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お客さまの「これが欲しい」をめざして、アイデアを形にする(メンバー紹介)

プロフィール

石平 光樹(エンジニア)

2022年入社。平安伸銅工業のさまざまな構造設計に携わるエンジニア。
趣味は会社周辺の美味しいランチ開拓とものづくり、最近購入した3Dプリンターが相棒。

平安伸銅工業との出会いについて教えてください。

学生の頃からものづくりが好きで、前職は企業向けに金属加工をしている会社で、開発と設計を担当していました。
仕事をする中で、お客様の手に直接届いて喜んでもらえるようなものも作りたいなと考え、いろいろ会社を探してる中で平安伸銅工業に出会ったんです。
自分が好きなものづくりもできて、お客様向けの商品も作れるということに魅力を感じました。

現在の業務内容を教えてください

企画からお客様の手に届く直前まで、商品づくりの全体を担当しています。

例えば、企画担当者から「こんな商品を作りたい」という企画が降りてきたら、どんな素材で、どんな形状でつくるかを考えて、図面に起こします。
ある程度の形ができたら、量産化する工場へ見積もりを出し、実際に商品化するかを会議で決定します。

商品化が決まったら、詳細な図面を設計して工場に発注。
出来上がったものに不具合がないかを確認して、販売のゴーサインを出すまでが仕事です。

担当する商品によってかかる期間はそれぞれ違います。
なので、同じ商品開発のメンバーでも、1年で5種類くらいを開発する方もいれば、20、30種類開発する方もいます。同時並行で進めるアイテム数も人によって様々です。

ものづくりにおいて「平安伸銅工業ならではだな」と思うところはありますか?

いろんな人に相談しやすく、「ちょっとこれ見てください」と気軽に声をかけやすいところですね。
企業によっては、他の部署の人は別のフロアや違う営業所にいたりして、相談するのもひと手間ですが、ここではワンフロアに人が集まっていたり、連絡ツールを用いてオンラインで気軽に話しかけられるんです。

この商品はどうやって陳列するのか、だったら、こういう梱包にした方がいいねと営業担当と話したり、こういう特性をPRしたいねとマーケティング担当と相談したり、物を見ながら立ち話のように相談できるのがいいなと思います。

開発業務は、どうしても作業に没頭して自分の主観ばかりになってしまいがちなので、自分がいいと思ったものでも、色々な人から意見をもらうことを大事にしています。
この前、キッチンの収納用品を担当したのですが、僕自身は家であまり料理をしないので、どんな機能があれば役に立つか、実際にキッチンによく立つメンバーからも意見を貰いました。
忖度のない意見をもらいながら開発できたのですごくありがたかったです。

試作品を触っていると「これ何?どうやって使うの?」と声をかけてくれるメンバーもいます。
発売前から部署関係なくいろんなメンバーが自分の会社で扱う商品に興味を持ってくれているのも嬉しいですね。

仕事の中でやりがいを感じるのはどんな時ですか

企画をもらってから「どういう構造にして、どんな材質で作ろう」と考えるのが一番ワクワクします。
「市場に無いヘイアンならではの機能をつけたい」「こういう機能があればお客様が喜んでくれるのでは」というアイデアを考えて具現化していくのが楽しいです。

ラブリコの「浮かせる家具ブラケット」は私が初めてメインで担当した商品なのですが、この商品は、このパーツで木材を設置した上に棚などを作っていくので、設置のしやすさや安全性を確保するために構造を試行錯誤して、1年近くかけて開発しました。
この会社で一番最初に担当したものなので、得られた経験や形になった時の感動も大きかったです。


あとは、開発担当はなかなかお客様と直接お話するタイミングがないのですが、発売後に営業やSNSの担当から「これすごく売れてますよ」とか「この人がSNSでめっちゃ絶賛していました!」という話を聞くのも嬉しいですね。
実際に自分の作った商品が市場に出回ってお客様が喜んでくれているというのを実感するとやりがいを感じます。

今、業務の中で挑戦していることを教えてください、

先回りの提案ができる開発者になりたいなと思っています。
平安伸銅工業の商品は汎用性が高くいろんな使い方ができるので、発売してから「こんな使い方はできますか?」と聞かれることがあるのですが、想定していない使い方は安全性が担保できないので断らざるを得ないこともあるんです。

企画から降りてきたものをそのまま形にすれば、開発者の仕事としては一応成り立つかもしれません。
でも、それは面白くないし、開発者としてもユーザー目線に立てていないと思っています。
「この商品なら、お客様はこんな使い方をしたくなるんじゃないか。」
「だったら、こういう構造にできないか。こういう機能もつけられるんじゃないか。」
と、お客様の気持ちになって、商品開発の提案ができるようになりたいです。
そのためには、素材、構造などあらゆる知識をもっと身に着けたいなと思います。

あと、これはいつも意識していることなんですが
「自分も一人のユーザーとして、欲しいと思えるモノを作る。自分が欲しくないものは世に出さない」
というのはこれからも心がけたいです。自分が自信をもって薦められないものは、お客様も魅力に感じていただけないと思うので。

最後に、あなたにとっての「私らしい暮らし」とはなんですか?

プライベートでも、物の構造を考えるのが好きですね。
週休2日で仕事をしていますが、週5日考えて2日まるまる何も考えない訳ではなく、街中を歩いててもつい商品パッケージや新商品の構造や流行が気になったり、情報を探してしまいます。
なんだかんだ、ものづくりが自分の生きる軸になっている、みたいな。

そういえば最近プライベート用に3Dプリンターを買ったんですよ。

え、3Dプリンターをご自身で購入されたんですか?

3Dプリンターを持っている開発メンバーから話を聞いて、前から気になってたんです。
「うちの商品開発には関係ないけれど、これおもしろいんじゃない?」
という構造を思いついたときに、形にしてみたいなとずっと思っていたんですよね。
アイデアは鮮度が大事なので、すぐに実行できる環境ができればいいなと考えていました。
趣味の領域ですが、これも会社でより良い商品を作るきっかけになったらいいなと思っています。

このストーリーが気になったら、遊びに来てみませんか?
メンバーのアイディアを積極的に採用!私らしい暮らしを応援する日用品メーカー
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