お客様の「人事課題の本質を捉える」アトモニPMの実態とは！

皆さん、こんにちは！

インターン生の山下遥です。
今回はアトモニ代表取締役である栗田さんにアトモニのPM（プロジェクトマネージャー）の業務内容についてお聞きしました。現在アトモニではPMポジションの募集をしています。この記事を通してアトモニのPMに興味を持っていただければ嬉しいです。

プロフィール

栗田さん
株式会社アトモニ代表取締役。現在PM（プロジェクトマネージャー）として複数社様をご支援されています。栗田さんの詳しいご経歴は下記のリンクからご覧ください。

PMの具体的な業務を教えてください。

まずお客様の人事課題を言語化・整理するところから始まります。とにかく緊急性高く〇〇をしたい、中長期的には〇〇を実現したいなど、まずはお客様に発散ベースで良いので発言をいただけるよう、お話されやすい空間をつくることを大切にしています。

発散されていく中で、私が何かしたというよりも、お客様の中で「あ、だったら〇〇からやってみようかな。意外と〇〇の方が本質的な課題かも。」と、その場で整理整頓できるシーンもあります。

一方で、言語化の途中の方もいらっしゃいますので、その場合は「例えば〇〇のようなこと起きていませんか？他社様の場合だと〇〇から動いた方もいます。」と、じっくり考えることができるような、僭越ながら「より深く考えることができる」アシスト的な質問をすることもあります。

「対症療法と根本治療」の言葉を聞いた方も多いと思います。頭痛があった時に、頭痛薬を飲むのが対処療法で、頭痛の原因かもしれない首凝り・肩凝りの部分にアプローチすることが根本治療です。

採用活動、人事活動においても一緒と考えています。会社の人材不足を解消するために、まずは母集団を獲得するために求人媒体を選ぶのが対処療法。人材不足の原因が退職者が多いことだと分かった場合、そこの課題を解決していくのが根本治療。目の前の課題も当然解決をしていきますが、それが本当の課題なのかを前向きに疑いながら進めています。

お客様が課題をしっかりと捉えていればそれは素晴らしいことですし、不十分だった場合は、私たちから「もしかしたらここが足りないかもしれません」と壁打ちしていく。お客様が目指したい状態に対してうまくいっているところ、うまくいってないところを可視化しながら、ゴールに対する課題を解決するための優先順位や役割分担、スケジューリングまで行っています。

PMに必要なスキルは？

例えば採用手法（エージェントや求人媒体、snsなど）を抜けもれなく知っているのは当然のこと、それらを利用するときのポイントを心得ていることは必須であると考えます。評価制度や労務、エンゲージメントなどの知識も必要になります。でも、このような知識はいくらでも勉強できるので、何よりもお客様に信用していただき、適切なパートナーシップを築けるコミュニケーションスキルが大事だと思っています。

加えて大事なのが「学び続ける」姿勢です。学び続けない人は市場から選ばれなくなります。医師や弁護士の世界もそうですよね。常に最新の治療方法が出てくるし、法律も時代に即した形で変化するし、判例もどんどん出てくるので資格を取って終わりではありません。どの業界や職種の方々にとっても今の流行はもちろん、次に来ることを捉えに行くマインドはとても大事だと思っています。 

あとは「採用したあとも考えながら行動する」「評論家にならずに、お客様とともに行動する」というような「お客様のためにやるぞ！」という気持ちは間違いなく必要です。

PMとして大切にしていることは何ですか？

課題から逃げないことです。ご支援をしている中で、うまくいかないことも多いです。例えば、手元の採用を充足させるためにいろんな手法を試します。それで1ヶ月で採用できる時もあれば、3ヶ月経っても採用できない時があります。そのときにどうするか。魔法はないのでやり続けるしかないんです。お医者様もそうですよね。根本的な症状の原因を見つけて今あるお薬や治療法の中からまずAをやって、 症状の改善が見られなかったらBをやってみる。きっと諦めないですよね。僕たちもお客様とうまくいってるところ、うまくいってないところをコミュニケーションしながら課題の解決のためにあらゆる手段をディスカッションして、やると決めたものはお互い逃げずに徹底的にやりきります。それでもうまくいかなかったら次の手段を考える。 諦めない、逃げない。常に考え続けます。そうすると、次の光が見えてくると僕は信じています。

PMとしてのやりがいを教えてください。

お客様が「自分たちでやるんだ！」っていうマインドをしっかりと持たれて、お客様自身で動き始めた時はすごく嬉しいです。たとえ契約が終わった後でも、人事に対して自分事で考え議論が活発になっている状態、採用するための行動を誰かに任すのではなく自分たちで主体的に動いている状態、つまり内製化のお手伝いを大切な価値観にしているためです。

僕たちの目的は「人事スキル・ノウハウの内製化支援」です。採用活動がある程度内製できた時に、次は面接トレーニングをやってほしい、入社後の定着について一緒に考えてほしい、制度についても一緒に考えてほしいっていうような次のご期待に繋がる時は嬉しいですし、契約がネガティブな終わり方ではなくて、ポジティブな終わり方だった時もすごく嬉しいです。

一方で、会社（アトモニ）の課題として受け止めています。まだお客様に採用以外では価値を感じてもらえてないんだな、お客様に響くプレゼンができていないんだなという気持ちもあります。だからこそ学び続けています。

PMとしての今後のビジョンは？

採用はもちろんですが、人事制度や労務について知識を身に着け、提供できる幅を広げていく必要がありますし、現在活躍している野中さんのように、PMとして活躍できるような育成環境も整えたいと思っています。あとは僕自身の知名度を上げていったり、発言力を上げていく必要があると思っています。決して人事の専門ではない著名な方の発言が影響することも大きいので、どうにかなんとか！少しずつでも発言力を増していきます！

求職者の方へのメッセージをお願いします！

企業様の本質的な人事課題を解決したい！ご支援したい！と志高く入社されて、時間がたつと「自社媒体を売ること」に悩まれている方。候補者様に寄り添ってキャリア支援をしたいと思っていたけど、面談して〇日で〇社受験してもらわないといけないといったKPIに疑問を持っている方。もし、このような気持ちがある方には、ピッタリなポジションかもしれません。

アトモニは「代理店・人材紹介・採用代行」は行わない会社です。

誰かに任すのではなく、自分たちでより良い組織作りをしていくんだ、自分たちが主体的に採用活動をしていくんだという想いを持ったお客様と向き合っています。だからこそ、常に学び続けないといけません。僕でよければ、失敗経験含めて色々なノウハウをお伝えできればと思っています。