こんにちは、アルダグラムのCOOの渥美(あつみ)です。
今回は、当社リードエンジニアの田中さんに突撃インタビューをさせていただきました。元々フリーランスとして当社の開発に関わっていただいていた田中さん。そんな田中さんがアルダグラムにジョインするまでのこと語ってもらいました。
◆田中 大貴
京都大学大学院 工学研究科建築学専攻。
個人事業主として新規事業の立ち上げ・横断検索エンジンの開発に携わり、2020年2月に株式会社アルダグラムに参画。バックエンド〜フロントエンド〜アプリと全域に渡りプロダクト開発をリード。
▼次から次へと技術革新が起こるIT/Web業界に身を置いてみたい
ーこれまでのキャリアを教えていただけますか?
田中:元々モノづくりに関わってみたいなと思っていました。私は京都大学の建築学科でコンクリートの研究を行っていたのですが、この領域は技術革新が10年近くなかったのです。それと比べてIT業界は私が大学院卒業のタイミングでスマートフォンが出てくるなど変化が多い業界でした。モノづくりに関わりたいという思いと変化の激しいと言われているIT業界はどんな世界なんだろう、単純に気になったことがきっかけでエンジニアになりました。
Webエンジニアとして、とあるベンチャー企業の新卒一期生として入社しました。当時は教育体制が全くなかったので自身でキャッチアップしていきつつ受託開発・自社新規プロダクトの開発、新卒採用にも関わらせていただきました。その後フリーランスエンジニアとして独立しアルダグラムに身を置き現在に至ります。
ーなかなかユニークなご経歴ですね!
田中:そうですね。当時はとても大変だったのですが、今振り返ると良い経験をさせていただいたなと感じています。会社員時代のプロダクト開発の経験を活かして、フリーランス時代に新規事業開発の体制づくりも行うことができました。
▼フリーランスという枠を飛び越えて・・・
ーなぜフリーランスで働こうと思われたのですか?
田中:1社目ではフリーランスエンジニアと共に働くことが多く、私自身特に「フリーランスだから」「正社員だから」というように雇用形態を意識していない価値観を持っているので、やってみようとフリーランスエンジニアとして独立を決意しました。
フリーランスエンジニア時代は2年ほど。関わったプロジェクトは2つほどです。月間1000万人が訪れるWebメディアの開発や新規事業開発を任せてもらい、フリーランスでジョインしているものの、そのプロダクトのプロジェクトマネジメントも経験させてもらいました(笑)
これまでサーバーサイドメインではあったのですが、モダンなフロントエンドの環境も自身で作れたのは良かったですね。
ー田中さんはアルダグラムにもフリーランスの時から関わっていただいてますが、当時もフリーランスエンジニアとは思えないほど入り込んでいただきましたね。
田中:ありがとうございます。そうですね、私がアルダグラムと出会ったのはフリーランス2年目の頃。当時初めての仕事は『KANNA』のチャット機能を作ることでした。
・チャットルームの種類が3種類ある
・Web版とアプリ版を実装し、さらに通知機能も実装する
・チャットルームやメッセージの読み込み・更新時のRead・Write数が最小になるように設計する
など難しい点が多くありました。
現在、最も使われてる機能となっているので、非常に嬉しいです。
▼一人のエンジニアがアルダグラムという会社に魅せられた理由とは・・・
ーアルダグラムに正社員としてジョインしようと思った理由を教えてください。
田中:これまでもそうですが、私の会社を選ぶ基準は技術ではなく「人」です。アルダグラムで働く中で価値観が合うなと感じていました。その中でもジョインする決め手となったのは大きく2つです。
1つ目はこの業界を変えたいという強い想いを持っていること。
フリーランスエンジニアとして関わる中で、アルダグラムはこの業界の課題を本当に解決したいという想いを誰一人欠けることなく持っていました。
建設業界のバックグラウンドは多少あったのですが、どうせ自身の技術を手段にするのであれば強い想いを持ったメンバーと共に建設業界の負を解決していきたいと感じました。
