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【社員自己紹介②】林業事業部ストーリー # 1/2

林業に携わり約10年。きっかけは高校在学中に友人に誘われ近所の林業事業体にアルバイトに行ったことでした。初現場は直径1mを超える大木の集材現場で『林業って凄いな』と感じたのを覚えています。バイト先は60歳前後の職員が多く、資材運搬等が私の仕事でした。

高校3年生の時、先輩たちから『20年もしたら林業をできる人が少なくなり、お前の時代が来る』と乗せられ無事正社員となりました。以降、伐木、搬出、ペレット製造等を担当。厳しい職場でしたが任される業務が徐々に増え、やりがいを感じていました。

入社して5年が過ぎる頃、仕事中に腕が上がらなくなり病院に掛かったところ、両肩に不要な骨ができて約3カ月の安静が必要との診断を受けました。20代前半でこれでは到底続けられないと思い、林業会社を退職しました。

その後、交代勤務の工場勤務を経て2018年にバイオマスパワーテクノロジーズ株式会社に入社。バイオマス発電プラントの制御業務を担当しました。日々の業務の中で燃料チップに含まれる過剰な水分が燃料使用量を増加させ、設備劣化を早めていることを知り、何らかの対策をとる必要がありました。

林業従事時代に効率的なペレット製造のための乾燥実験を行った経験があり、発電利用に適した水分量くらいには下げられると考えました。加えて輸入材に頼った大型バイオマス発電所が全国に建設され、輸入環境に変化があれば需要過多により国産燃料材の取り合いになるとも予想しました。

多量の国産木材を使用する需要家として市場に依存するだけでなく、自社でも【発電利用に適した木材生産を行う】という計画を立て2019年に林業事業部を新設。以来、発電利用に適した木材生産の他、低迷が続く林業の立て直し、仕事内容見直しによるケガ防止など検討を続けています。

2020年には隣県林業事業体をグループに迎え入れ、林業事業を本格化。検討してきた各アイディアの実証を進めています。

次回に続く


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