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【Lagomlivのキャリア論 / 前編】キャリアを自己管理する時代における「キャリアの最適解」を提言します!

幸せに働ける人を増やし「日本の幸福度を底上げする」という、大きな目標に本気で挑戦している株式会社Lagomliv。様々な構想の中、その1歩目として立ち上げた人材紹介事業「Lagomliv.career」ですが、ありがたいことに、有名外資系企業のマネージャー、上場人材企業の執行役員、ベンチャー企業のCEO、ついには官僚など、様々な業界の管理職を経験したメンバーが、Lagomliv.careerのCareer Changer(弊社ではキャリアアドバイザーをCareer Changerと呼んでいます)としてJOINしてくれています。

Lagomliv.careerでは、これらの優秀なメンバーたちと共に磨き上げた、独自の「キャリア選びの最適解」で支援を行っています。特に重視しているのは、単にキャリアプランの計画にとどまらず、「ライフプラン」とのバランスを考え、目標達成のための「逆算思考」を基盤に置くことです。

本企画では前編後編に分け、「Lagomlivのキャリア論」として、独自の「キャリア選びの最適解」を大公開。前編では、現代のキャリア選びにおいて極めて重要な前提知識をご紹介し、後編では具体的なキャリア選びのプロセス「キャリア選びの6STEP」について解説します。

私たちのアプローチが、多くの方々にとってキャリアを見直す契機になるよう、そして日本の人材紹介事業のあり方を好転させるきっかけとなれば幸いです。

【Lagomlivのキャリア論 / 前編】キャリアを自己管理する時代における「キャリアの最適解」を提言します! | 株式会社Lagomliv
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「キャリア選びの6STEP」を解説した後編はこちら!
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Lagomlivの「日本の幸福度を底上げする」ビジョンについてはこちらで解説しています!

転職が当たり前の時代だからこそ、市場価値を高め続ける必要がある

日本社会の働き方が大きく変わりつつある転換期

日本の人口は減少傾向にあるにもかかわらず、転職を希望する「求職者」の割合は年々増加。今の20〜30代と、その親世代のキャリア形成には大きな違いがあります。

かつて日本では、新卒で企業に入社し、定年退職するまで同じ企業で働く「終身雇用」が一般的でした。

そもそもこの終身雇用制度が始まったのは、1950年代。当時日本は高度経済成長期に突入し、経済は急速に拡大していました。企業は競争に勝つために優秀な人材を確保する必要があり、大量の労働力を確保する必要があったのです。

そこで各企業は、年功序列や新卒一括採用とともに終身雇用制度を取り入れ、安定した収入と雇用を提供することで、必要な労働力を獲得していました。経済が好調であったことが。このような大きなコストがかかる雇用体系を可能にしていたのです。

しかし2019年、トヨタ自動車の豊田章男会長が「終身雇用を守っていくのは難しい局面に入ってきた」と発言し、注目を集めました。ご存知の通り現代の日本経済は停滞状態にあります。本来、終身雇用は日本経済の成長を大前提とした人事制度。経済が低迷している現代では、安定した収入と雇用を提供することは難しいと考える企業が増えているのです。

「終身雇用難しい」トヨタ社長発言でパンドラの箱開くか
「終身雇用を守っていくのは難しい局面に入ってきた」。トヨタ自動車の豊田章男社長の終身雇用に関する発言が話題を呼んでいる。日本企業は労働者に優しいとされる「日本的雇用」との向き合い方を模索せざるを得なくなっている。
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00002/051400346/

最近、政府が老後の生活資金確保に向けてNISA、iDecoなどの資産形成を推奨しているのも、「自分の将来や老後は自分で守ってくれ」と宣言しているようなものです。

このような現状で、「1社に長く勤めれば安泰」といった親世代のキャリア形成が通用しなくなってきたことは、火を見るよりも明らかです。

「個の時代」においては「市場価値」を高め続ける必要がある

上記のように、国や企業が個人を守ってくれない「個の時代」において一番大切なポイントは、自身の「市場価値」を継続的に向上させることです。これは経済の流れと密接に関わっており、自分がどれだけ社会の変化に適応し、成長し続けられるかが鍵を握っています。したがって、ただやみくもに転職を繰り返すだけでは不十分で、常に市場のニーズがある業界や企業に身を置くことが重要になります。

たとえば、企業の時価総額ランキングを見ると、1989年と2023年で上位企業の顔ぶれは大きく変わっています。特に2023年では、IT企業がランキングの上位を占めることが多く、過去30年間で市場の需要がどのように変化してきたかが明らかです。

この傾向からも、IT業界など成長が見込まれる市場に身を置くことが、個人の市場価値を高め続ける上で非常に重要であると言えます。これにより、変化する経済状況の中でも競争力を保ち、安定したキャリアを築くことが可能になります。

