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ハードウェアとソフトウェアの融合が生み出す、次世代モビリティの世界。株式会社ストリーモが描く未来の移動体験とは。

今回は、株式会社ストリーモでハードウェア開発に携わる代表取締役CEOの森さんとソフトウェア開発に携わる浦野さんに、ストリーモの技術的こだわりや強み、そして未来のモビリティの未来についてお話を伺いました。ハードウェアとソフトウェアの緊密な連携が生み出す、ユーザー様への新たな”体験価値”の裏側に迫ります。

ぜひ最後までお楽しみください!

▶目次

⑴ハードウェアとソフトウェアの融合が生み出す可能性とは。

⑵”体験価値”を最大化する技術。安心感と楽しさの追求の裏側に迫る。

⑶未来を見据えた挑戦。これまでにない新たな移動体験の実現を目指す。

ハードウェアとソフトウェアの融合が生み出す可能性とは。

まず、浦野さんの自己紹介と、ストリーモでの役割、業務内容についてお聞かせください。

浦野:株式会社ストリーモでソフトウェアエンジニアとして働いております、浦野と申します。

ストリーモでは、ソフトウェアに関わる部分を全体的に担当しています。具体的には、ストリーモを利用されるユーザー様向けのアプリケーションの開発、運用、保守から、バックエンドのCRMシステム、さらには社内で使用するツールのセットアップまで幅広く携わっています。

経歴としては、新卒でSIerに入社し、Webエンジニアとしてキャリアを積みました。その後、クラウドベンダーにてソリューションアーキテクトを務めた後、株式会社ストリーモに入社しました。実は、ハードウェアとの連携という点では、モビリティ業界は私にとって初めての経験なため、日々新しいことを学びながら仕事に取り組んでいます。

どのような経緯でストリーモに入社されたのでしょうか?

浦野:ストリーモとの出会いは新卒で入社した会社の先輩からのご紹介でした。リリース直前の車両やアプリを実際に触らせていただく機会があり、そこでストリーモの魅力を強く感じました。特に、心の底から感じられる乗っていて楽しいという思いと、世間的にも注目度の高いプロダクトであるという点に惹かれました。また、オープンオフィスなどのイベントを通じて社員や役員の方々とお話しする中で、ソフトウェア面でも大きな可能性を感じ、一緒に仕事をしてみたいと思うようになりました。

ありがとうございます。ここからは、ストリーモのソフトウェアとハードウェアの連携による”体験価値”について触れていきたいと思います。そこで、まずお二方はストリーモならではの面白さや、ハードウェアとソフトウェアの連携について、どのように考えていらっしゃるのかお伺いできますか?

浦野:ストリーモは従来の原付バイクなどに比べると、使い勝手の改善やアプリによる機能拡張など、ソフトウェアとハードウェアの連携によって実現できる機能の数が非常に多いと感じており、これが面白さの1つだと思います。

森:私は、ストリーモの特徴は、ハードウェアとソフトウェアの両方を自社で開発している点だと感じています。これにより、ユーザー様の声にスピーディーに対応し、製品やサービスを改善できます。実際、ストリーモにおける走行の味付けは全てソフトウェアに依存しています。その中で、我々は当初、スロットル操作で素早く加速する設定にしていましたが、試乗会でのフィードバックを基に、高齢者や初心者の方でも安心して乗れるよう、ゆっくりとした加速にも対応できるように改善を行いました。

また、IoTレディな設計を採用し、スマートフォンと連携して様々なデータをサーバーとやり取りできるようにしています。これにより、走行状況や履歴の確認、さらにはOver-The-Air(OTA)によるソフトウェアの更新も可能になりました。

”体験価値”を最大化する技術。安心感と楽しさの追求の裏側に迫る。

ちなみに、特にハードウェア設計においては、森さんはユーザー体験向上のためにどのような点を重視されていますか?

森:我々の車両は、人の自然な動きに注目し、そこにフォーカスしてプロダクト開発を行っているという点が特徴です。一連の移動体験、つまり歩いたり、走ったり、立ち止まったりという動作が、シームレスかつ自然体でできるように作り込んでいます。これにより、他にはない移動体験を提供できると考えています。

そのために人の自然な動作や反応は何か、どのようにすれば不安感や不自然さをなくせるか、そして楽しく乗りこなせるようになれるかといった点を突き詰めて、車体の諸元や剛性を決めています。また、当たり前である強度や耐久性、そして長くつかっていただくためのメンテナンス性についても、要件定義から設計、そして試験まで一貫して行うことで、安全性、信頼性を担保できる開発体制をとっています。

反対に、ソフトウェア開発における安全性と信頼性の確保について、浦野さんはどのような取り組みに注力されていますか?

