレストランを通して直接つなぐことで、あらゆる無駄を省き、最適なサプライチェーンを創り出します。さらに、テクノロジーを活用したソリューションも提供していく予定です。

この冬のイベントは単なるイベントではありません!

従来の常識を覆す戦略的メソッドで、水産業と飲食業、そしてその先にある市場の持続可能な未来に貢献する意義深いチャレンジです。

Aburi TORA -熟成鮨と炙り鮨- 二子玉川店と自由が丘店で開催予定の石巻イベントは、水産業の未来を占う挑戦の場となるでしょう。今から非常に楽しみです!

このストーリーが気になったら、遊びに来てみませんか?
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