チームとは目指すものが同じ集合体/違いがあったらぶつかり、意見の相違を認めながら良い方を選ぶ[社員インタビュー vol.7:藤田勇希さん、武田諭さん]
みなさま、こんにちは!
Classiでは四半期に一回、社内報【times-Classi】を発行しています。
【times-Classi】では、さまざまな社員インタビューを通して、仕事への向き合い方やチームで働く際のtipsをシェアしています。
これまでは社内公開のみでしたが、みなさんにぜひメンバーの仕事への想いやカルチャーについて知っていただきたく、一部インタビューを公開いたします。
第七弾は、プロダクト開発部の藤田さん、武田さんのインタビュー(2022年9月時点)です!
ーClassiにジョインするまでのお話を聞かせてください。
藤田さん(以下、藤田)
新卒でWebコンテンツ配信サービスのエンジニアとして四年間勤め、その後、場所のシェアリングを可能にするプラットフォーム「スペースマーケット」に二年ほど携わりました。「学びたいことを知識として定着させる時間を最適化したい」と考え、Classiへの入社を決めました。
武田さん(以下、武田)
私は教育学部を卒業し、中高英語と小学校二種の教員免許を取得したものの、役者としてしばらく活動し、2013年頃にエンジニアに転向しました。元々のバックグラウンドが教育学部であることや自分の子どもが小学校に入学したことで、公教育をリアルを感じられる事業に関わりたく、Classiに入社しました。
ー学習I(※1)の体制について教えてください。
武田:学習Iのサブチームで、私は学習トレーニング、藤田さんはWebテストを担当しています。今は、それぞれチームごとに機能を持っていますが、最終的には「学習I全体のやるべきリスト」をどのチームが担当しても良い状態を目指しています。
藤田:あとは、チームは一緒に仕事をする集合体であり、そこに機能を固定化させたくないという思いがあるので、機能名をチーム名に入れないようにしています。例えば、今学習トレーニングに取り組んでいるのは「ぞうさんチーム」であって、「学習トレーニングチーム」ではないという意識ですね。
※1:「学習I」とはClassiのプロダクトチームの1つです。
生徒自身が目標に向けて学ぶ(=ラーニングサイクル)ための学習機能を担当しているチームです。
ーどのような想いから、その体制を目指すのですか?
藤田:私は、「領域」は「目指すものが同じ集合体」であるべきだと思います。ラーニング領域は、ラーニングサイクルを通して学びを活性化させるというビジョンがあり、それを叶えるhowとしてWebテストなどの機能があります。今自分が担当している機能は、ラーニングをハックしていく過程の「点」でしかない訳です。そのような大きな視点を持って、領域の核にメンバー全員で向かうために必要な体制だと思っています。
武田:機能に基づいたチームだと、機能の枠組み内で出来ることに止まり、リソース効率を意識した行動が取られます。そうするとサイロ化が進み、知識は外に出ず、中で起きていることがわからなくなります。これを、「同じ目的を持つチーム」にすることで、学習効率をあげて領域全体でより良いアウトプットを生み出せると考えています。
ー今の体制内で、お二人の役割はどのようなものですか?
武田:2人ともUnitリーダー(※2)なので、メンバーの目標設定や壁打ちなどを行っています。それ以外にも、藤田さんと私は組織運営にも積極的に関わっています。
藤田:ラーニング領域に対する宿題が出た時に、「領域」としての回答が必要ですが、サブチームで分かれているが故、どのチームが責任を持つのか不明確なものが出てきます。その問題に対し、Unitリーダーや領域責任者が先導するラーニング領域全体の会議体を設けるなど、領域内のコミュニケーションをスムーズにすべくアクションしています。
※2:エンジニアの所属する開発本部では、ユニット制度を運用中です。(1ユニット最大5名のチーム)
その中でお互いの成長を支援したり業務のサポートをしたりしています。
ーご自身の役割を果たすために、意識していることを教えてください。
藤田:私は自分が最前線に立つよりも、メンバーの阻害要因を取り除き、生き生きと働いてもらえる土台を整えるのが得意と感じています。そのためにメンバーの状態にアンテナをはり、will・can・must のバランスを見ながら物事を進めることを意識しています。この仕事は、自分が体力・余力を失うと難しいので、プレーヤーとしてタスクを抱え込みすぎないように気をつけています。
武田:ベースとして、私自身が楽しく仕事をしたいし、自分が楽しいとみんなも楽しいはずと思っていて(笑)、自分が楽しく仕事するために、一緒に仕事をしている人が何を大事にしているのかを考えることが、人より多いかもしれません。
ー実際の業務とミッションをどのように結びつけていますか?
武田:領域(学習I)責任者の高野さんを信頼しているので、領域目標はミッションと繋がっていると信じています。ただそれだけではなく、学習Ⅰの領域目標をさらに噛み砕き、チームがミッションをより自分ごとにして取り掛かることができるよう、高野さんと話して進めました。これは、メンバーと目標について話していた時に、「チームで同じ目標を追いかけたい」という提言があったことがきっかけです。
ーお二人の考える良いチームとは、どんなチームですか。
藤田:成功の再現性があるチームだと思います。運用するプロダクトや関わるプロジェクトが変わっても、プロセスの振り返りと改善を積み重ねて、繰り返し、成功できるチームが理想です。
それには、why/what を軸に、how をメンバーが自律的に生み出す必要があると思います。
武田:私は価値実現までのリードタイムの短さが大切だと考えています。例えば、ソフトウェアに携わる立場でも、紙の方が価値実現が早いと判断したらそちらを選択できる、そんなチームは強いと思います。あとは、必要なぶつかりあいを避けないチームですね。違いがあったらぶつかり、意見の相違を認めながら良い方を選ぶ、このスタンスで対人リスクを避けないことが重要だと考えています。
ー5年後、子どもたちの学びはどうなってると思いますか?またそこにどのように携わりたいですか?
藤田:アプローチ方法やツールは増えても、私の考える「実現したいことを実現する手段」という学びの本質は変わらないかなと思います。その本質を考えた上で、Classiで何を提供できるかを考えていかねばならないと思っています。
武田:個人的には、個別最適化がもっと進む気がします。子どもがワクワクしながら、目的を実現するための手段を見つけていく、その手段の一つにClassiを選んでもらえたら嬉しいですね。
藤田:子どもが将来まで見据えて選択することは難しいと思うので、カリキュラムなどで最低限のサポートはしつつ、子どもが自分で必要性を判断・選択して学ぶことができる、その両面があると良いですね。私は物事のフレームワークを考えることが好きなので、子育てが社会的に最適化されて、全子どもが幸せになれるフレームワークをいつか考え出したいです!
今後も社員インタビューを発信していきますので、ぜひチェックしてみてください!