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渋谷のベンチャーでは朝礼問題をどう捉えているのか?

突然ですがみなさんの会社では朝礼やってますか?

最近のネット系ベンチャーとかだと「朝礼…やってないよそんなもの」という会社もあるかもしれません。特にテックが強い系だと朝礼なんて非生産的だし非効率だし…と全面的に「非」をつけられて現場エンジニアから却下、という憂き目にあいそう。

一方で営業色が強い会社だと「押忍!一日のはじまりは全社員一堂に会して挨拶をビシッとすることからと相場が決まっております!朝から腹の底からデカイ声を上げることでボイスセラピーにもなるし、気合も入ろうもんでごわす!」という空気に抗えず、胃腸の弱いバックオフィス系の社員も青白い顔しながら無理やり朝礼に参加し、三日に一度の頻度で貧血で倒れるというルーティンを確立させているのでは?

まあ、朝礼の良し悪しはいろいろありますよね。個人的には完全に中立の考えで、なくてもいいし、あったらあったで積極的に参加するほうです。

で、弊社の朝礼はどんなかんじかと申しますと…

東京オフィスの全社員が集まるのは週に一度だけ。月曜日にフロアに輪になって行ないます。内容は挨拶と経営理念の唱和、ビジョンの唱和、そして業務連絡。ここで特筆したいのが挨拶です。CINでは「おはようございます」を三回繰り返します。これ、実はきちんと意味があって。

一回目の「おはようございます!」は仲間に向けて…

二回目の「おはようございます!」は顧客に向けて…

三回目の「おはようございます!」は社会に向けて…

発せられているものなんですね。ほら、昔から近江商人の経営哲学に『三方よし』というのがあるじゃないですか。売り手と買い手が満足するのは当たり前で、その商いを通じて世間に貢献してはじめて良い商売と言える、というアレ。あれと同じ発想です。

ぼくはこの三回繰り返す挨拶、結構、気に入っているんですね。自分たちだけでなく、お客様だけでもなく、広く社会に向けて感謝の気持ちを込めて「おはようございます!」と伝える。そこには「先週もありがとうございました、今週もどうかよろしくお願いします」というビジネスパーソンとしての想いが込められているような気がして…とかっていうとヤングからは「またまたおっさんは昭和チックな話を…」と思うかもしれませんがうるさいです。

案外、商売の神様って、きちんと見てるもんだと思いますよ。

またこんど別の機会では事業部別の朝礼をご紹介いたします!
おたのしみに!

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