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金融機関の情シス責任者、セキュリティコンサル、マネジメントを経て、Assuredへ。専門性を活かして事業づくりに挑む面白さとは。

※このストーリーは、2023年9月8日に Assured note で公開した記事を転載したものです。


こんにちは。Assured採用担当です。
セキュリティ評価プラットフォームを展開するAssuredでは、セキュリティの専門知識を持つメンバーがドメインエキスパートとして活躍しています。
今回は、その一人である早崎敏寛さんにインタビューを行い、入社までの経緯や、Assuredで実現したいことについてお聞きしました。


早崎 敏寛/Toshihiro Hayazaki
株式会社アシュアード セキュリティ・ドメインエキスパート
WEBシステム開発を中心としたSIでキャリアをスタートし、金融機関でPM、インフラ構築・運用等を経験。その後、総合コンサルティングファームにて、マネージャーとしてセキュリティコンサルティングを担当したのち、セキュリティ評価プラットフォーム「Assured」を運営する株式会社アシュアードに入社。セキュリティ領域のドメインエキスパートとしてサービス開発や顧客支援を担う。主な資格:CISA、CISM、PMP

SI、金融機関でシステム構築や組織のマネジメント経験を経て、セキュリティコンサルへ

── まずは早崎さんのこれまでのキャリアについてお聞かせください。

新卒でSIからキャリアをスタートさせました。就職活動の軸として、これからはITの時代であると考え、プログラミングやシステム構築のスキルを身に着けようと思ったことが背景にあります。

実際に働くうちに、業界によってシステムのあり方、求められるものが様々であることが分かっていくなか、業界を絞ることで自身のスペシャリティを高めていく必要があると考え、金融の専門性を身に着けるため金融機関に転職をしました。そこでは、アプリケーション、インフラ、プロジェクトマネジメント、セキュリティ、組織のマネジメントと幅広い経験を積むことができました。次に何をやろうか考えた時に、IT領域で未経験だったのはコンサルティング業界だったので、更なるスキルアップを目指して総合コンサルティングファームに転職し、セキュリティ専門のコンサルティングおよびマネジメントとして、提案からプロジェクトの実行までを経験してきました。

── コンサルティング業界への転職をきっかけにセキュリティ領域に特化されていったのですね。

実は、元々コンサルティングファームに入社した際は、セキュリティコンサルタントとしてではなく、インフラ系のITコンサルタントとしての採用だったんです。

ただ、当時は業界全体でセキュリティ領域のニーズが高まっている時期で、私が入社した会社でもセキュリティに特化した組織をつくっていこうというタイミングでした。そこで、前職でセキュリティの経験があった私も、セキュリティに特化した道に進むことになりました。

実際に多くのクライアント企業で、セキュリティに割く予算が年々高まり、年間数億円規模の予算を設けている企業もありました。しかも、会社の業績が悪くなったとしても、セキュリティだけは予算を削減しないという企業が多い。加えて、政府も企業のセキュリティ対策を重視し始めていたこともあり、この領域の重要性と、今後もニーズは高まっていくことを確信するようになりました。さらに、セキュリティ人材の希少性の高さも踏まえると、今後、セキュリティ領域の経験を積んでいくことで、自身の市場価値も高められると同時に、社会に対しても大きく貢献できると思い、セキュリティ人材としてキャリアを積んでいくことを決めました。

Assuredなら、お客様、そして、その先にある業界全体の課題を解決できると確信

── なるほど。社会全体のニーズの高まりから、セキュリティの専門性を高めていく事になったのですね。
そんななか、Assuredにジョインしたきっかけはどのようなものだったのでしょうか?

一連のコンサルティング業務を経験し、今後のキャリアについて考えていたとき、セキュリティ関連団体の勉強会でAssuredについて知る機会があり、それとほぼ同時に、Assuredからスカウトをもらったのが最初の出会いです。

── 最初にAssuredの話を聞いて、どのような印象を持ちましたか?

ちょうどその頃、お客様が利用するクラウドサービスのセキュリティ評価をしていたんです。クラウドサービス事業者側とのやり取りで差し戻しが発生したり、回答内容を元にリスクを許容できるかどうかといったことを検討したりという対応に、まさに課題感を感じていたときにAssuredを知り、これは今やっている仕事で使えると直感しました。なんで自分がやらなかったんだと思うほどです(笑)。

一般的にSaaSのセキュリティ評価においては、チェックシートを用いてヒアリングし、安全性を確認するということをやっていて、この対応には利用企業側とクラウド事業者側の双方で評価の精度や工数の観点で課題があります。これらの課題をAssuredなら解決できると感じました。

── 事業そのものに共感していただいたのが最初のきっかけだったのですね。ご自身のキャリアの選択肢としてAssuredはどのようにうつったのでしょうか?

