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こんにちは! EDUCOMで広報を担当している楢木と申します🌲今回は、私も大好きなEDUCOMのコーポレートロゴ! そのリニューアルプロジェクトについて、プロジェクトメンバーにもインタビューしながらお伝えしていきます🎤✨
私が初めてEDUCOMのコーポレートロゴを見たときは、転職活動中でした。求人票を見たあと、EDUCOMの会社HPでコーポレートロゴを目にして、「明るい」「元気」「爽やか」「親しみやすい」というような印象を受けました。
皆さんはこのロゴを見てどんなイメージを抱きますか?
コーポレートロゴは企業の重要なアイデンティティの一つになりますよね。そんな責任重大プロジェクトがどのように進められたのか、見ていきたいと思います🔍
EDUCOMのコーポレートロゴリニューアルプロジェクト
1989年に創業したEDUCOM。当時は別の社名を名乗っており、組織形態も有限会社でした。
そこから組織変更や合併を経て有限会社エドウェルとなり、現在の株式会社EDUCOMという社名になったのが2011年のことです。その際使用されていたコーポレートロゴは青を基調とし、かわいい顔のモチーフがあしらわれたものでした。
▼「元気な学校づくりをサポート」というスローガンはEDUCOMの根幹!
コーポレートロゴリニューアルの背景
EDUCOMでは2022年の代表取締役交代のタイミングでMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)が策定されました。
ミッションとビジョンは会社のMI(=マインドアイデンティティ)です。社会におけるEDUCOMの役割を明確にし企業理念を統一するため、トップダウンで向かうべき方向が示されました。
そしてバリューは会社のBI(=ビヘイビアアイデンティティ)となります。分かりやすく言うと、行動規範ですね。現場メンバー主導で社員たちの意思がより強く反映されたものとして作られました。
さらにVI(=ビジュアルアイデンティティ)で視覚的にも社内外へEDUCOMらしさを伝えていくため、コーポレートロゴリニューアルプロジェクトが立ち上がり、そのメンバーもまた、社員の中から有志が集まったのです!🔥
社内から集ったプロジェクトメンバー
有志メンバーは多数の応募者の中から選出され、リーダー3名、メンバー12名、そして見守り役としてのオブザーバー3名の総勢18名で構成されました。
それぞれ年次や部署も異なるメンバーが対話を重ね、時には全社を巻き込みながら、制作会社も含め一丸となってコーポレートロゴを作り上げたのです。
プロジェクトのポイント
長年親しまれてきたコーポレートロゴを新たなデザインに変えるというのは、企業として大きな決断です。プロジェクトを進めるにあたり、大切にしたポイントとは何だったのでしょうか。
全社アンケートを実施
EDUCOMのブランドパーソナリティを定めるため、全社にアンケートを実施。ブランドとしての人格、EDUCOMという会社の「キャラクター」を確立するためです。その結果、「親しみやすい」「いきいきした」「元気な」「革新的な」といった項目が上位を占めました。
この結果をもとにプロジェクトメンバーでも議論を重ね、「寄り添った」「先駆的な」「いきいきした」というEDUCOMのありたい姿をブランドパーソナリティとして設定し、ロゴデザインへ反映させていきました。
造形に関しても、最終決定を行う前に全社アンケートを実施し、その結果を踏まえて現在のロゴが選ばれました。
全社員の意向を反映することはどんな決定においても不可能なことではありますが、そんな中でも最大限、現場のメンバーたちの声に耳を傾けて作り上げたコーポレートロゴなのです。
MVVとの整合性
MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)は、EDUCOMが社会において成し遂げたいこと、そして使命や存在意義を表すものです。
EDUCOMのMVVについて、詳しくはぜひ会社HPをご覧ください👀✨
URL:https://sweb.educom.co.jp/swas/index.php?frame=aboutus
それらを体現し、EDUCOMらしさをロゴから感じ取ってもらえるか? 込められた想いを社員が語れるか? 30年後も色あせないか?