2つ目は雇用形態問わず共に働く仲間として何度も親身になって相談に乗ってくれたこと。
時には自身のキャリアに悩む時もありました。そんな時、フリーランスである自分に対しても親身になってくれました。
他に業務委託で関わってくれているエンジニアもおり、サービス立ち上げ期から関わっていただいている方がほとんどなのですが、これはアルダグラムに関わる全員が雇用形態問わず仲間として働いているフラットなカルチャーゆえなのかな、とも思ってますね。
ー 田中さんは一緒に働いていて価値観も合っていましたし、技術力もありましたしね。全体を見るのが得意な田中さんにはアルダグラムの今のフェーズはあっている、そう感じてどうしても手伝って欲しいとお願いしたのを今でも覚えています(笑)
田中:自分を必要としてくださっていることは純粋に嬉しかったですね(笑)
▼『KANNA』に関わってみて・・・
ーフリーランス時代を含めると1年半。田中さんはこれまで様々な開発案件に関わってきたかと思うのですが『KANNA』と関わってみてどうですか?
田中:KANNAはBtoBのプロダクトですが、まるでBtoCのようなプロダクトかと思えるくらいユーザーとの距離が近いです。これはエンジニアとして働いていてやりがいに感じています。エンジニアと営業との垣根はなくプロダクトに対してきちんとフィードバックをいただけているからこそなのではないかと自負しています。これまで様々な開発を経験する中で様々な組織をみてきましたが「営業が強い組織」もいくつかありました。もちろんそれが悪いわけではないのですが、開発の納期がどうしてもキツくなってしまったり、いつの間にか開発スケジュールが決まってしまっていたりとエンジニアにとってはデメリットになることもあります。
ただ、アルダグラムではそう感じたことは一度もありません。
ーエンジニアであっても営業であっても一緒に事業を進める仲間だと思ってますね。
田中:そうですね、フラットな社風ですし、スクラム上でもフラットですしね。
『KANNA』に必要な機能は渥美さんがユーザーのデータから算出するのですが、「エンジニア観点からこれってどう?」とフィードバックが常に行われているのでプロダクトの企画に関われるということも面白さの1つですね。
ー「技術」という観点からはどうですか?
田中:小さな機能であれば新しい技術を使おうという流れは実施しているほか、モダンな技術を取り入れているのではと感じています。
例えば、Next.jsとGraph QLの組み合わせ。
出席したとあるカンファレンスでのアンケートではこの組み合わせで開発している企業は全体の5%のみ。GraphQLを導入している企業は少ないです。希少性があるから導入した、というわけではないのですが技術選定などはアルダグラムが目指したい姿にいち早く近づけるのであれば新しい技術を使おうという考えを持っていますね。
ー確かに、現在Golangの導入なども実施し始めましたよね。
田中:そうですね、試験導入をする環境は整っているのではないかと感じています。
その他、リファクタリングなどKANNAのプロダクトの品質にも拘っています。
エンジニアが6名(2021年4時点)ほどしかいない弊社でこの手の話をすると
「この規模感でもここまで実施しているんですね」
と驚かれることもあります。
ただ、プロダクトを継続的に成長させるためにリファクタリングは欠かせないと思っていますし、これからも品質にはこだわり続けていきたいです。
▼これからのアルダグラムの開発組織を支える存在として
ーリードエンジニアとして、これからのありたい姿などはお持ちですか?
田中:私の役割は組織を率いるというよりは組織を支えることだと考えています。例えばメンバーの方が活躍できる環境整備や自動化などです。私の中で唯一決めていることは1つで、リリース速度を高めることです。その結果、ユーザーにいち早くより良い機能(KANNA)をお届けしたいと思っていますね。
いかがでしたでしょうか?
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