数多の大手企業のエンゲージメント向上支援を行ってきた人事・組織コンサルティング企業のNEWONE。「顧客企業がより良くなることにコミットした究極のサービス」を掲げて、創業7期目の新しいチャレンジ「Open NEWONE」のプログラムについて、代表の上林 周平と取締役の葛西 健一郎が語ります。
人事・組織コンサルティングの究極のサービス!?「Open NEWONE」とは?
──このたび、Open NEWONEという取り組みを始められた、ということですが、まずどのような取り組みなのか、教えていただけますか?
上林:当社は、数々の顧客企業に対して、コンサルティングや研修・ワークショップというソリューションを提供しています。そういったソリューションを提供する際に、提供はあくまで手段であって、顧客企業がより良くなることに注力して取り組み、伴走型のサービスを提供したり、行動変容度合を明かにして検証したりしています。
今回の「Open NEWONE」は、顧客企業がより良くなることにコミットした究極のサービス。まず、顧客企業に出資することで、その会社の成長にわれわれもコミットできる状態を作ります。その上で、適宜経営陣の方々とディスカッションしながら、組織成長状況を把握していきます。その状況把握の中で、フェーズに合わせた必要な人事施策をアドバイスするほか、コンサルティングやワークショップなどを実施していく形となります。手段ありきではなく、より良い組織づくりをともにしていくサービスです。
創業7期目の新しいチャレンジ。さらに高みをめざして
──今回初の試みということですが、なぜスタートアップ連携・支援プログラムをNEWONEとして始められるのでしょうか。
上林:先ほども述べた通り、今までコンサルティングや研修・ワークショップを提供してきましたが、提供サービスである手段が目的化されるのではなく、当社としては、より成果にコミットしていく意識でお客様とタッグを組んで価値を提供していきたいと思っています。
われわれ自体がお客様に伴走する企業になっていくにあたり、資本を投下して成長にコミットするという究極系のサービスを行うことが、ブランドとしても、またノウハウ蓄積という観点からも、非常に大事だと考えたからです。
「Open NEWONE」プログラムの第1号、PLAINER社
──第1号としてPLAINER社を選ばれた理由をお聞かせください。
上林:初めてお会いした時、ボードメンバーのみのメンバー構成で、PMF(プロダクト マーケットフィット)(※)をしている状況であり、これから組織化していく──まさしく、これから成長していくフェーズだと捉えたからです。
それに加えて、本サービスは経営陣との信頼関係が大事です。具体的には、“組織づくり”に強い想いがあり、われわれとも対等に議論できる意志があるかが重要であり、今回そのスタンスが垣間見られたからです。
※ PMFとは顧客のニーズを満足させる製品を提供し、それが最適な市場に受け入れられている状態をいう
──Open NEWONEの第一弾として、PLAINER社 のHRアドバイザーに就任されるとうかがいました。どのようなことを実施される予定なのでしょうか?
葛西:NEWONEも現在50名を超える組織になってきました。組織が成長していく中では、人や組織に関するなんとも言えない葛藤が多く起こるもの。そこで、まずは適宜コミュニケーションを取って、効果的な支援を行っていきたいと思っています。
加えて、組織フェーズごとの課題はわれわれも認識しているので、次のフェーズに向かうにあたり、何をしていくべきかといったアドバイスをしていく予定です。また、現在のフェーズにおいては、経営陣の一体感が重要。経営チームのONE TEAM化をめざした、組織開発実施も視野に入れています。
「組織づくり」が得意な経営者を増やし、スタートアップのさらなる発展に
──今後、NEWONEとして「Open NEWONE」プログラムを実施することで、社会にどんなインパクトをもたらしたいですか?意気込みを教えてください。
葛西:まず、われわれが今まで属していて人材開発・組織開発領域は、サービスを提供し、結果にはコミットしないことが当たり前の風潮がありました。そんな風潮を刷新するために「Open NEWONE」を通じて、最終成果にコミットして、逆算してサービスを提供することが当たり前の風潮を作っていきたいと思っています。
また、スタートアップは、事業づくりが大事ですが、それとともに組織づくりも大事です。本取り組みを通じて、早い段階から「組織づくり」を意識する経営者を増やしていきたいと思っています。
──最後に、今後の展望を教えてください。
上林:今回、PLAINER社と縁がありましたが、今後は第2弾、3弾をめざしていく予定です。その中で、当社が多くのお客様と培ってきたノウハウをスタートアップ企業の発展に寄与する状態を作りたいですし、また、人材開発・組織開発領域をより成果にコミットした形に展開していきたいと考えています。
CHRO・HRアドバイザリーを派遣しノウハウを提供する スタートアップ連携・支援プログラム「Open NEWONE」を開始したNEWONE。本プログラムの第1弾として、ソフトウェアデモプラットフォームを展開するPLAINERに出資・提携が決定されました。次回は、そのPLAINER社代表の小林 大氏と、上林・葛西の対談を予定しています。
※ 記載内容は2023年9月時点のものです