浦野:おっしゃる通り、安全性と信頼性の確保は、我々のソフトウェア開発において最も重要な要素の1つです。我々の開発プロセスでは、まず徹底的なリスク分析を行い、潜在的な問題点を洗い出します。その後、ユニットテスト、統合テスト、システムテストなど、複数の段階でのテストを実施し、品質を担保しています。

また、継続的インテグレーションと継続的デリバリー(CI/CD)のプラクティスを採用し、常に安定したソフトウェアを提供できる体制を構築中です。さらに、実際の使用環境を模擬したシミュレーションテストも行い、現実世界での動作の信頼性を日々高めています。

次に、ソフトウェアの観点から、ユーザーデータの活用とプライバシー保護のバランスについて浦野さんのお考えをお伺いできますか?

浦野:前提として、ユーザーデータの活用とプライバシー保護のバランスは非常に重要な課題だと捉えています。その中で、データ収集の際には、必要最小限の情報のみを取得するよう心がけています。また、収集したデータは暗号化して保存し、アクセス権限を厳密に管理しています。

ユーザーデータの活用面では、個人を特定できない形に匿名化した上で、サービス改善のための分析に使用しています。例えば、走行中に発生したエラーコード情報と走行パターンを分析し、ファームウエアのアップデートによる改善につなげたりしています。

さらに、ユーザー様に対しては、データの収集目的と使用方法を明確に説明し、同意を得る仕組みを設けています。また、ユーザー自身がデータの管理や削除を行える機能も提供し、透明性と制御性を確保しています。

未来を見据えた挑戦。これまでにない新たな移動体験の実現を目指す。

実際、ユーザー様の声をどのようにサービス開発に反映させているのでしょうか?また、具体的に新たな機能を搭載させた事例があれば教えてください。

森:ユーザー様との距離が近いことが、我々の開発スピードを上げる大きな要因になっています。試乗会や実際のユーザー様から頂いた大切な声を聞きながら、その場で、もしくは一旦持ち帰って検討し、早いサイクルで貴重な声に対応しています。

ハード、ソフト、システムのいずれかで解決策を見出し、素早くフィードバックを得て改善を施すことで、常に1人ひとりのユーザー様の乗りやすさ、希望に沿ったプロダクト、サービスの提供を実現できていると考えています。

浦野:サービスの展開先として、BtoB、BtoC、BtoBtoCの3つの領域を意識しています。例えば、BtoB向けには倉庫内での荷物運搬や、広い敷地を持つテーマパークでの従業員の移動手段として活用されています。そこでは、車両の位置情報や状態管理など、管理者目線での機能開発を進めています。

BtoCやBtoBtoC向けには、観光地でのレンタル利用を想定し、移動の楽しさを追求できるようなサービス開発を検討しています。例えば、旅行先での思い出を振り返りやすくするような機能などです。

次に、さらなる”体験価値”の向上に向け、今後のストリーモの展望について教えていただけますでしょうか?

森:我々は、新しいマイクロモビリティのスタンダードを作ることを目指しています。単に目的地へ移動するだけでなく、足を拡張し、散歩や散策のように移動時の体験を楽しむ領域のモビリティを提供したいと考えています。

そこには、出会いや発見、自然を感じるといった価値があります。この領域は自動運転が普及しても無くならないものだと信じています。我々は、この領域における価値を最大化することを、ハードウェアとソフトウェアの両面から目指しています。

浦野:技術面では、車体側でより多くの情報をキャッチアップできるようにすることで、よりシームレスな体験を提供したいと考えています。例えば、カメラを搭載して走行ルートと撮影した写真をマッピングするなど、楽しい思い出を後から振り返れるような仕組みも検討しています。

ソフトウェアとハードウェアの融合により、これからもユーザー体験をさらに向上させ、新しい価値を創造し、提供していきたいと考えています。

最後に、今回のストーリーを読んでいらっしゃる求職者の方々へメッセージをお願いします。

森:ストリーモでは、ソフトウェアもハードウェアも、ユーザー様の顔が見える距離間で開発に挑戦できる点が楽しいところだと思います。

また、実際に目の前にあるモノに触れながら仕事ができるのも面白いポイントだと思います。パソコン上だけでなく、実際に基板に触れてみるなど、特定の業務に縛られず、幅広い業務に挑戦ができる環境があります。

浦野:私は、ストリーモではハードウェアの経験がなくても、ソフトウェアの経験があれば、その技術をそのまま活かせる部分が多くあると感じています。ハードウェアに関する知識は、社内の経験豊富なメンバーからサポートを受けながら徐々に身につけていくこともできると思います。

私自身も、時間を見つけてモーターをマイコンに繋げて動かしたり、積極的にハードウェアの開発にも挑戦しています。このように、これまでの自分の経験の枠組みを超えた取り組みに興味がある方はぜひ一緒に働けたらと思います。

森:もちろん、ハードウェアやソフトウェアの開発経験がある方で、さらにユーザー様に直接価値を届けるような幅広い仕事に挑戦したい方も大歓迎です。共に新しい次世代モビリティの実現を目指し、1人でも多くのユーザー様に価値提供をするために、力を貸していただきたいと思います。

皆さまからの沢山のご応募をお待ちしております!


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