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【役員インタビュー】「市場価値の高いエンジニア」を日本一育成する企業を目指す

人事を管掌する取締役役員の宮内さんのインタビュー。宮内さんはテラスカイ・テクノロジーズ(以下、テラテク)の創業からジョインし、今日まで会長の宮田さんと一緒にテラテクをけん引してくれています。ここでは、宮内さんのキャリアを振り返っていただきながら、その中での気づきやテラテクでのキャリアについてまで語っていただきました。

守りの金融から攻めのベンチャーへ。27才でマネジャーになり開花

Q.新卒ではどのような会社に就職したのでしょうか?

新卒で就職したのは金融機関でした。ジョブローテーションで窓口業務や融資の事務、そして営業などさまざまな部門を経験しましたが、2年半くらい経った時に転職を考えるようになりました。その頃は1990年代半ばで終身雇用が一般的で、私が勤めていた信用金庫でも10年、20年上の先輩の姿を見るとそのまま自分の将来がイメージできてしまうような感覚があり、もっと違うチャレンジがしたいと漠然と思うようになったからです。

そんな中でふと手にした求人雑誌(当時は紙媒体)で、1ページ目に載っていたのが転職先になったインテリジェンス(現パーソルキャリア)。バリバリのベンチャーだったその会社は、青山にオフィスがあり、社長は私とあまり年が変わらない茶髪のイケメンの宇野さん(現U-NEXT HOLDINGS代表)という方で、自分が在籍していた金融業界とはかけ離れた世界に刺激を受けたと同時に魅了され、入社を決めました。

営業として入社して1年半、個人としては飛び抜けて成績が良かったわけではないのですが、27歳で初めてマネジャーになりました。このマネジメント職が自分でも驚くほど向いていたようで、チームを任されるようになってから、チームとしての業績がすごく伸び、トップマネジャーとして表彰されるようになりました。その後、統括から支社長まで任されるようになりました。その後、インテリジェンスで上司だった方が会社を立ち上げるということでついて行くことに決めました。その会社が主婦層を中心とした派遣で有名なビースタイルです。

初の創業経験、斬新なビジネスモデルで事業成長。同社での育成派遣の経験がテラテクに繋がる

Q.転職ではなく、起業について行こうと思った理由は何ですか?

インテリジェンスでは立ち上げメンバーが創業当時の苦労話を面白おかしく話していたのを聞いて、自分もいつか会社を立ち上げてみたいと思っていました。ただ、実際の創業は本当に過酷でしたね。プリンターを買うお金もなくて、お客様に印刷してもらったり、交通費がもったいないから自転車で移動したり。会社なら当たり前に用意されるようなものが何もなく、本当に壮絶な経験をしたと思います。

ご存知の方もいるかと思いますが、ビースタイルは時短や週3回などのフルタイムではない派遣サービスをメインに成長した会社です。これは、なるべくコストを抑えたいという企業のニーズと、主婦層の中にはパートタイムで働きたいという個人のニーズがあり、双方のニーズをマッチさせようと事業化したものです。このビジネスモデルが多くの企業に受け入れられ、また女性活躍の文脈から世の中からも注目を浴びるようになってメディアでも取り上げられることが多くありました。気付くと18年が過ぎ、私が手掛けた事業やサービスも多く、最後はメインの事業会社社長として経営を任されるようにもなりました。

Q.テラテクに入社されるまでの経緯を教えてください。

ビースタイルで販売職だった方に事務スキルの教育をして事務派遣として活躍していただく、育成型の派遣サービスに携わったことがありました。企業ニーズに合わせてスキルを身に着けていただくことを目的にしたモデルですが、実は個人にも非常に感謝されるサービスでした。個人が未経験の職種に挑戦したいと思って、スキルや知識を学ぼうとしても研修や教材などでお金もかかる上に未経験者はなかなか企業にはなかなか受け入れてもらえない。つまり仕事が見つかりにくい状況があります。なので、お給料をもらいながら研修を受けさせてもらえて仕事まで紹介してもらえるというのをメリットに感じてもらえたのです。

そのうちデジタル化が進む中で一般事務の業務が年々減っていき、人材のニーズがITにシフトしていく傾向が顕著になってきました。どの企業もIT人材は取り合いになっていて、非効率だと感じ始め、次はITの育成型の派遣がニーズがあると思っていました。

テラテクはエンジニアの育成をする企業としてスタートしました。もちろん、企業として収益をあげていくことは大前提ですが、一方で学校的な思いを込めて立ち上げた会社で、私も前職から抱いていた考えに重なる部分が大きく、テラテクのフィロソフィーに強く共感したのがポイントとなってジョインすることに決めました。

テラテクでの経験を自分のキャリアに利用してほしい

Q.テラテクにおけるキャリアについてどのように考えていますか?

ご縁あって入社いただいた社員の皆さんですので、テラテクで長く活躍してほしいということは強く望んでいます。一方で、皆さんもご認識の通り、今はもう終身雇用の時代ではありません。会社に不満を抱えたり、「他のことがやりたい」と思ったりしている社員を縛り付けるとういうのは良くないですよね。なので、皆さんには良い意味でテラテクを自分のキャリアに利用してほしいと考えています。Salesforceの研修プログラムは業界No,1を自負しています。そんな会社で存分にスキルや知識を身に着けていただき、よりレベルの高いエンジニアになって、長くITエンジニアとして活躍してほしいと思います。

もちろん、当社の中心・中核人材として活躍していただくことが一番嬉しいですが、テラスカイやテラスカイグループの会社でクラウドエンジニアとしての幅を広げるもよし、テラテクでのスキルや経験をベースに様々なキャリアの道を切り開いていただきたいと思っています。

まだ設立3年半なので、どんなに古くても社歴3年ほどのメンバーしかいませんが、テラテクで5年くらい経験を積んだら、かなり市場価値の高いエンジニアになったと実感いただけると確信しています。また、役員として「市場価値の高いエンジニア」を日本一育成する企業にしていきたいと考えています。

人間関係を制するものはキャリアを制する。「塞翁が馬」の精神で長期的な成長を目指そう

Q. 最後にメッセージをお願いします。

宮田さんも話していましたが、私自身のキャリアを振り返ると辛く大変なことはたくさんありましたが、実はあまり覚えていません。不思議ですが、時間が経つとどんなに辛かったことも「いい経験だったな」と、むしろ楽しかったと感じるほどです。何が言いたいかというと、その時その時は辛かったり不安に思うことはたくさんあると思いますが、ぐっと堪えてそれを乗り越えると、明るい未来につながっているということが多いということです。

人事担当役員をしていると、人間関係に悩む社員を多く目にしますが、職場全員と気が合うという会社などありませんから、いかに合わない人ともうまく仕事するかということがキャリアの上で重要な要素になります。職種や業種に関わらず、チームワークを必要としない仕事などありませんから。逆にいうと、「ちょっと苦手だな」と思う人ともうまく付き合うことができれば、どんな職種であろうとビジネスパーソンとして一周りも二周りも成長できます。

私の好きな言葉に「人間万事塞翁が馬」という中国のことわざがあります。今、目の前にあるイヤなことも長期的には自分にとってプラスのことになるかもしれません。目の前のことに一喜一憂せずに(喜ぶのはいいと思いますが)止まない雨はない。明けない夜もない。テラテク社員になった方には、落ち着いて、長期的にキャリアを形成してほしいと思います。皆様からのご応募お待ちしております。








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