1つ1つに意味を考え、コーポレートロゴが作られていきました。
EDUCOMのコーポレートロゴのデザインについて
ではここで改めて、EDUCOMのコーポレートロゴに込められた想いをお伝えしたいと思います。
先述のように全社アンケートも行ったうえでプロジェクトメンバー内でも対話を重ね、EDUCOMが持つブランドとしての人格を「寄り添った」「いきいきした」「先駆的な」と設定しました。それに基づいて決定されたデザインとカラーには、それぞれにコンセプトがあります。
デザインコンセプト
「E」を右肩上がりにしたロゴマークは、EDUCOMが大切にしてきた学校への寄り添いを継承しつつ、子どもの未来にワクワクをとどけるために追求し続ける力強い推進力や先駆的なチャレンジ精神、いきいきと未来に向かう姿を表現しています。
社名のロゴタイプは芯のある力強さや誠実さに加え、丸みをおびた親しみやすさを感じられる書体で表現しています。
カラーコンセプト
4色のカラーは個別でも存在感があり、混ざりあえばどんな色にもなれる。
個を尊重し、ありのままを受け入れるEDUCOMらしさも表現しています。
プロジェクトメンバーの声🎤
ここからは実際にコーポレートロゴのリニューアルプロジェクトに参加したメンバーのうち4名にお話を伺いました! それぞれのメンバーに以下の質問をぶつけていきます🔥
- なぜプロジェクトに立候補したのか
- やってみて大変だったこと、難しかったこと
- やってみて楽しかったこと、やりがいを感じたこと
- プロジェクトメンバーとして特に意識していたこと
- 現在の感覚(現在、コーポレートロゴは社員やお客様にどう受け止められていると感じるかなど)
2005年中途入社・営業部・野尻さん
・なぜプロジェクトに立候補したのか
スタッフがまだ30名程度だったエドウェル時代からEDUCOMの歴史を見てきた一人として、これからのEDUCOMの顔となるロゴを自分たちで作れるプロジェクトが立ち上がり、これは自分こそ参画すべきだと思いました。
・やってみて大変だったこと、難しかったこと
最後の最後までプロジェクトメンバー全員の意見を合わせることはできず、中には納得していないスタッフもいたかもしれないです。そんな中でもプロジェクトリーダーとして最終的な判断を下すことが必要だったため、苦しさもありました。
・やってみて楽しかったこと、やりがいを感じたこと
みんなの会社に対する様々な想いを知ることができる良い機会になりました。
時には意見の違いから感情的になってしまうメンバーもいましたが、最終的にはみんなで一つのロゴを完成させることができました。
・プロジェクトメンバーとして特に意識していたこと
いかにこれまでの想いを引き継ぎながらも新しいEDUCOMの顔を作り上げるか、という「変化」を意識しました。MVVを取り入れられるよう常に意識をしていました。
・現在の感覚
新ロゴがお客様と名刺交換する際の話のネタになって会話が進むこともよくあります。また、「きれいなロゴですね」と言ってもらえたときは非常に嬉しい気持ちになります。
ある時スタッフから「ようやくロゴが好きになることができた」と言われたこともあり、それも印象に残ってます。
これからすべてのスタッフが自分たちのロゴに誇りを持てるよう、日々の業務に取り組んでいきたいです。
2019年中途入社・総務経理部・島さん
・なぜプロジェクトに立候補したのか
「社内外にEDUCOMのファンを増やしたい」という鶴田さん(※コーポレートロゴリニューアルプロジェクトの事務局リーダー)の想いに共感したからです。社内については、「束なった水は岩をも砕く」と言いますが、そんな強いEDUCOMにしていきたい、これからのEDUCOMはこうだよねっていう想いを重ね合わせたいと思っていました。そして社外に対しても「なんかEDUCOMっていいよね」というようなファンや、「なんかEDUCOMが面白くなるかもしれない」という期待感を増やしていける可能性をプロジェクトに感じて、立候補しました。
・やってみて大変だったこと、難しかったこと
ロゴはイメージ。自分の捉えをうまく伝えることも難しいし、受け取り方は様々で、論理では割り切れません。だから、意見が割れたときにすり合わせていく過程がとても難しかったです。短い時間の中で、本当にこれでいいのか、と葛藤しながら、やっていました。
また、リーダーとして決断を迫られた時には、今までの人生でもなかなかないぐらいにドキドキしましたね。