まず、Assuredのようにセキュリティを事業として展開する会社に、セキュリティ専門人材として入社するという選択肢自体があまり認知されていないことだと思います。私の周りでも、セキュリティコンサルタントのキャリアの選択肢としては、コンサルティング業界内でキャリアアップを目指すか、事業会社のセキュリティ部門や監査部門に行くことが多いです。

コンサルティング業界内で転職する場合は、自身の市場価値を高めるためにスキルを伸ばしていきたいという向上心をもってチャレンジする人が多く、事業会社に行く場合は、これまで培ってきたスキルをベースに自分の会社で手触り感をもってやりたいことを実行していきたい人が多いなという印象です。

人月の壁を超えてお客様の課題解決を支援する

── そのなかでも、Assuredに入社した決め手は何だったのでしょうか?

正直に言うと、熱烈に誘われたからという一言に尽きます(笑)。
ただ、真面目に言えば、自身の今後のキャリア、また、働く環境の面白さの観点で他のどの選択肢よりもAssuredに魅力を感じたのが決め手でした。

コンサルの場合、相対する限られたお客様に対して深く関わり、価値を提供していきますが、Assuredのように自身の経験をプロダクトに乗せて届けることができれば、その先のお客様の数が桁違いに多くなります。直接相対するお客様だけでなく、プロダクトを通じて広くお客様の課題解決を支援でき、自分が培ってきた経験を社会に最大限還元できることに魅力を感じました。

加えて、自身の経験値をより深めながら、チームや社会に貢献できるという観点もあります。特定のお客様に深く入りこむことで学べることも多いですが、私としては、幅広いお客様の事例により多く触れることで、多種多様な経験を通じて、自身の成長に繋げられるのではないかと考えました。

また、これまで経験したことがなかったセキュリティ領域における「事業づくり」を通じて、自身の経験や専門性に深みが出ると思ったことも大きなポイントです。コンサルの場合だとお客様に施策の提言を行いますが、施策を実行するか決めるのはお客様自身です。一方事業づくりでは、自分の意見やアイデアが事業に反映されていくので、当事者としての責任は伴いますが、実体験に裏付けされた深い経験を得ることができます。

そして何より、Assuredが目指す未来に強く共感したことが大きな後押しになりました。セキュリティと一言にいっても、とても幅広い領域が存在するなか、特に私が着目していたのが、社会全体でDXの機運が高まりSaaSの利用が加速することに対するセキュリティ脅威です。実際に、サプライチェーンへの攻撃やランサムウェア被害が拡大しているのを目の当たりにしたときに、サプライチェーンのセキュリティは、今後の社会にとって必要不可欠なものであると確信していました。

Assuredにジョインすることで、自分が持っている経験・スキルを事業や社会に還元しつつ、これまでの環境では得ることができなかった新たな経験を通じて、成長しながら活躍できるイメージが持てたことが決め手となりました。

── 早崎さんには入社前にチームの懇親会などにも参加いただき、一緒に働く仲間の雰囲気も見てもらいましたよね。

そうですね。何より「人がいい」という印象を受けました。Assuredのメンバーは、一緒に事業づくりをしているという「仲間感」がすごいあるんですよね。これはプロジェクト単位で働いているときには味わえなかったものです。
セキュリティ業界出身者も、そうでない人も、皆で一緒になってプロダクトをつくり、世の中を変えていくんだという気概がある。そういう高い志を持つ仲間と一緒に新たな市場を切り開いていく挑戦ができることに魅力を感じました。

そんな環境で一人ひとりが当事者意識を持っているからこそ、みんなで集まって熱く議論したり、夜飲みに行けば、そこでも仕事の話で盛り上がったり。
今までスタートアップで働いたことがなかったので、噂に聞いてたこんな感じかと(笑)。

── そのように感じてもらえたとは、入社前に懇親会に参加いただいて良かったです(笑)。
入社後の役割についてはいかがでしょうか。

サービスの根本を担うセキュリティ評価業務は当たり前のこととして、事業を伸ばすうえで必要な事、自分の知識を活かしてバリューを出せそうな事を全てやっています。
特に直近までコンサルティングを行っていたので、ビジネスメンバーのお客様との商談同席や、プロダクトだけでは手が届かないところへのプロフェッショナルサービスの開発・提供に注力しているところです。

また、プロダクトへのフィードバックやメディア執筆、外部セミナー登壇、人材採用、チームのセキュリティ知識を底上げする勉強会など、セキュリティチームで何をやることが事業の成長を加速させられるか?を日々考えながら仕事を生み出していっています。

── どのような点にやりがいを感じていますか?

