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なにをやっているのか

2023年6月10日に至善館四期生76名の修了式典が日本橋キャンパスで行われ、新たなリーダーシップの門出を教職員全員で祝福しました。
オフライン(日本橋キャンパス)を中心にコースの狙いに合わせてオンラインも取り入れながら ハイブリッドでセッションを運営しています。
私たちは、長年にわたって「社会変革を牽引する経営リーダーの育成」に取り組んできた組織です。 2001年の創業当時から、「全人格経営リーダーシップ教育」を掲げています。 全人格経営リーダーとは、(1)三人称で物事を語る頭でっかちの批評家ではなく、自ら構想し【自らをリードし行動する実践者】としての素質、(2)包括的かつ長期的視野で、事業と組織の未来を自らの手でつくりあげる【経営者・経営人材】としての資質、(3)共感と信頼で人を動かすリーダーであると共に、自らも社会やコミュニティの一員でもあるという【社会全体の未来に対して責任を引き受ける全人格的なリーダー】としての素養、このすべてを持ち合わせた経営リーダーのことです。 私たちはこの「全人格経営リーダーシップ教育」の実現のために、大学院大学至善館(MBA)の運営と、ISLというトップリーダー層の育成プログラムという、2つの事業に取り組んでいます。 ◆大学院大学至善館(しぜんかん) 至善館は、文科省認可の経営修士プログラム(MBA)を提供する2年制の大学院です。 2018年に文科省認可の大学院として誕生しました。 👉至善館  https://shizenkan.ac.jp/ 至善館は、目指す姿として「日本から世界に発信する、グローバルな教育機関」であることを掲げています。 今期81名の新入生を含めると、2018年の一期生から四期生までの学生数は世界44か国の326名となりました。 社会人を対象としたビジネススクールのため、大企業で働く企業人が中心にはなりますが、全体の約 2 割程度は、外交官や国内外の官公庁で重責を担っている人、社会起業家として第一線で活躍する人、海外現地にて国際貢献に携わってきた人やスタートアップ企業の CEO 等、ユニークなバックグラウンドを持つノンビジネスセクターの方々が集まる大学院に成長しています 至善館は修士号を取得できるMBAスクールですが、一般的なMBAスクールの教育アプローチとは似て非なるものを実践しています。海外も含めMBAスクールでは、ビジネスに関する知識やスキル面の習得に重きがおかれていますが、至善館では、「『何のために、誰のために、なぜ』それを成し遂げるのか」、その目的を自らの力で答えを導きだせるリーダーの育成を目指しています。 至善館の講義(例): ー歴史、宗教、哲学、社会学、芸術などのリベラルアーツのカリキュラム ー演劇ワークショップやコーチング手法を用いた内省のセッション ー外国籍の方と一緒に学ぶ、「日本」の歴史と文明のセッション(世界の中の日本) ー海外提携大学の学生と共に学ぶ、「資本主義の未来」のセッション(Future of Capitalism) ー統合経営、パーパス経営の最前線を学ぶセッション and more…. ◆トップリーダー育成プログラム 至善館はまだ新しい大学院ですが、バックグラウンドには、20年間にわたり日本のトップリーダー育成を牽引してきたISLの活動に裏打ちされた、教育機関としての確かな基盤があります。 ISLの活動と組織運営は、日本を代表する財界人、起業家、社会活動家、大学教授、プロフェッショナルなど、約300名の賛同者がともに協働し、活動を推進しています。 👉ISL  http://www.isl.gr.jp/

なぜやるのか

22世紀のビジネスリーダー教育を、ここ日本、そしてアジアから体現する存在へ。 右肩上がりの経済を前提とした大量生産・大量消費モデル。その生産・消費モデルを支えるピラミッド型の組織構造。そしてそのピラミッド型組織を担う、専門知識とアメとムチの管理手法を身につけた機能別スペシャリストや中間管理職たち。こうした20世紀型ビジネススクールが前提とする、ビジネス、経済、社会のあり方が、21世紀に入り、根底から揺らいでいます。 国連SDGsや一般化するESG投資に代表されるように、右肩上がりの経済成長に対する持続可能性への懸念は広く社会で共有されるようになりました。経済社会の成熟に伴う生活者ニーズ・ウォンツの多様化・個別化と、分散型生産技術の進展は、大量生産・大量消費モデルに代わり、ファブ(FAB)社会に象徴されるカスタム少量生産・少量消費モデルの到来をもたらしています。ソーシャルネットワークやシェアリングエコノミーの急速な進展は、企業組織においても、たての関係と組織の枠組みに沿って仕事を管理するピラミッド組織から、部門や組織の壁を超えた個人同士のヨコの繋がりに力点を置くネットワーク型の組織への変容が起きています。 こうした変容の中、組織の中核人材に求められるのも、アメとムチで組織を動かす管理能力ではなく、ポジションや肩書に頼ることなく、共感と信頼をベースに人やチームを動かすリーダーシップ能力へとシフトしています。 さらには、AI、ロボティクス、IoT、ブロックチェーン、ライフサイエンスといった科学技術と、こうした技術革新がもたらすイノベーションが私たちの生活世界を急激に塗り替える中、価値創造の源泉が、知識や資源、市場を独占することや、規模の拡大による経済性を追求することから、新たな知識を生み出す「創造性」と、自らリスクを取り新しい現実を創りだしていく「起業家精神」へとシフトしています。 このように、従来のビジネススクールのMBA教育パラダイムが、21世紀に入っての経済社会の変容の中で陳腐化し、有効性を失う中、私たちは、この問題意識をさらに発展させ、ビジネスリーダー教育の22世紀に向けてのあるべき姿を世界に提示すべく、リーダー教育のトップランナーとして、業界を牽引していきます。

どうやっているのか

広々とした日本橋オフィス&キャンパスはフリーアドレスを導入しています。
多様な年齢、性別、国籍のスタッフが活躍しています。
▷至善館の社風 すべてのスタッフが、「知的好奇心」と「グローバルへのアンテナ」を高くもって仕事に取り組んでいます。ご自身の研究分野や、興味関心を生かしていただくことができる職場です。 大学院としてはスタートアップの要素を強く持ちながらも、これまで培ってきたリベラルアーツ教育のバックボーンがあるため、「古き良き」を大切にする場面もあります。 一般的な「教育機関」に比べると、スタートアップ的なフレキシブルさがあり、スピード感あふれる環境です。一方で、組織の(人数的な)規模感から想像すると、はるかにスケールの大きい仕事を扱うことにビックリされるかもしれません。(入社した社員は、「自分のこれまでの職場とは全然違う!」と口を揃えて言います!) ▷こんな人がはたらいています! 20〜60代まで、年齢/ジェンダー/バックグラウンド/国籍/ライフステージの異なる社員が、多様性をバランスしながら働いている職場です。 バックグラウンドは、元教師、企業の人事、大学職員、ラジオディレクター、営業職、クリエイティブデザイナーなど、さまざまです。 たとえ類似の業界出身者でも、私たちの教育プログラムで扱う内容を完全に網羅している方はいません。入社後1年間は、まずは「すべてを貪欲に吸収する」つもりで、謙虚に学ぶ姿勢のある方がジャンプアップできる職場です。 ▷こんなオフィスです! 日本橋高島屋ビルディング17階。まだ新しいピカピカのビルに、広々としたキャンパスとオフィスを構えています。地下鉄から直結なので雨の日も濡れずに出勤できます&ランチはデパ地下で選ぶ楽しみも。 現在は、オフィス出勤・リモート勤務はバランスよく週半分程度です(新型コロナウィルスの感染状況によってはに完全リモートになることもあります)