全社発表会に向けて、リーダー3名でロゴに込められた想いを言語化するのにも時間がかかりました。全社アンケート時点で意見が分かれていただけに、「少しでも好きになってくれる人を増やしたい」「今は好きではなくても込められた想いは伝わってほしい」と思って、練りに練りました。
・やってみて楽しかったこと、やりがいを感じたこと
未来視点で見た会社の姿を「EDUCOMさん」と擬人化して、どういうキャラなんだろう? と想像しながらメンバーと話している時間がワクワクしました。
それから、メンバーの皆さんと「これからもEDUCOMが大事にしたいこと」「これからのEDUCOMが大事にしたいこと」を真摯に語り合う時間は熱く、それをイメージに落とし込むことは難しく、だからこそ相手の考えを分かろうとすることが大事で、その難しさと熱中ゆえに、かけがえのない話し合いの時間となりました。
・プロジェクトメンバーとして特に意識していたこと
納得いくまで対話することです。短い話し合いの時間の中で、何とか相手の言っていることを分かろうと必死でした。相手が納得していないかもしれないと感じたときには、別の時間にじっくりと話し合ったりもしました。多少の消化不良はあれど、後悔が残るメンバーが出ないようにしたいと思っていました。
・現在の感覚
今年はEDUCOMのコーポレートロゴをあしらったTシャツを総務課が作ってくれたのですが、とてもお洒落ですし、改めて良いロゴだと受け取ってもらえているのではないかと感じます。
EDUCOMのロゴは4色で構成されていますが、その色それぞれにも込められた想いがあるので、そこも含めて認知してもらえたら嬉しいなと思います。
2009年中途入社・カスタマーサクセス部・弓削さん
・なぜプロジェクトに立候補したのか
入社以来10年以上慣れ親しんできたロゴの変更ということで、エドウェルからEDUCOMへの移り変わりを見て来た一人として伝えられる歴史を伝え、想いを新しいロゴに乗せたいと考え参加しました。
・やってみて大変だったこと、難しかったこと
プロジェクトでの対話を元に様々なロゴ案を出していただきましたが、それぞれ魅力的で個人の好みが出てくる部分もありました。その中で「EDUCOMらしさ」を忘れず「これに決まったらみんなにどう説明するか? できるか? それって納得してもらえるか?」を言語化するのが難しかったです。また、プロジェクトリーダーの一人である野尻さんはお話がとても上手で(スーパー営業マントーク!)、「あれ? そう言われると、私もこっちの意見に寄っちゃうかも……」と自分の想いが揺れ迷いが生じることがあり、自分の原点はなんだっけ? と思いを巡らせる作業が大変でした。
・やってみて楽しかったこと、やりがいを感じたこと
ゆとりをもって打合せ時間を組んでくださったとはいえ、メンバーの意見がなかなかまとまらないこともありました。そんな中、関係各所と調整したうえで生み出していただいた時間で「納得いくまで対話する」ことが楽しかったしやりがいを感じました。
・プロジェクトメンバーとして特に意識していたこと
先の内容と少し重複しますが、「好み」と「EDUCOMらしさ」のバランスを意識していました。この先何十年と会社の顔になるわけですから、社員の顔を思い浮かべ「このロゴの紙袋を持って歩いてるあの後輩たち……」「このロゴが入った名刺を渡しているあの課長」「このロゴがHPに載ってそれを見ているお客さん」などを想像し、どれがEDUCOMらしくワクワクするかを常に考えていました。
・現在の感覚
プロジェクトに携わったメンバは一定期間ロゴに向き合い続けてきたため、社内でのお披露目時にはすでに愛着も湧いており、熱い想いがありました。ただ、いちばん初めの全社アンケート結果からガラッと変わったロゴに最終決定したので、「えー、こんなのになっちゃったの?」という反応が出ないか、温度感の差が心配でした。また、慣れ親しむまでにある程度の期間は必要だと考えていました。
実際には、思っていたよりも早くから「いいね!」という声が聞けたと思います。「看板が設置されたらすごくいいと思った!」「紙袋かわいい」「名刺が明るくなった」などの声を聞くようになり、今では愛されるロゴになっている感覚です。今年総務課が作成してくれたTシャツも、カラフルなロゴが黒地に映えてお気に入りで、毎日着ていました😊
2018年新卒入社・CS(カスタマーサポート)部・吉岡さん