自分の経験を活かすことができていると感じると共に、クラウドサービス利用企業、事業者それぞれの企業様の取り組みや、セキュリティに対する考え方に触れられることで、日々経験値が高まり、成長を実感する刺激的な毎日です。

コンサルの場合、同時に担当する企業数は3〜4社程度ですが、Assuredでは利用企業・事業者含めて数百社単位で関わることでき、多くのお客様からフィードバックをいただくことができます。もちろん、前職でもプロジェクトの最後にお客様からフィードバックをいただくことはありますが、どうしても長期スパンになってしまいます。Assuredでは、例えば商談に同席した際に「こういうときはどうしたらいいのか?」といった相談にその場で応え、反応をいただくことができるなど、その都度結果が分かりやすいこともやりがいに繋がっています。

みんなで事業をつくりあげていく熱狂のなかで挑戦する面白さ

── 今がまさに創業期のAssuredで働く魅力はどのように感じますか?

社長であり意志決定者である大森さんとの距離が近いという点でやりやすさとやりがいを感じています。まだまだサービスの可能性を広げられる土壌があるなかで、自身の経験や知見を元に、こんなサービスがあったらいいんじゃないか、こんな取り組みをしたらいんじゃないかといった提案や相談をすぐにできるという点は、大きな組織だとなかなかやりづらいことだと思います。

また、先ほども人が良いという話をしましたが、メンバー一人ひとりが顧客志向で、新しいものを作ろうとする環境には奮い立たせられます。

例えば、ビジネス・プロダクトメンバー向けにはじめたセキュリティ勉強会は、前職でもやっていましたが、ただ説明して終わりという一方通行感がありました。Assuredでは、勉強会で学んだ内容を早速お客様との商談で活かせた、といったフィードバックをすぐにもらえます。

こうやって、お客様からも、社内の仲間からも「必要とされている」という実感を得られるのは非常にやりがいも感じますし、この仲間たちと一緒に社会の課題解決に挑戦していきたいという気持ちが高まります。

── 今後のキャリアについて悩んでいる方や、事業会社にドメインエキスパートとして飛び込むことに不安を抱えている方にアドバイスはありますか?

ドメインエキスパートという役割は、まだ前例も少なく、自身が事業づくりに携わるイメージが持てなかったり、今後のキャリアにどう活きるのかが分からず、不安に思う人もいるかと思います。
ただ、私の考えでは、Assuredでの経験が自身のセキュリティ人材としてのキャリアに深みを与えるものだと思っています。数年後にAssuredにいたとしても、仮に別の挑戦をすることになったとしても、どう巡り巡っても、Assuredの今この瞬間しか出来ない体験をすることが、絶対に自身のキャリアにとって価値になると思います。

一定の経験を積んできた人であればあるほど、自身の経験を還元するほうが多くなりがちですが、新しい力も身に付けたいという気持ちとの葛藤が生まれやすい。だからこそ、自身の経験が求められながらも、新しいことにもチャレンジできる環境なのかどうかは、すごく大事な選択だと思います。Assuredであればそれが実現できると確信しています。

── どんな方と一緒に働きたいですか?

Assuredにおけるドメインエキスパートの役割は、その人の得意領域によって変わってくるものだと考えています。私自身も、事業にとって今何が必要かを常に考えながら、自ら仕事を生み出し、やり方も考えながら実行している状況です。それだけ裁量があり自由度の高い環境であるからこそ、自ら考え動ける力が求められていると思います。
そうした環境で、個人としてよりも、チームとして挑戦していきたいと思うチャレンジ精神旺盛な人と、ぜひ一緒に市場を開拓していきたいですね。

── 早崎さんの今後の挑戦を教えてください。

私自身、セキュリティにおいて一定の経験を積んできましたが、これからはさらに没頭して、世の中に価値を提供していきたいと考えています。
今はまだまだ立ち上げフェーズの事業ですが、今後も成長を続け、事業や組織が拡大していったとしても、事業づくりは永遠に終わることがありません。

各職能が高度化されていったり、現在のコア事業だけでなく、複数の事業が出来ていったり。その過程で専門性の幅が広がり、お客様のバリエーションも広がっていきます。
そのなかで、自分自身も日々学び続け、更に専門性を高め広げながら、事業、そしてその先の社会に対して価値を提供していけるよう成長を続けていきたいですね。


Assured|note
株式会社アシュアードが運営する事業「Assured(アシュアード)」の公式アカウントです。 まだカタチのない未踏のフィールドで、事業づくりに挑戦する過程や仲間たちをご紹介します。
https://note.com/assuredjp/


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