アフリカで感じた「自分の技術で目の前の子どもを救いたい」|インターンでも海外出張できるソラテクノロジーで変わった自分の価値観
ソラテクノロジーで働く人たちを紹介するこのシリーズ。第5回目は、技術チームの横澤さんを紹介します。画像認識ソフトウェアの開発を担当し、ソラテクノロジーの技術の根幹を支えてくれています。学生インターンにも関わらず、すでに2回、アフリカ・ガーナに出張に行っています。
そこで抱いたのは「自分の技術を役立てたい」という思い。自分の価値観が変わったと話してくれました。インターンであっても意欲と実力があれば、海外にだって行けるのがソラテクノロジーです。魅力を横澤さんにお聞きしました。
プロフィール
横澤真子(よこざわ・まこ)
経歴(取材当時) 埼玉県出身、早稲田大学創造理工学部総合機械工学科 →早稲田大学大学院創造理工学研究科総合機械工学専攻。画像処理・AIを専門とする研究室に所属。2000年5月生まれの24歳
Q、ソラテクノロジーでの仕事内容を教えてください。
横澤)
ドローンを飛ばして取得した画像データから、地上にある水たまりを検知するソフトウェアの開発をしています。水たまりの場所を表示するだけでなく、水たまりの深さや大きさまで判別できるようにするソフトウェアです。
水たまりの検知はソラテクノロジーが提供しているマラリア対策サービスの最初のステップです。ここをしっかりできないと、その次の段階であるボウフラが生息する水たまりに殺虫剤を散布するところまで進めません。
水たまりを見落とさないことが一番大事で、サービスの根幹に関わるので高い精度が求められます。
Q、どう開発を進めているのでしょうか。
横澤)
ドローンで撮影した大量の画像データをAIに読み込ませて、水たまりがある場合には、その部分にどんな特徴があるのかをAIに認識させます。土が剥き出しの場所と水たまりがある場所とでは、地表面の特徴が異なるので、それをもとにAIに「ここには水たまりがありますよ」と示してもらいます。
画像データが多ければ多いほど認識精度も上がるので、大量の画像が必要になります。
技術チームの一員としてこれまでに2度、アフリカ・ガーナに出張に行った横澤さん。初めて踏むアフリカの地は、自身の進路にも影響を与えたといいます。アフリカで印象に残ったこと、感じたことなどを聞きました。
Q、アフリカではどんなことをしたのでしょうか?
横澤)
ガーナでは、ドローンを飛ばして、地上を撮影→画像解析→水たまり検知までの一連のプロセスを行いました。実際にサービスを導入するであろう場所での試験実施は、普段の日本での試験とは異なりました。
日差しが強い上に粉塵が舞っていたり、道路も整備されていないところが多かったり。過酷な環境でした。撮影自体は順調に進み、現地で撮影した貴重な画像データは水たまり検知の精度向上に役立っています。
Q、初めてのアフリカだったそうですが、アフリカの印象を教えてください。
横澤)
一番印象的だったのは、ガーナの子どもたちの元気さですね。みんなドローンに興味津々なようすで、村中の子どもたちが集まったの?というぐらいの人だかりができました。
日本だと、例えば見知らぬ外国人がドローンを飛ばしていたら興味より先に警戒心が勝ると思いますが、ガーナは全くそんなことはなくて。無邪気な子どもたちの笑顔が忘れられません。
上から目線で失礼な言い方なんですが「この子たちをマラリアから救ってあげたいな」という思いを抱きました。ソラテクノロジーのやりがいもここに感じています。
Q、ご自身の卒業後の進路にも影響を受けたと聞きました。
横澤)
はい、影響を受けました。
ガーナは日本とは違って舗装されていない道路が多いですし、買い物も日本より不便です。不便なんですが、子どもも大人も元気で活気に溢れているんですよね。日本で見かける仕事に疲れ果ててしまった大人はほとんどいないな、と感じました。初回のアフリカ出張は就職活動を始める前でしたが、更なる便利さを追求するような仕事ではなく、純粋に面白さや楽しさを提供できるような企業・業界に進みたいなと思うようになりました。
ガーナ出張を経て、就職への意識が変わったという横澤さん。ソラテクノロジーでのインターンは就職活動でも大きく役に立ったと話します。
Q、就職活動でソラテクノロジーでの経験が役立ったと話していましたね。
横澤)
おかげさまで就職活動のときに、自己PRに困ることはありませんでした。ソラテクノロジーでドローンとAIを使った公衆衛生に取り組む中で、自分の長所や短所を見つめなおすことができました。ガーナ出張を含め印象に残るエピソードはたくさんあったので、面接では何を話そうかと迷うほどでした。
結果として、第一志望だった企業から内定をいただけたので、就職活動は成功と言えると思います。
Q、ソラテクノロジーでインターンをする魅力を教えてください。
横澤)
他の方々の年齢が若いですし、自由な社風で場所に縛られずに働くことができるのは、大学院の授業や研究と両立させやすかったです。また、技術チームで一緒に活動するメンバーの年齢が比較的近いので、気軽に相談や連絡できる雰囲気も魅力的です。もちろん私がそうだったようにアフリカ出張のチャンスだってもらえます。実際、私以外のインターンの人もアフリカに行っていますし。意欲があってタイミングがあえば、海外に行けるチャンスは多いと思います。
無邪気で目を輝かせているガーナの子どもたちを前にすると、人の役に立っていることをダイレクトに感じられて、それが一番の魅力ですね。
最後にソラテクノロジーでインターンをしようと考えている人に向けてメッセージをもらいました。
Q、「こんな人にソラテクノロジーに来て欲しい」というのがあれば、教えてもらえますか?
横澤)
私がインターンを始めた時期(2023年5月)と比べて人数が多くなったとはいえ、まだまだメンバー数は限られています。
なので、一から指導してもらえるような環境ではありません。自分で考えるのはもちろんですが、金さんや技術チームトップの加藤さんに意見を聞きながら、正解がない中で、やるべきことをクリアしていくという感じで働いています。
こうした環境が好きだという人はぜひ来てほしいですし、今はできていなくてもこうなりたいと思っている人に来てほしいなと思います。
横澤さん、ありがとうございました。
横澤さんも話していたように、ソラテクノロジーのインターンは最前線で責任ある仕事を任せられる立場です。こうした環境を魅力に感じてくださる学生さんがいらっしゃれば、ご応募お待ちしています。
事業が社会貢献に直結しているのがソラテクノロジーです。世界を救うスタートアップの一員として活躍してみませんか。技術部門だけでなく、総務やマーケティング・広報、ビジネス開発の各チームで人材を募集しています。