※画像はCINが誇る当事者意識クイーン、人事総務のナイトウです。
CINのCREDOを独断と偏見で解説するシリーズ、第二弾は『当事者意識』です。
当事者意識って、社会に出るまで聞いたことなかった。正直にいえば31歳で転職したネットベンチャーに入社するまで聞いたことなかった。つまり生まれて31年間は当事者意識というものを意識したことも持ったこともありませんでした。でも、立派に生きていけたわけです。
なんだ、じゃあいらないんじゃない、そんなもん。
最初に『当事者意識』云々で説教されたとき、思ったものです。いま考えると31歳で説教されるってなかなかコクのある話だなーっておもうんですが、驚くべきことにその会社でぼくは45歳で退職するまでずーっと説教され続けてきました。どういうこと?
まあ、それはいいとして。
あいかわらず当事者意識とか主体性という言葉の意味がよくわかっていないぼくでしたが、ある日、フロアの電球が切れていたのですが誰も気づかない(あるいはみんな無視していた?あるいは暇だったのがオレだけ?)のが気になって、ぼくが勝手に総務の倉庫から電球持ってきて交換したんです。
その作業をしていたとき、ふたりの異なる事業部の責任者が横を通りがかります。
ある事業責任者は「ハヤカワさん!そんな仕事はあなたがやることじゃない。総務に言って代えさせてください」と言いました。
一方、時間をおいてやってきたもうひとりの事業責任者は「ハヤカワさん、ありがとうございます。さすが個人経営の居酒屋の店長経験者は違いますね」と言いました。
確かにぼくはその会社に、制作部門の責任者候補として入社したわけで、そのミッションの中に「電球を替える」という仕事は入ってません。だからどっちの言ってることにも一理あるんですが、当事者意識ってなんだっけ?というモヤモヤへの答えは後者の言葉でスッキリしました。
当事者意識=ジブンゴト。
あれ以来、廊下やエレベータホールに紙くずとか落ちてると、率先して拾う癖がつきました。おかげで気分がいいです。気になることが減るってだけでストレスもなくなるし、なにより自分の会社、自分のオフィスだからキレイにつかうのって当たり前だよね、という意識になります。
みなさんも当事者意識を持って仕事や生活に向き合うと、誰かに言われてやるのではない、自分のための人生が歩めるかもしれませんよ。