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こんにちは、RevComm(レブコム)採用広報担当です。今回紹介するのは、当社のHRチームで中途採用リクルーターとして活躍している木下眞由子(きのしたまゆこ)です。
木下はリクルートエージェント(現:株式会社リクルート)やインテリジェンス(現:パーソルキャリア株式会社)でキャリアコンサルタントとして経験を積み、業務委託(フリーランス)という形で複数企業の常駐を経て、Sansan株式会社に中途採用人事として就業。採用担当として1,000人以上の面接、面談に携わった経験を更に活かすべく、2021年1月にRevCommにジョイン。採用のスキームを整え、採用に関わる様々なステークホルダーと向き合い、採用広報なども行っています。
そんな経験を持つ木下に、なぜRevCommに入社したのか、今後HRチームとしてどのようなことに取り組んでいきたいかを中心に、話を聞きました。
エージェントと人事の両面を経験
ーーRevCommに入社する以前の経歴を教えてください。
新卒で株式会社ノエビアに入社し、7年間在籍しました。主に販売代理店の管理と代理店を増やすことがメインミッションで、商品の売り方や売上管理、エンドユーザーへの販売など幅広い業務に携わっていました。代理店を作ることは「商売をする、働くことの意味を伝える」ことでもありました。ですので、女性が働くことや働く意味などについてよく研修で講義を行っていました。そういう研修を行っていた私自身が結婚し、働き方を見つめ直した時に、ノエビアでキャリアを積むには転勤が必須だったことなどからキャリアチェンジを決意し、当時のリクルートエージェントに転職しました。
リクルートエージェントではキャリアアドバイザーとして働き、これがもう最高に面白かったんです!人材紹介ビジネスの世界の奥深さを知り、ずっと働きたいと思っていました。ただ、当時はリーマンショックの影響で業界全体が冷え込み、希望退職者を募るような状況でした。さらに、自分自身は育休取得中という中、家庭の都合で勤務地の名古屋から東京に引っ越すことになり、東京に転勤させて欲しいとは言えず、やむなく退職することとなりました。
ーー不可抗力での退職だったのですね。
そうですね。リーマンショックが落ち着いたらまたリクルートエージェントに戻りたかったのですが、その当時は求人がなく、採用活動を再開していたインテリジェンスに入社しました。子どもがいて、時短勤務で中途採用入社というのは、その当時はレアケース。面接をしてくれた現パーソルキャリア社長 峯尾 太郎氏に「時短でも必ず成果を出す」と言い切ったことを今でも覚えています。その覚悟で入社したので、本当にがむしゃらに働きました。その努力もあってか、フルタイムメンバーと同じ成果を残せたのは自分の中でも非常に大きな経験でした。短時間で成果を残し、生産性高く仕事をするということも学べました。ただ、もっと本質的なキャリアコンサルティングができるところに行きたいという思いもあり、ベンチャーの人材紹介会社に転職をしました。人材紹介の仕事も楽しかったのですが、企業への紹介に携わるうちに、企業側の視点が欠けていることをコンプレックスに思うようになりました。そこで、業務委託という形でアシスタントから人事業務にチャレンジし、大量中途採用のオペレーションの仕組み作りに携わりました。ここで初めて人事の仕事の楽しさを知り、もっと採用のノウハウを学びたいと思い、フリーランスの企業人事として、採用に関わるすべての業務に取り組みました。その当時は、並行して個人でキャリアアドバイスもしていたので、携帯を3台持っていたんです。全部同時に電話が鳴った時は心が折れましたが、この3つの仕事を並行して経験していたことで、効率よく成果を出す方法を学び、人事として何をすべきかという視点を得られたことは大きな成果でしたね。
自分の経験を全て投下する覚悟
ーーさまざまな経験を経てRevComm入社に至ったきっかけを教えてください。
前職では、Sansan株式会社の中途採用人事として本当にたくさんの方の採用に携わることができました。当然ながら、採用を進めていくうちに組織も拡大し、採用のスキームも整い、オペレーション的な動きが多くなっていきました。コロナ禍になり、リモートでの仕事が増えていくと自分自身と向き合うことも多くなり、自分はこのままずっとオペレーションを回していくだけで良いのだろうか、と考えるようになりました。
転職を考え始めたものの、自分が採用に関わったメンバーの顔が浮かび、なかなか踏み切れず1年間悩みに悩みました。考え抜いた結果、自分自身の成長にチャレンジできる環境に移ろうと思った時、RevCommのことを知りました。
最初の面接担当はHR責任者の乾(いぬい)でした。乾との会話がテンポよく、スピード感もあって、本当に楽しかったんです。コミュニケーションスキルも素晴らしく、話の落とし所もすごくスマートで「面接がこんなに楽しいなんて!!私が働きたいのはここだ!」と思いましたね。
私自身が人事ですから、面接でも同じ人事の目線で面接官を見てしまうんです。様々な企業の面接を受けましたが、話してみると会社の目指す方向性が自分が求めているものと違っていたり、話が噛み合わなかったりで。そんな中、会社として目指すべきところや採用の方向性など、RevCommが求めていたことと自分がやりたいと思っていたことがバチっとはまっていました。転職としてもラストチャンス。今までの経験を全部投下して全力でやってやろうと強く思えたことが入社の大きな理由です。
