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私がAssured事業を立ち上げた理由

※このストーリーは、2024年3月6日に Assured note で公開した記事を転載したものです。


こんにちは、株式会社アシュアード 代表の大森です。

採用面談などの場面で、Assured事業を立ち上げた理由を質問いただく機会があります。「代表自身がセキュリティ業界の出身ではないなかで、なぜこの領域に注目し、立ち上げたのですか?」と。

その場で口頭でお伝えすることはあれど、文章として言語化したことはなかったので、自身の整理も兼ねて記事にまとめてみました。「Assuredってどんなことを考えているんだろう?」とお考えの方がいましたら、ぜひお読みいただけると嬉しいです。

Assuredを立ち上げたのは、人生を賭けて変革したい領域と出会ったから

グローバルで見るとサイバーセキュリティ市場は急成長しているので、「やっぱり領域として儲かるからですか?」と質問をいただく事があるのですが、そういう訳ではないです。

もちろん、会社としてやるからには中長期的に売上が見込める事は大切なので、将来性ある市場を選ぶことは重要ですが、「サイバーセキュリティ」にピン留めして領域選定をしていた訳ではなく、自分が人生を掛けてでも挑戦したいと思える領域を探した結果、最も「ピンと来た」のがAssuredの領域で、「この領域をなんとかしたい」がスタートでした。

せっかく商売するなら、世直しするようなビジネスをしよう

これは、縁あって大学時代にR25の創刊・編集長を務めた藤井大輔さんからいただいて以来、座右の銘にしている言葉です。

今でこそ社長の役割を担っていますが、中学時代は丸2年不登校・引きこもっていた時期があり、実世界から隔絶された生活を送っていました。

なんとか高校に進学後も惰性で生きており、そんな自分を変えたいと大学時代に一念発起し動き回っていたなかで藤井さんに出会い、前述の言葉をかけていただきました。

その言葉を聞き、「せっかく社会に出て、数十年以上働けるのであれば、世の中を変えるようなビジネスをしたい」という人生観を持つようになりました。

というのも、多くの方々に支えられ社会復帰してきた経験を通じ、「今、自分が生きられていること」は、親や祖父母の世代、そのまた先人たちが、多くの挑戦を続けてきてくれたからこその賜物であり、私もまた同様に、後世により良いバトンを渡していけるような挑戦をしたい、と思うようになったためです。

「世の中を変えること」はめちゃくちゃ面白い

焦燥感に駆られながら、新卒では、企業の採用の在り方・求職者の転職活動の在り方を変えようと挑戦していた株式会社ビズリーチに入社しました。

内定者インターンをはじめた時には従業員数は200名未満で、当時はテレビCMも放映されておらず、親からは入社を猛反対され、もちろん友人の誰もが知らない会社。

ただ、そこに集まる仲間と、そこで得た経験は「めちゃくちゃ」面白いものでした。

大きな旗を立てて、我武者羅に突き進んでいく。
周囲から「そんなこと出来るわけない」と言われることも多々あれども、仲間と共に一歩一歩立てた旗の方向を目指して進んでいく。

仕事が終わって飲み屋に行ってもまた仕事の話。

自分たちが挑戦するほど事業が変わり、お客様のビジネスが変わり、そして世の中が変わっていく。

一人の力では決して実現できない「世の中はこうあって欲しい」という未来への願いを、仲間と共に叶えていく。

こうした「世直し」に巻き込まれ様々な経験を培うなかで、今度は自分がそうした旗を立て、仲間と共に仕掛けていきたいと思うようになりました。

「自分たちだからこそ」の価値を創り・届けたい

ここまで述べてきた通り、私にとって「事業づくり」とは、後世に寄与する価値を生みだすことです。

もっと言えば、何でもやればいいというものではなく、「社会全体で生み出される価値の総和を増やすこと」が大事だと思っています。

そのため、既に誰かが挑戦していて、かつそれが素晴らしいものであるならば、あえて自分たちがやる必要はないと考えます。
「ただ自社が儲けられるから」と二番煎じ、三番煎じをしてみても、社会全体で生み出される価値の総和は増えないので、私が目指す「事業づくり」と価値観が異なります。

