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ポテンシャライトが取り組む、(おそらく) 日本で唯一の「コミュニケーショントレーニング」を4つご紹介!

とてつもなく奥が深く、そして永続的に向上させることができる「コミュニケーション力」。当社のようなヒューマンタッチのビジネスにおいて、非常に重要な能力となります。

僕は前職エージェントで仕事をしておりましたが、ご提案をするのは「登録者様(人材)」であり、その登録者様のキャリアによって採用していただけるかは決まります。言い換えると、登録者様が「商材」になるわけですが、当社のHRインキュベート事業部においては、言うなれば、商材は「自分」です。

そのため、いかに良い商材となるためには、「メンバー」のスキルアップが必須であり、スキルアップをすべき能力が多岐に渡る中で、「コミュニケーション力」は欠かせません。

そんな中、ポテンシャライトの約6年弱の歴史において、具体的にどのような「コミュニケーション力」が求められるのかが明瞭になって参りました。そのため、具体的なコミュニケーションの「トレーニング」を毎週時間をとって実施しています。

本ブログでは、当社がどのようなコミュニケーショントレーニングを実施しているのかについてご紹介したいと思います。

1. 朝礼オンライントレーニング

当社にて毎朝オンラインにて実施される朝礼のファシリテーションは「年次が若い」メンバーがファシリテートするトレーニングです。

当社は、採用支援先の企業様と、1週間に1回程度のペースでオンラインミーティングをしております。オンラインミーティングでは、アジェンダを画面共有しながら話を進めて参ります。そのため、アジェンダを擦りながら説明し、課題提起をして、ディスカッションをするわけですが、そのファシリテートの体験設計が悪いとミーティングもスムーズに進みません。何より顧客体験が悪くなります。そのため、当社は全メンバーがオンラインミーティングにおけるファシリテーションをパーフェクトにできるようなトレーニングをするために、毎朝実施されるオンラインでの朝礼のファシリテーターを入社年次が若い順番で日替わりで実施しております。

これまでは、なんとなく実施してきたのですが、せっかく良い機会提供ができているため、このトレーニングにおける確認ポイントを明瞭にして、点数化をすることにいたしました。点数の項目は、

- 画面共有がスムーズに行えているか
- 話をしている箇所を心地よくドラッグできているか
- 文字の大きさによって、画面の拡大/縮小ができているか
- コミュニケーションに無駄がないか
- チャット確認(反応)ができているか
- アクシデント対応

となります。

このトレーニングに限らず、得点を設定する担当の設定もしており、そのメンバーが毎日ファシリテーターに対してフィードバックをしております。おそらくここまで細かく実施しているHR企業は無いのではないかと推測しています。

👆 このように点数でフィードバックができる + 改善ができる仕組みを作っております。

2. チェックイン/ウィンセッションの司会進行トレーニング

チェックインとウィンセッションとは、1週間に1度実施される社員での発表会のようなものです。チェックインは月曜日の朝にオンラインで実施しており、メインセッションは金曜日の夕方に対面で実施しています。

この2つの全社員が集まる場において、司会進行をメンバーに任せています。特に金曜日に実施される対面のウィンセッションにおいては、メンバー全員に発表機会があり、全員が1人1人 前に出てきて発表します。発表するドキュメントは統一されておりますが、どのような順番で、どの箇所を話すのかを司会進行のメンバーがスムーズにファシリテートする必要があります。また、オンラインから初セッションに参加しているメンバーもおり、Zoomで画面共有をしながら音声等にも気を使い実施しています。

もちろんトラブルも発生します。Zoomで参加しているメンバーが、現場の音声が聞こえにくい、画面が空端的に固まってしまう、また1人当たりの発表時間を1分半に設定しているのですが、ストップウォッチも前方の大きなディスプレイに投影しながら実施しており、そのストップウォッチを毎回クリックしているかなど、多岐にわたり段取りが必要になってきます。

コミュニケーションはただ「話す」能力だけではありません。こういったファシリテーションも含めてのコミュニケーションのトレーニングとご理解いただければと思います。また、このトレーニングにおいても変数を設定しており、下記内容でチェックをしています。