ーーRevCommでの現在の仕事内容とやりがいはどんなところですか。
主に中途採用(エンジニア、ビジネス、コーポレート)の母集団形成から実際の採用プロセスの導線作り、課題抽出、改善業務、エージェント対応、候補者対応を行っています。RevCommの採用は本当に走り出したばかりです。外部の採用代行サービスを活用していたところから内製化を実現するために、多少荒療治ではありましたが、採用がスムーズにいく道筋を半ば強引に作りました(笑)。現場のマネージャーやメンバーの皆さんも、最初は驚いたと思います。今は、マイナスからゼロに戻したものを0から1、10へと改善を重ねるフェーズです。新しいチャレンジをしながら、採用を止めないために実務を回していく必要があるので、両輪を同時に回す大変さがあります。
HRは社内外のステークホルダーと関わる機会が多いので、各部署との連携はもちろんですが、いろんな視点を組み込みながら円滑に回すことが求められます。目先のことだけでなく、更に先を考えた仕組みづくりや導線を作っていくことは圧倒的に面白いですね。
採用は事業成長にとって最も重要なことだと思っています。会社のカルチャーやメンバーの成功体験を作っていくことでより強い組織が生まれると思うんです。会社のために能動的に動ける人材を採用し、教育制度や評価制度も充実させる、このビジネスとホスピタリティのバランスがとても重要だと思うので、その辺りは今後突き詰めていきたいところです。
他にもやりたいことの一つとして、他企業との差別化について、現場とともに考えて発信していきたいと考えています。現実には、採用業務は人海戦術によるところも多く、候補者一人ずつの進捗に関わると未来に向けた対応ができなくなってしまうため、いかに効率よく仕組み化させるかが非常に難しいところでもあります。
RevCommの社員は採用に関して全力で向き合ってくれる姿があり、皆とても協力的です。現場で面接をしているマネージャーやメンバーが「採用が楽しい」「いい採用活動ができてる」と実感でき、候補者の皆さんに「RevCommの面接を受けてよかった」と思ってもらえるにはどうしたらいいかを日々考えています。地道な候補者対応やオペレーションに追われ無心になることもありますが、上から言われてやるのではなく、自分で考えて行動でき、「目的は何か」「本質は何か」に常に立ち返って仕事ができる風土なので、本当にいい環境で仕事をしているし、やりがいしかないです。
ーーRevCommメンバーの魅力だと感じる部分をもう少し教えてください。
とにかく頭がいい。頭の回転が早く、自分自身の意見を持っている人が多いです。
フルフレックス、フルリモート環境なので、自分からしっかり発信することや主体的に動く人も多く、Slackでコミュニケーションすることにも皆慣れています。顔は見えないけれど、リモート環境で事業成長を続けていることからも、責任感とプロフェッショナリズムがある人が多いことがわかります。この環境でチームワークを持って成果を出していく様子から、まだまだ発展途上ではあるものの、時価総額一兆円企業を実現できるメンバーだと思っています。また、代表の會田の引き出しの多さ、事業を牽引するエネルギーは本当にすごいといつも思っています。更に會田を取り巻くボードメンバーが秀逸なところも最強です。こんなに素敵な経営陣と優秀なメンバーをもっともっと知ってもらうためにも、まだまだやれることがあると思っています。
ーー今後どんな方にチームメンバーに加わって欲しいですか。
組織全体としては、ミッション、バリューに共感し、カルチャーにフィットした人と仕事がしたいですね。具体的にはスピード感とプロフェッショナリズム、覚悟を持ち、「自分がこの組織をこの事業を作るんだ」という強い思いがある人。RevCommはスタートアップとしては認知度が高く、MiiTelというプロダクトの強さもあると思いますが、まだ5期目です。それぞれのスキームは整いつつありますが、常に課題がないかを見回して改善し続ける、PDCAを回し続けることが大事です。その積み重ねが、磐石な組織と事業を作っていくと思っています。私自身、「私がRevCommの採用を作るんだ」と覚悟を持って飛び込みました。誰かが道を作ってくれるわけでもない、常に自分自身の意志を持って仕事をしないと先に進まない、それをわかって毎日泥臭いことを繰り返しながら前進できる人と仕事をしたいと思っています。
また、HRチームは、社内外のステークホルダーが多い中、会社全体の情報キャッチアップが求められるため、柔軟性を持ちながらもロジカル且つ合理的、全体最適を考える力が求められます。属人的になりがちなポジションだからこそ、チームワークを大切にし、個人の成長を叶えながら会社の成長も促すような働き方をHRチームとして体現していきたいと考えています。
採用担当としては、「採用の重要性を理解し、粘り強くトライし続けられる人」「笑顔で採用って最高だねと言える人」「自分の強みを活かしながら成長したいと思える人」をイメージしています。大変なことも多いですが、その分楽しさややりがいもたくさんあります。やりたいと思ったことに着手できる環境なので、「自分もこの会社を一緒に作っていきたい」という熱い想いを持った方と一緒に仕事したいなと思っています。
採用も組織も、まだまだスタートしたばかりだと思っています。こういう組織で思い切り仕事をしたい方をお待ちしております!
[撮影] 矢野 拓実