逆に、まだ未解決の課題や、「自分たちならばもっと価値が出せそう」と思うテーマを見つけ、価値に変えていくことに使命感・ワクワクを感じます。

Assuredは、DX時代のビジネス(経済活動)を支える一丁目一番地

現代の日本社会においては、低生産性に加え労働人口の減少という顕著なトレンドが存在します。
そのため、ITとビジネスの融合による変革(デジタルトランスフォーメーション)が至上命題とされ、文字通り「国を挙げて」取り組みが加速しています。

では、ITとビジネスが融合する社会とはどのようなものでしょうか。

ひとつのわかりやすい姿として、国が掲げている構想「Society 5.0」が挙げられます。

内閣府「Society 5.0」解説ページより

以下の動画(約6分尺)では、社会の移り変わりが非常にわかりやすく描かれています。

Society 5.0 ‐未来社会‐ 動画1 - 内閣府共通ストリーミングシステムwwwc.cao.go.jp

そして、Society5.0を迎えるとき、社会は以下の状態になります。

経済産業省「サイバー・フィジカル・セキュリティ対策フレームワーク(CPSF)の概要」より

ここで示されているのは、「インターネットを通じてあらゆるモノ・コトがつながっていく」ということです。

「自動運転」で言えば、自動車の製造メーカーおよび工場等が繋がり車を創ることはもちろん、自動運転を制御するプログラムを作る企業やそのデータを用いて別のサービス提供を行う企業が存在する…等。

この10-20年、インターネットの登場・普及に伴い、ビジネスの在り方は大きく変わりました。取引先の選択肢は広がり、繋がり方も「紙・対面」の時代から、より膨大・密接なものになりました。

加えて、不可逆的なDXの流れにより、この結びつきがさらに拡大・強固になることは自明です。

その際に重要になるのが、「繋がり」の安全性を可視化することです。

前述の通りあらゆる企業・システム等がインターネットを通じて密接に繋がっていくなかで、セキュリティ水準の低いパートナーと取引することにより自社のビジネスが止まる・情報漏洩などの問題・損害が生じる機会が急増しています。

実際に、経済産業省のIT政策実施機関(IPA)が毎年発表する「情報セキュリティ10大脅威」(日本社会として注目すべきセキュリティ事項)でも、2019年以降、本テーマ(サプライチェーンへのセキュリティ対策)に警鐘が鳴らされ続けています。

IPA「情報セキュリティ10大脅威」を元に作成

また、総務省・経産省など各組織も企業や自治体へ強く要請をするものの、中々有効な手立てがない状態にあります。

そこで私たちは、この「インターネットで全てが繋がるDX時代」において、安心・安全なビジネス(経済活動)を実現するためのインフラを創ろうとしています。

DXの推進剤となる? 「SaaSを評価するSaaS」が大手企業から依頼殺到なワケ 日本企業の国際競争力低下が著しい。 国際経営開発研究所(IMD)が2023年に発表した「世界競争力ラnewspicks.com

「サイバーセキュリティ会社を創りたい」訳ではない

ここまで読んで頂いた方は、冒頭の言葉の意味を感じていただけたかもしれませんが、私は「サイバーセキュリティの会社を創ること」を目指してはいません。

後世に託したい未来を想像した時に、自分たちが最も貢献しうるテーマを探し、それを形にし続けられるような「未来実現集団」を創っていきたいと考えています。

その一歩目がAssuredであり、その先に数多の事業が次々生まれるような組織づくり、事業づくりに挑戦していきます。

以上、本記事を通じて少しでも「Assured面白そうだな」と感じていただけましたら幸いです。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。


Assured|note
株式会社アシュアードが運営する事業「Assured(アシュアード)」の公式アカウントです。 まだカタチのない未踏のフィールドで、事業づくりに挑戦する過程や仲間たちをご紹介します。
https://note.com/assuredjp/



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