- 開始時刻に遅れない準備
- 全体のタイムマネージメント
- Zoom参加者への対応
- 話の箇所を適切にドラッグする
- ストップウォッチの使用
- 全体の巻き込み
- 声の大きさ/心地よさ/雑音の無さ
- 不慮の事故への対応力

👆 こちらも同様に点数を入れております。

3. 結論1stトレーニング

社会において、何歳になっても「結論から話す」事は難しいなと日々僕自身も感じています。どうしても回答が回りくどくなってしまう、必要以上に話が長くなってわかりづらくなってしまう、これは日本中で起こっていることなのかなと思っています。

そんな中、相手の質問に対して、とにかく結論から回答しようというトレーニングが、この「結論1stトレーニング」です。

どのような手法で実施しているかというと、事前に80ほどHRにまつわる言葉を準備しています。出題者が、その言葉を偶発的に1つ選び発します。そして、回答者がその言葉の説明を「3秒」で回答します。また、立て続けに「13秒」でその言葉を改めて説明し直します。というトレーニングです。

「3秒」で回答する際は、紛れもなく「結論」を話していただくトレーニング。そして、「13秒」で回答する際は、その言葉の説明をうまく補足しながら、よりわかりやすく説明する能力を追加で求めています。

このトレーニングは実施してみるとご理解いただけますが、とにかく難しいです。自分のコミュニケーション力の無さがよく理解できるトレーニングであり、僕自身もこのトレーニングを自問自答しながらやってみたのですが、

「あ、自分もHRの4コマを端的に説明する能力をもう少し上げなければならないな」

と痛感しました。

このトレーニングでチェックしている項目としては、

- 結論から言えていた
- 適切な時間だったか
- わかりやすかったか
- 補足説明が明瞭であったか

です。

このトレーニングは4人程度のグループを作り実施します。出題者が1名、回答者が1名。そしてメモ担当が1名、その他1名の構成で実施します。もちろんフィードバックもします。

4. 1分間プレゼントレーニング

出題者がある質問をして、その質問に対して1分間程度で説明をするというトレーニングです。

細かいルールが多数存在していますので、簡単に説明すると、

- 出題者の質問の抽象度は自由
- 回答者は、質問者に対して2つまで質問をしてオッケー
- 回答者は、制限時間内にできるだけ明瞭な説明をする。

実際にご質問をご覧いただいたほうがわかりやすいかと思いますので、いくつか記載いたします。

・採用戦略ってどのように立案すれば良いですか?
・Wantedlyで応募数を上げるためにはどうしたら良いですか?
・採用広報の題材ってどうすれば良いですか?
・採用マーケティングのやり方を教えてください
・Forkwellでスカウトの返信率が上がりません。サーバーサイドエンジニアで50通送信して2通の返信のみでした。魅力は打ち出せているつもりで、スカウトメールの内容についてもご評価いただけていると思います。どうしましょう?

などです。

上記ご質問をご覧いただけるとご理解いただけるかと思いますが、質問の「粒度」が千差万別です。

抽象度が非常に高い質問もあれば、具体的な質問もあります。

本トレーニングでは下記能力を上げてもらうことを意識しています。

1. 質問を「抽出」する能力
2. 質問を「明瞭化」する能力
3. 回答の「範囲」を設定する能力
4. 回答の「ピン」を立てる能力
5. わかりやすく「説明」する能力
6. 補足で説明をする能力

ご紹介した4つのトレーニングはこのようなスケジュールで毎週取り組んでいます!

最後に

僕は37歳になりましたが、コミュニケーションは日々勉強/トレーニングに尽きるなと感じております。

また、意識的にトレーニングをしなければ向上していかない可能性が高い能力であると思っています。

1月からこのトレーニングを実施しているのですが、すでに成果が出始めていると薄々感じておりまして、

ポテンシャライトが次のステップに進むために必要であると判断したため精一杯実施していきたいと思っています。

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