・なぜプロジェクトに立候補したのか
シンプルに、EDUCOMが好きだからだと思います。そしてリニューアル以前のコーポレートロゴも大好きでした。どれくらい好きかと言うと、未使用のロゴ入りのハンカチを社内の複数名から譲ってもらったり、自分用に勝手にEDUCOMロゴでグッズを作ったり……。
自他共に認めるEDUCOMロゴオタクです(笑)そんな愛してやまないEDUCOMのコーポレートロゴが変わると聞いて、「これは何がなんでも参加せねば!」という使命感から立候補しました。
・やってみて大変だったこと、難しかったこと
コーポレートロゴがリニューアルする前に、EDUCOMのMVVの策定がありました。
新ミッションが策定される前は、私はどちらかと言うと「学校を元気に」=「先生方を元気に」と捉えており、主に先生のことばかり考えていました。ですが新しいミッションでは明確に子どもに焦点が当てられていたため発表された当初は戸惑いがあり、自分の中で消化するのに時間がかかりました。
新しく策定するコーポレートロゴは、「今までのEDUCOM像」ではなく「新しいEDUCOM像」を体現するべきだと頭では理解しつつも、まだ新しいMVVを自分の中で消化中のタイミングでのロゴPJ参加だったため、目指すべき軸が自分の中でぶれそうな瞬間があって大変でした。
・やってみて楽しかったこと、やりがいを感じたこと
ロゴデザインを考えるにあたってまずはEDUCOMらしさを言語化するところから始まり、そのワークの中で「泥臭さ」や「愚直さ」といったキーワードが出てきました。
字面だけ見るとちょっとイメージは良くないですが、EDUCOMはどちらかというとスマートさや効率性を追い求めるのではなく、たとえ遠回りだとしても、どこまでも学校や先生に寄り添った最適な答えを探していきたいという熱い気持ちを持った人が多い会社だと思っています。
伴走してくれた制作会社さんから提示されたロゴ案はどれもスタイリッシュでスマートなデザインばかりだったのですが、EDUCOMの「ちょっとかっこ悪いかもしれないけれど汗臭く地道に熱い気持ちを持って取り組んでいるという姿を何とかロゴに込めたい」という想いを、自分だけでなく他のメンバーとも共有できたのはすごく良かったなと思います。
そしてその想いが、4色のうちの赤のカラーコンセプトにしっかりと組み込まれています。短い時間の中ではありましたが、皆と熱く語れた時間は全部やりがいがありました!
・プロジェクトメンバーとして特に意識していたこと
ロゴの意匠に対して、個人的な「好み」を基準にしないように気を付けていました。
自分自身の「好み」どうこうではなく、MVVを掲げた新しいEDUCOMを「ヴィジュアル的」に、EDUCOMをすでに知っている人にもまだ知らない人にも、たくさんの人にもっともっと知ってもらうために、「EDUCOMの目指す世界や想いを載せても耐えうるロゴはどんなロゴか」を考えることが大切だったと思っています。
会社をヴィジュアル的に表現する「器」としてのこのロゴに、どんな想いや未来を載せていきたいかを意識して考えていました。
・現在の感覚
新しいロゴに対して社員それぞれ思うところがあるのは当たり前だと思っています。ロゴの意匠に対して好きか嫌いかではなく、どんな想いや経緯であのロゴに至ったのか、そのストーリーや関わった人すべての人に対して想いを馳せてほしい、そう思って周りの社員に発信をしていました。
その中で同期の一人から「するめロゴだねこれは……噛めば噛むほどどんどんしっくりしていくんだろうなぁ」と言ってもらえた言葉が本当にうれしかったです。それぞれの社員が自分のペースで噛みしめてくれていたらうれしいです。
編集後記
いかがでしたか。これまで10年以上も親しまれてきたコーポレートロゴのデザインをリニューアルすることは、会社としても大きな決断の一つだったことと思います。そんな中、さまざまな想いをもって難しいプロジェクトに挑んだメンバーには尊敬の拍手を送りたいと思います👏✨私も、元気で明るくどっしり構えたEDUCOMのコーポレートロゴが大好きです!
視覚的に会社の人格を表現することは、これからEDUCOMを新しく知ってもらうためにも大切なこと。いまこの記事を読んでいる方にも、少しでも興味を持ってもらい、話を聞きに行こうかなと思ってもらえたら嬉しいです😊Wantedlyからお気軽に採用担当とコンタクトをとってくださいね!