理想を叶える「逆算思考」のキャリア形成

「積み上げ式」キャリアがもたらす悪循環

かつては企業が従業員のキャリアパスを守り、とにかく努力を積み上げれば一定のキャリアを築ける時代がありました。しかし、誰も個人のキャリアを保障してくれない現代では、「キャリアを自己管理」する時代です。無思考に「積み上げ式」でキャリアを重ねると、気付いたときには市場価値が低下しており、取り返しのつかない状態になっているのをよく目の当たりにします。

そこで大切なのが、目指すべきゴールを定め、そのゴールに向けて逆算して計画を立てる「逆算思考」です。

改めて解説すると当たり前のようですが、逆算思考でキャリアを形成できていない人がほとんどです。

例えば、典型的な人材紹介会社のパターンですが、求職者が「年収を50万円上げたい」と希望すると、すぐに該当する求人を提供するのが一般的です。このアプローチは一見親切に思えますが、実際には求職者を負のスパイラルに導いていることが多いです。

年収を単純に50万円アップさせる条件の求人は、業界の将来性を無視しても見つかりやすいため、深く考えずに紹介してしまう。求職者はニーズが減少している業界でキャリアを積むことになり、気付いた頃にはもうキャリアアップの道は閉ざされている。

このように、今の自分を少しでも改善したいからといって「積み上げ式」でキャリアを考えるのはリスクが伴います。目指すべきゴールが実現可能な業界でない場合は、その業界から速やかに転向する必要があり、これが逆算思考を用いたキャリア形成の一例となります。

この記事を読んでいる方々は、ぜひ今一度自分のキャリアプランが逆算思考に基づいているかどうかを再考してみてください。逆算思考を取り入れることで、自分のキャリアを主体的にコントロールし、目指すキャリアを叶えられる可能性がぐっとあがります。

ゴールは「理想のライフプラン」から描け!

では、どのようなゴールを描けばいいのでしょうか?

転職を考えた際、「自分が将来どうなりたいか」という目標を設定することは、思いのほか難しく感じるかもしれません。実際、Lagomliv.careerでのキャリア相談においても、8割の方が将来に対する明確な目標やライフプランを持っていないと答えています。しかし、これは決して問題ではありません。

もし具体的なキャリアの目標が見つからない場合、まずは「ライフプラン」から逆算して考えることをお勧めします。

たとえば、あなたが28歳で、35歳までにどんな生活を送りたいかを考えてみます。

子ども2人を奨学金なしで大学まで支援し、一戸建てに住みたい、そして平日も家族との時間を大切にしたいと考える場合、家族での世帯年収は800万円以上が必要となるかもしれません。尚且つリモート勤務が可能な業界で一定のポジションについておく必要があります。

このように、家族構成、子どもの教育、住まいの条件など、具体的な生活シナリオを描くことで、必要な年収や仕事の条件が明確になります。

ではそのライフプランの理想を叶える年収を達成するには?

具体的に必要な年収が明確になれば、目指すべき業界や企業、さらにはポジションも自然と見えてきます。

理想の年収を実現するためには、市場価値が高く、「市場価値の高い業種・職種」への挑戦が必須です。たとえば、800万円という年収は日本の平均年収の約2倍。35歳で達成するには、金融、製造業、商社、ITなどの高収益業界でないと、なかなか厳しい世界です。

さらに、同一職種内でも市場価値の違いを理解することが重要です。

例えば営業職の場合、扱う商材や商談の相手によって可能な年収は大きく変わります。

もちろん年収目標を達成することだけに焦点を当てず、本当にやりたい仕事を追求するというキャリアも素晴らしい選択です。ただし、リアルなライフプランを考慮に入れないと、将来的に思わぬ困難に直面する可能性があります。例えば、子供二人を都内で育て、一戸建てに住むことを想定していたとしても、想定年収が1000万円なければ現実的ではない場合もあるでしょう。

どんなキャリアの目標を持っている場合も、「ライフプランから逆算する」というアクションが必須です。

前編のまとめ

・1社に長く勤めれば安泰であった「終身雇用」の時代は終わりを迎え、個人がキャリアを自己管理する「個の時代」に突入した

・このような社会情勢でキャリア選びに重要なことは、社会の変化に適応しながら市場価値を継続的に向上させること

・市場価値を上げるキーポイントは、成長が見込まれる市場に身を置くことと、「逆算思考」で自分のキャリアを主体的にコントロールすること

「理想のライフプラン」を想像し、具体的な年収計算や働き方の想定を解像度高く洗い出すことで目指すべきゴールはが見えてくる

後編ではこれらの前提に基づき、Lagomliv流「キャリア選びの6STEP」を紹介します!

【Lagomlivのキャリア論 / 前編】キャリアを自己管理する時代における「キャリアの最適解」を提言します! | 株式会社Lagomliv
幸せに働ける人を増やし「日本の幸福度を底上げする」という、大きな目標に本気で挑戦している株式会社Lagomliv。様々な構想の中、その1歩目として立ち上げた人材紹介事業「Lagomliv.car...
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