今回の都知事選に流星のように現れた石丸伸二氏。選挙後も賛否両論、話題となっていますが、私も彼の登場に興奮し、期待した1人です。残念ながら落選しましたが、その後のマスメディアの取り上げ方に違和感を感じたのは私だけではなかったと思います。
それは25年以上前、同じように「ITの寵児と言われた堀江氏」が既得権と戦っていく過程においてメディアから執拗に理不尽な攻撃を受けたシーンと類似していました。当時はSNSが今ほど発達してなかったので、情報源はマスメディアほぼ一択。多くの国民はそれに洗脳され、当時20代前半であった私も堀江氏の存在を胡散臭く認識し否定したのを覚えています。
その結果、日本はITで世界に負け、年利1%という低成長時代を30年続けることとなりました。
今回の石丸氏の件におけるマスメディアの対応は、その状況とかぶりますが、ネット時代の今日においてソーシャルメディアを駆使して自由に情報を発信できることで、ネガティブバイアスを回避することが可能となったことが、その時との大きな違いがあると思います。
それでも一定の抵抗勢力はあって、そんな中、誹謗中傷に晒されることも厭わずに、日本の未来を憂い、その覚悟を持って手を挙げた石丸氏と、都民に限らず全国民のその反応には「日本が変わるかも」と、わずかな希みを抱いたほどでしたね。結果に関しては本当に残念でしたが。。。。
それを「売名行為」などというジャーナリストもいて、正直マスメディアにはうんざりしましたね、、、三菱銀行のエリートがそのキャリアを蹴ってまでこの日本で政治家を目指すほど職業としての魅力があると本気で思っているのか?覚悟がないとその決断は皆無です。
「アナリストとしてアメリカ大陸で様々な国の経済に携わって確信したこと、経済を良くするには政治を良くしないと。」
それはまさに正論であり、「経済と政治と社会は一体」で、その中でも政治が占める役割が大きく、成長から成熟、少子高齢化を伴って衰退に向かう先進国においては特に重要であることは、ここ北米でも顕著です。
日本が最も憂うべき問題は少子高齢化であり、生産年齢人口の減少。あらゆる業界で人手不足が囁かれる中、年金で生活する人口ボリュームの高い団塊の世代が一気に退職し受給者に回るということは、若年層の社会負担が増加するということ。そこだけフォーカスしたら現状維持は絶望でしかありません。選挙後、私の知人の何人かは今回の選挙の結果に失望し、海外への移住を決断しました。
今後、若者の日本離れは顕著になっていくでしょう。ポテンシャルに溢れた日本と、その未来を担う若年層が失望に閉ざされるのは本望ではありません。
Aburi Groupは、日本発グローバル企業として「日本食の価値を高めながら次世代のフードビジネスのインフラとなっていくこと」をビジョンとしています。
その中において、Aburi Tora Japanが日本のマーケットに未来スタイルの実店舗を展開しながらも、日本国内では規模を追わず、グローバルを視野にリソースを活用し、日本の未来に貢献しながら世界で発展していくことで、これからを担う若い世代が
「日本の中の日本の常識に惑わされるのではなく、世界の中の日本というあるべき姿を創造していくこと」
ができたらと考えています。
「政治からではなく、民間から未来を創造する!」石丸さん、国政にチャレンジして欲しいですよね〜、イノベーションを推進してくれれば、民間からぜひ参画させて頂きたい。なんてことを考えています。