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「The Engineer Vision#2」エンジニアのチームづくりと一緒に働きたいと思う人

DXYZのCTO安永さんなどエンジニアの視点を深堀りする企画「The Engineer Vision#」
2回目は、CTO安永さんに「エンジニアのチームづくりと一緒に働きたいと思う人」について語ってもらいます。今回もDXYZの採用広報の平本がインタビューを担当します。
よろしくお願いします。


効果的なチーム作りに向けて考えていること

プロジェクトチームの活動において、チームメンバーが連携し合い、能動的に行動することで効果的なチーム作りを実現できると考えています。少数のメンバーで構成されるプロジェクトチームでも、連携を図りながら進捗していく姿勢が求められるということです。
DXYZでは、少人数から構成されるプロジェクトチームが多いので、プロジェクトを進捗する上でチーム間で連携し合うことを意識していけるチーム作りを進めています。具体的には、プロジェクトが分かれていてもプロダクトは一つと考え、プロダクトで使っているソースコードを他のプロジェクトに引き渡すことができる仕組みを作りたいと考えています。
これは、従来のプロジェクト経験やソースコードの流用、パッケージング化などにより、ソースコードをノウハウとして落とすイメージを持ち、プロダクトを他のプロジェクトにも渡しやすくすることを意識していこうという取組です。
これにより、顔認証プラットフォーム「FreeiD」において、顔認証というキーワードに紐づいて、さまざまなプロダクトチームがあるからこそ、プロジェクトごとに完結するのではなく、他の人も見ているという意識が求められることへと繋がります。
言い換えれば、プロダクトは一緒でもプロジェクトが違うという別組織的なチーム作りではなく、チームが自身のプロジェクトはもちろんのこと周囲のプロジェクトとも繋がっていくチーム作りをしたいと考えています。

プロダクトにおける横のつながりを意識できる人とは

プロダクトにおける横のつながりを意識できるとは、他のプロジェクトを含めて俯瞰的に見ることができる人を指します。また、このような人は、失敗を恐れる人が多い中で、失敗に対しても実直に取り組むことができる自走力を持っています。
DXYZの業務上、誰かが使うインフラに関わっているので、そのインフラが他の人によって利用されるものであるという意識を持つことは非常に重要です。この意識を持つことで、利用者の視点を持ちながら丁寧な作業を心がけるという意識へと変わります。
さらに、横のつながりを意識できる人は、自分のエゴを最後まで通しながら、失敗を恐れずにチャレンジできる姿勢を持っています。これは、失敗を経験することで次のアプローチや要件定義の早期化が可能となり、自分自身の失敗から学んだ経験を活かし、将来のプロジェクトにおいてこういうのがあった方が良いと、先出しすることができることに繋がります。こういった人は、経験を伴うスキルを保有することとなり、失敗しないためのリスクを計算でき、的外れなことはしなくなっていくのです。
その中でも失敗する場合がありますが、失敗の原因分析を含めて考え、次回に向けて改善策を提案していくことができ、プロジェクトやサービスの面白みを引き出すことができます。

失敗から得る学びについて

自分の実際の失敗談から得られた学びの一部を紹介します。
2〜3年になると自走できるようになり、担当したJavaのプロジェクトに対する計画を任されました。プロジェクトメンバーが3人いましたが、他のメンバーの力量を考えずに自身の経験にだけ頼って、見積もり計画を検討しました。周囲のメンバーからは、プロジェクト期間4ヶ月と言われたのですが、自分の判断で1ヶ月と見積もり、1ヶ月後のメンバーのコードを見るとメソッド中にpassと書いてあり、処理が記述されていませんでした。話を聞くと、時間がない、仕様がわからないと言われました。
これは、メンバーの力量を見ずに自分の感覚値のみで1ヶ月と見積もったことが失敗だったのです。以後、この失敗を踏まえ、自分自身の見積もりに対して倍かけすることで周囲の人の感覚値に合わせることを学びました。

最近の小さな失敗事例から学んだ教訓と改善策について

普段、非エンジニアのお客様とのやりとりにおいては、思っていた以上に伝わっていなかったことが多いので分かりやすいコミュニケーションを心掛けています。
ある業務での失敗なのですが、お客様とDXYZの間に仲介する会社がいる業務で、私は仲介する会社に対して明確な文書を通じて仕組みを伝えていました。しかし、実際には仲介する会社が私たちには見えない場所で全く異なる説明をお客様にしていたことが明らかになり、小さなミスが生じてしまう失敗をしました。このような経験から学んだことは、口頭での丁寧な説明では限界があり、資料のような形式で全員と共有することが効果的だと学びました。
情報を伝えるコミュニケーションは、難しいことであり、継続的に小さな失敗をしてしまいます。


今回は、DXYZのCTO安永さんに「エンジニアのチームづくりと一緒に働きたいと思う人」について聞きました。メンバーが連携し合い、能動的に行動することで効果的なプロジェクトチーム作りを実現できることを語っていただきました。また、失敗を恐れずに失敗から学び行動することが重要であることを学べました。

また次回の「The Engineer Vision#」も楽しみにお待ちください。









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