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『コンテクスト・マネジメント 個を活かし、経営の質を高める』フォーラムが開催されました

11月7日、日本橋の至善館キャンパスにて、至善館の創設者で理事長でもある野田智義教授の新刊「至善館講義シリーズ『コンテクスト・マネジメント 個を活かし、経営の質を高める』」の発売を記念して、至善館と三井不動産株式会社の共催でフォーラムが開催されました。

野田教授は、ハーバード大学を中心として発展した経営政策プロセス学派の系統を継ぐ研究者でもあり、今回のフォーラムでは著書で論じられている、経営や組織プロセスの質といったトピックに触れ、「企業のコンテクスト」という考え方や、そのようなコンテクストをつくり出す上でのトップマネジメントの役割について紹介しました。また、組織プロセスに関与する様々な主体(現場、ミドル、トップマネジメントなど)の意思決定や行動決定におけるそれぞれの機能、トップマネジメントの役割を理解するために、かつてハーバード大学の同僚であった、ジョセフ・L・バウワー教授が開発したフレームワークを紹介しました。


「どうすれば人々が”個”の力を解放し、自律的に行動するようになるのだろうか?」野田教授の師であるスマントラ・ゴシャール教授の考え方に従えば、「人の行動を変えることは、人を変えることではなく、その人が置かれているコンテクスト、つまり『場の匂い』を変えること」である、と野田教授は述べ、加えて「トップマネジメントは、自発性と創造性を奨励し、信頼と共感の文化を創造し、規律を浸透させるような企業コンテクスト(あるいは "場の匂い")を作り出す必要がある。そうすることで、組織は人材を通じて持続可能な競争力と優位性を築くことができる」と強調しました。

フォーラムの中では、実例を交えながらコンテクスト・マネジメントの重要性が説明され、最後は参加者との質疑応答で締めくくられました。

至善館の日本橋キャンパスでは同じ問題意識をもつ方や社会課題をテーマにしたフォーラムを定期的に実施しています。そのようなフォーラムの場を創るのも私たち職員の仕事です。
場づくりや人の変容にご関心のある方はぜひお気軽にご連絡をください。

野田教授の著書は「至善館講義シリーズ『コンテクスト・マネジメント 個を活かし、経営の質を高める』」はオンラインおよび書店で購入できます。
アマゾンサイト:https://www.amazon.co.jp/dp/4334100589

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