<活動レポート>UIJに参加されている自治体職員さん向けイベント「GIG」を開催!~大阪梅田Blooming Campにて~
こんにちは、Urban Innovation JAPANの高山です。
先日、11月22日にUrban Innovation JAPANとしては、約1年半ぶりの主催イベントを開催しましたので、イベント開催レポートをアップします。
■Urban Innovation JAPANとは
Urban Innovation JAPAN(アーバン イノベーション ジャパン)は、神戸市から生まれた、自治体の課題とスタートアップ・民間企業をマッチングするオープンイノベーション・プラットフォームです。地域・社会・行政課題に詳しい自治体職員と柔軟な発想や優れた技術力を持つ企業が協働し最適な解決策・サービスの検証を行います。UIJは課題解決とビジネスの成長の両立を目指しています。
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どんなイベントだったのか?
今回開催したのは、Urban Innovation JAPANでご支援している自治体の職員の方を対象とした勉強会で、「Government Innovation Gathering」(以下、GIG)と銘打ちました。当日は、全国から8団体14名の自治体職員の方にご参加いただき、パネルディスカッションや座談会などを通して、 活発な意見交換を行うことができました。また、休憩時間にはお菓子をつまみながら、親睦を深めていただきました。
イベント概要
1.Urban Innovation JAPANを振り返る
- データで見るUrban Innovation JAPAN
- 参加企業の声をご紹介
- 優良事例のご紹介
2.各自治体の取り組みと現状の課題発表+パネルディスカッション
3.座談会
会場は、9月にオープンしたばかりのグラングリーン大阪内にあるBlooming Campさんを使わせていただきました。Blooming Campは、”あの”さくらインターネットさんの本社でありながら、『「やりたい」を「できる」に変える』をコンセプトに様々なイベントや場を提供されているスペースで、いま関西で大注目の場所です。
なぜ開催したのか
Urban Innovation JAPANは、2018年神戸で産声を上げてから、2024年度までに、23自治体で実証事業の伴走支援を行ってきました。
複数の自治体さんをご支援していると、同じような課題や悩みを抱えていることがわかってきました。であれば、直接自治体同士で知見を共有することで、実証事業の目的達成や課題解決を促進できるのではないかと思い、2022年から不定期で情報交換の場を提供してきました。
こうした場自体を持続的につくっていきたいという思いはあったものの、なかなか余裕がなく、最後の開催が2023年3月でした。 そこから約1年半ぶりの開催に至ったのは、自治体の職員の皆さまから、ぜひ開催してほしいというご要望をいただいたこともあったのですが、Blooming Campさんの後押しがあったからで、感謝しかありません。
なお、前回開催時は参加者を公開募集しましたが、今回は自治体職員の方々が本音でお話ししやすいように、あえてクローズドでの開催としました。
どんな人が参加したの?
弊社でご支援しているのは、自治体の現場で困っている課題と解決策を持っている企業をマッチングして、技術や手法の実証を行う事業です。解決するのは現場の課題ですが、事業を行う大きな目的があります。大別すると3つに分類されます。
①スタートアップ支援などの産業振興
②DX推進
③公民連携の推進
今回、参加いただいた自治体職員の方は、こうした目的を達成するために、事業立案し運営統括している部署の方々です。
最も多いのは、①産業振興系の自治体で、豊橋市、名古屋市、岡山市、八戸市の4市にご参加いただきました。②DX推進では、山口県、③公民連携は、豊中市にご参加いただきました。
事業実施期間も様々です。最も古くから関わらせていただいているのが豊橋市、名古屋市(2020年〜)で、最も新しいのが八戸市(2024年〜)でした。同じころに始めた自治体同士の抱える悩みを共有したり、先行している自治体が躓いたポイントを聞けたりするのも、こうした集まりならではだと感じています。
Urban Innovation JAPAN側は、各自治体を支援しているプロジェクトマネージャーが参加しました。プロジェクトマネージャーは、どうすれば課題を解決できるのかを自治体の方と一緒になって考え、企業との協働プロジェクト中には、プロジェクトが成功するように、自治体と企業側の間に立って、サポートを行います。
具体的には、自治体から出てきた課題の深堀りを一緒にしたり、課題を解決できそうな企業のマーケティング、自治体と企業のマッチング、会議のファシリテートや実証実験に関するご提案などさまざまなことを行います。私自身もプロジェクトマネージャーとして、自治体の方々と連携させていただいていますが、普段関わりのない自治体の方のお話も伺える機会として、この日を楽しみにしていました。
どんな議論があった?
実証事業は、取りまとめ部署の方が庁内で旗振り役となり、課題の収集や現課との調整などを行っています。各自治体からのプレゼンテーションではそんな旗振り役の職員の方が抱える悩みや他の自治体に聞いてみたいことについても発表いただきました。
プレゼンテーションで発表いただいた悩みや他の自治体に聞いてみたいことについて、3つのテーマに絞って、各自治体職員の方と私たちプロジェクトマネージャーとで座談会形式でディスカッションを実施しました。
自治体のみなさんに決めていただいた3つのテーマグループに分かれて、座談会形式で意見交換をしました!各グループとも、お悩みや課題感について本音でお話しいただくことができたのではないかと思っています。
座談会では、UIJのプロジェクトマネージャーも混ざってお話しさせていただきました!
休憩時間中のUIJプロジェクトマネージャーのひとコマです。自治体のみなさまともお菓子をつまみながら、お話しさせていただきました!
さらに、一緒にチャレンジする仲間を
普段、私たちが活動をする中で、実証実験に取り組む自治体の方からお悩みを伺うことが少なくありません。今回、同じ課題感をお持ちの自治体同士の横の繋がりが出来たことも勉強会の成果だったのではないかと思っています。
ありがたいことに、ご参加者の多くの方から「来年もぜひ開催してほしい!」とお声をいただきましたので、ぜひ来年も開催したいと思っています。
今回のイベントでは、さまざまな自治体職員の方の生の声を伺うことのできる貴重な機会となりました。UIJのスタッフも、地域・社会・行政課題の解決を目指す仲間として取り組んでいきたいという想いがより強くなりました。
最後に、もし、今回の記事を読んでUrban Innovation JAPANのお仕事に興味持っていただいた方がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡ください。「テクノロジー×協働の力」で社会課題の解決に一緒にチャレンジしませんか?
たくさんの方からのご応募、お待ちしております!