1
/
5

【災害支援の仕事に出会うまで】#社員インタビュー vol.1

こんにちは。日本財団ボランティアセンター 採用担当です。

今回は、災害担当職員として日々活躍いただいている髙野葉朗(たかの・はろう)さんにインタビューしました。

入職までの経緯や、業務への思いなどをお伺いしましたので、ぜひご覧ください!


髙野さんのプロフィール

2016年 熊本地震の災害支援に一般ボランティアとして参加

2019年 前身の日本財団学生ボランティアセンターへ転職し、主に災害支援など、学生ボランティアのコーディネートを担当

2022年 本格的に災害担当となり、重機やチェーンソー等の講習を受けるなどして自身のスキルアップもしながら、被災地の現場活動からボランティア派遣のコーディネート、災害関連のセミナーなどを行う



きっかけは、エジプトでのボランティア体験

―そもそも、なぜボランティアに関わる仕事に就きたいと思ったのですか?


大学生の頃までさかのぼりますが、卒業旅行で、エジプトでの孤児院交流活動に参加したことが、最初にボランティアに興味を持ったきっかけです。

子どもたちとの交流がとても楽しく、ボランティアに興味を持ちました。


1人の日本人ガイドさんとの出会い

もともと、児童養護施設で働くための資格取得を目指して、大学卒業後は、保育の専門学校に通おうと思っていました。ただ、エジプトでの経験が忘れられず、大学卒業後、専門学校に入って1年目の夏休みに、カンボジアで村の自立支援を行う学生ボランティアツアーに参加しました。

その時に参加していた日本人ガイドさんが、現地の方々に「お帰りなさい」と温かく受け入れられており、またガイドさん自身も心から楽しんでいる姿がとても印象的で、憧れのような感覚を抱きました。

この方の影響で、次の春休みには、バックパッカーで東南アジアを回り、海外で活動することが楽しいと感じるようになり、その年の夏休みには、カンボジアで2か月間ボランティアを行っていました。

日本にも助けを必要としている人がいる

ただ、英語が得意ではなかったこともあり、自分の活躍できる場が、海外なのか日本国内なのか迷いながらカンボジアで過ごしていたところ、そこの現地スタッフをしていた日本人の方の生い立ちを聞く機会がありました。

その方は、幼少期から、恵まれない環境で育った話などをしてくれました。

児童養護施設での仕事も考えており、日本にも困っている人がいることは十分わかっていましたが、その話を聞いたときに改めて、「日本にも困っている人はたくさんいる」と再認識しました。

そして、自分が活躍する場所は、海外ではなくとも、日本にもあると感じ、帰国しました。


災害支援ボランティアとの出会い

帰国後は、児童養護施設などで働いていましたが、熊本地震が発生し、有給休暇を取ってボランティアに入ったことが、今の仕事に就く大きなきっかけになりました。

災害支援に携わる人の数が足りていない現状を知り、また自分の中で、「人のために働く」仕事がしたいと強く思うようになり、海外で経験した学生ボランティアにも携わりたいと思っていたので、熊本地震の災害ボランティアに参加した後、「災害支援」や、「学生ボランティアに関する仕事」を軸に仕事を探していたところ、現在のボラセンの前身である日本財団学生ボランティアセンターの存在を知り、求人募集を待って応募したことが、ボラセンに入職した経緯です。



貴重な瞬間に立ち会える喜びがあります

-実際に災害支援に行って感じることを教えてください。


災害支援の現場は、正直、体力的にも精神的にもしんどいと感じることはたくさんあります。

被災現場で、学生や関係者の方々の安全に配慮しながら活動することは、神経を使います。

倒壊した家屋等の片づけ作業のように体力が必要な作業もありますし、それによって体調を崩す学生もでてくるので、自分自身の体調も整えながら活動することはとても大切です。

こうした大変なところも、もちろんありますが、現場での活動は、被災された方々を直接支援できますし、人を助け、時に喜んでもらえる瞬間に立ち会うことができます。また、引率する学生が、活動を通して成長していく姿を見守れたりするこの仕事は、とてもやりがいを感じます。

プライベートでは、特に災害支援を行っている時期は、どうしても家を空けることが多くなってしまいますので、家族への負担を増やしてしまうことが自分の課題です。家族の誕生日や行事ごとは必ず家庭優先にできるようスケジュールを調整して、家族にたくさん協力してもらいながら、日々生活しています。

              

協力して前向きに!楽しく!

―今後に向けた思いや、一緒に働く方への思いなどを聞かせてください


各地で災害が頻繁に起きている中、災害支援に携わる人の数は不足しており、私たちがやるべきことは、日々尽きることなく出てきます。

そんな現状の中でも、妥協せずに考えてそれぞれの現場に対応していきたいですし、ぜひ一緒に働いてくださる方と、協力し合って、前向きに様々なことに取り組んでいきたいと思います。

ぜひボラセンで、災害支援担当として、一緒に成長していきましょう!


ー本日はインタビューにご協力いただきありがとうございました!


このストーリーが気になったら、遊びに来てみませんか?
あなたの技術を活かせる仕事がある。災害NPOで新たなキャリアを!
公益財団法人日本財団ボランティアセンターでは一緒に働く仲間を募集しています
5 いいね!
5 いいね!

同じタグの記事

今週のランキング

熊谷 麗香さんにいいねを伝えよう
熊谷 麗香さんや会社があなたに興味を持つかも