テラスカイ・テクノロジーズ(以下、テラテク)で業務委託型で開発領域を含めたプロジェクトを担当するインテグレーション部。この部門の部長 佐藤さんとMGRの福永さんにエンジニアのキャリアやテラテクで身に着けられるスキルについて聞いてみました。
Salesforceに未来を感じて出会ったエンジニアたち
Q.佐藤さん、福永さんのご経歴を簡単に教えてください。
佐藤 コンピューターの専門学校を卒業してから36年、一貫してシステム開発に携わってきました。リーマンショックがきっかけになって、2009年ごろから出始めたばかりのSalesforceやAWSといったクラウドシステムに領域を広げ、親会社のテラスカイに入社。そして2023年3月に私テラテクにジョインすることになりました。
福永 私は1993年に富士総合研究所(現・みずほリサーチ&テクノロジーズ)に入社しました。プログラマーそしてPLなどの経験を積んで、2005年ごろに宮田さんが立ち上げたSalesforce事業に配属となり、宮田さんとSalesforceと出会いました。
当時はSalesforceを扱えるベンダーはSalesforceしかなかったので、Salesforceのエンジニアと一緒に、いろいろ学びながらグルーブの金融機関向けのSFAシステムを構築しました。グループへの導入を進めていく中でSalesforceに長けたテラスカイにも入ってもらうようになって、そこで佐藤さんと出会いましたね。
佐藤 この時はクライアントとベンダーの関係でしたね。クライアント先の部長だったのが宮田さんで、メンバーに福永さんでした。
いくつもの言語を学び、20年超のプログラミング経験を経て出会ったSalesforce。「これから世の中はこう変わる」と直感
Q.システムをイチから作り上げるエンジニアを長く経験された上で、ノーコード・ローコードのSalesforceに出会われたかと思いますが、どのような印象を持ちましたか?
佐藤 コードを書かなくても、設定するだけで画面や機能が出来上がるのがとにかく衝撃でした。今では当たり前ですが、それ以前はコードを書かないと何も始まらなかったので。これから世の中はこうなるよなって直感的に思いました。
福永 本当にそうですね。Salesforceは元がしっかりできているので、何のプログラミングをしなくても、とりあえず動いてしまいます。なのでエンジニアの役割も1からものをつくるのではなく、お客様の要望とシステムの機能をどうやってマッチングさせていくかに変わったという感覚がありました。
佐藤 若手エンジニアや、これからエンジニアを目指す人の中には、ノーコード・ローコードに物足りなさを感じたり、「最新の言語でプログラミングしたい」「システムをいちからつくりたい」と思ったりすることもあるとは思うのですが、新しい技術や言語というのはどんどん変わるんです。私自身、いくつもの言語やその時々の最新の技術・製品を学んできました。でも、どんなに最先端の言語も技術もすぐに枯れてしまう。それがIT分野なのだと。
そうなった時に、変わらず残っていく要素というのは、結局は課題解決だと思っています。お客様と会話して、どういう課題があって、それをIT技術でどう解決するのか。これが一番大事で普遍的なものだと思っています。
福永 プログラミングで尖っていきたいという志向もあっていいとは思いますが、それで生き残るのって本当に大変ですよね。世の中にはすごいプログラマーがいますから。
佐藤 本当にいますよね。すごいプログラマーは別格。こんな設計やコードの書き方ってあるのか!と、感動するレベルです。
「お客様と直接お話できる」のはエンジニアキャリアにとって高い価値。その経験を早くから積めるのがテラテクのエンジニア
Q.エンジニアのキャリアを考える上で大切なことはなんでしょうか?
佐藤 私たちがIT業界で働き始めた頃は、ちょうどITが立ち上がってくる時で、当時コンピューター好きは「オタク」なんて言われ方をしていました。それがどんどん技術が進化し、ITが一般化していって、インターネットの登場でIT長者が出てきて、世間のITに対する印象も変わって今に繋がっています。ITは変化を続けてきていますし、これからもどんどん変わっていく領域かと思います。クラウドでノーコード・ローコードになりましたが、今度はAIが出てきてまた変わるんでしょうね。
福永 もう始まっているけどAI時代がもっと進んだら全部やり方が変わりますよね。エンジニアなんていらなくなるかもしれません。
佐藤 そうそう。ただ、IT業界ではそのうちエンジニアがいらなくなるというのは、何十年も前からずっと言われてきたこと。言われ続けているのに、結局常にIT人材が足りない状態です。
福永 確かに。だからテラテクに需要があるんですよね。
佐藤 そうですね。でも、これからIT業界がどう変わるかは分かりませんし、エンジニアの役割もまた変わっていくかもしれませんが、普遍的な要素としては先ほど話した課題解決の部分。お客様と会話をしてお客様の課題をどう解決するかには変わりはないと思っています。
福永 そういう意味ではテラテクのエンジニアは常にお客様と会話ができるのは幸せですね。
佐藤 本当にそうです。実はプログラマーはお客様と会話する機会をあまり持てません。従来型のエンジニアのキャリアは、プログラミング→設計→PL→PMと進んでいくことが一般的で、お客様と会話ができるのはPMになってからでした。つまり、お客様と直接会話できるようになるまで時間が掛かるのです。それがテラテクのエンジニアならお客様とすぐに話せる。どんなことに困っているか、そこから課題解決を考えての提案などの普遍的なスキルをすぐに身に着けられるということには大きな価値があると言えます。
福永 しかも、日本のIT業界は下請け、孫請け、ひ孫請けなど多重構造で、大手が元請けとなって仕事を下に渡すという構造ですから、多くのIT企業にとっては「お客様=元請けベンダー」で、そもそもエンドのお客様とは直接やりとりできないのが当たり前でしたからね。
佐藤 そうですね、お客様と直接話をするという機会は業界全体の構造から考えてもなかなか難しいこと。だから、下請け、孫請け、ひ孫請けで働くエンジニアたちがお客様と直接会話ができる仕事がしたいと言ってテラスカイグループに入社を希望するほどです。それがエンジニアのやりがいになる。そんなお客様との会話がテラテクなら皆ができるというのは価値と思っていいと思います。
人とのつながりを大切に。ぜひ一度会社を大きくしていきましょう!
Q.最後にメッセージをお願いします!
佐藤 私の30年以上のキャリアを振り返って思うのは、大変なことは多かったけれど、真面目に誠実にやってきたことで、宮田さんや福永さんはじめ、いろいろな人とのつながりができ、それが今の仕事につながっているということ。自分のキャリアにとって、人とのつながりはかけがえのない財産です。エンジニアというと、ものをつくることに集中してしまいがちですが、テラテクでは人との出会い、関係性を大事にしていきたいと思います。
福永 関係性は本当に大事ですね。私が仕事で成功したと感じるのは、お客様に別のお客様を紹介いただいた時。ただ感謝されるだけでなく、「まず福永さんに聞いてみて」と次につなげてもらえることが何よりのやりがいになっています。これもお客様からお客様へのつながりかと思います。
テラテクは成長過程の企業で、これから大きくなる姿を一緒にみていく仲間を募集中です。ぜひ一緒に大きくしていきましょう!